英語読書日記 by angel

読んだ洋書の記録です。冊数は原書を読んだ冊数で、Graded Readers等は記録に入れてません。今の目標は500冊です。一緒に英語読書楽しみましょう!

Author: Robert Galbraith (J.K.Rolling )
Category: Mystery & Suspence
Length:  592pages /

Total recommends:
★★★★
Difficulty: 
★★★★★
Story:
★★★★☆
Can't-sleep-degree:★★★★★

Romance-packed-degree:★☆☆☆☆
Mystery-packed-degree:★★★★★


2015年英語読書日記 No.59(耳読書No.42)323冊目  

a bloody gripping story と、聞きながら何度つぶやいたかしれません。がんばって2巻もよんでよかったざんす。ここだけの話ですが、このシリーズの語り口は実はあんまり好みではなかったりもするんですが、ドキドキハラハラしました。うまいです。 サスペンス度満載。

今度のターゲットはなんと主人公コムラン・ストライクの探偵事務所で働く、アシスタントのロビン。のっけから犯人の視点が出てきます。「秘書が」と何度も出てきて、「ああ、ロビンか」とわかる作りです。

ある日コムランの事務所にロビンあての宅急便が届く。ロビンが封を開けてみると、そこに入っていたのは、

女性の切断された足だった。

コムランがアフガニスタンで失ったのと同じ右足。(でしたっけ?左?いや右だったと思います)

犯人はコムランに恨みを持つ人物。彼の弱点を知ってかロビンをターゲットに狙い始めます。

先ほども書いたように、視点が犯人のもので始まり、コムラン、ロビンと大きく3つのパターンで話が進むのですが、脂が乗り切ったような感があります。「次どうなるのー?」で場面がバンッと変わってついつい読み進みます。

1巻から徐々に距離を縮めあうコムランとロビン。そこも今回は目玉となります。

今回は2巻でもそうでしたが、さらにロビンに焦点が当てられているので面白さが増しました。

ロビンを狙って犯人がせまるんですが、ニアミスになったりと何度も何度もハラハラさせる場面があります。これは面白い。

これは1巻から順に読まないと面白みがないので、1巻から読むことをお勧めします。

英語もJ.K.Rollingですので、とことん隅々まで書ききるような粘りを感じるのは私だけでしょうか。男性のようなダイナミックさもあります。でも描写は細かい。この大人向けの作品は、表現も難しめだと思いました。ハリー・ポッターも、特に後半になると、簡単だとは思っていない私ですが、これはさらに凝っています。

会話文が多いのと、サスペンスなので、難しいですが、つい読み進むのがすごいですねえ。

これはaudibleが入手可能だったので、耳で聞きましたが、このシリーズのアナウンスはうまいです。女性のロビンの声も違和感がない。(男性が女性を演じるとちょっと居心地が悪い私です。)

さて、次はやっと2015年最後の1冊です。本来は目読書で半分ほど進んでいたんですが、間に合わずに、年越しして読み終わったので、たまたま手に入ったaudibleできりよく60冊としました。読み終わってずいぶん経ってしまいました。やっぱりすぐに書かないとね。

更新していないにも関わらず、毎日来てくださる人がいらっしゃる。ありがたいです。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

Author: Tracy Rees
Category: Historical Fiction
Length:  576pages /15hrs and 46mins

Total recommends:
★★★☆
Difficulty: 
★☆☆☆
Story:
★★★★☆
Can't-sleep-degree:★★★★☆

Romance-packed-degree:★★☆☆☆
Mystery-packed-degree:★★★★★


2015年英語読書日記 No.58(目読書No.15)322冊目  

audibleのサイトでお勧めでいつも出てくる作品をちょっと聞いてみました。ビクトリア時代の孤児の女性のお話ですが、「あしながおじさん(実際にはあしながお姉さん)」ビクトリア朝編といった感じです。

ビクトリア女王の時代にこんなことありえないだろうけど、そんなことはどうでもいいのよという勢いで楽しく聞けました。ロマンチックで、秘密がひとつずつ明かされていく進み方はついつい聞き進むので、ヒストリカルフィクションで甘めのものがお好きならこれはうってつけです。

イギリスのある地方の名士の一人娘が8歳の時に雪の中で置き去りにされた赤ちゃんを見つけます。彼女はその赤ちゃんを自分のお気に入りのお人形の名前と雪からAmy Snowと名前を付けて自分の屋敷で引き取ってもらうことに。でも、領主の両親は孤児のAmyを忌み嫌います。

なんかちょっとロマンチックな魔法なしのハリポタ7巻?に似ているような。手紙で指示される手がかりをもとに少しずつ謎を解いていくAmy Snow。あ、分霊箱とか、悪い魔法使いとかは出てきませんがね。Snowというのも、聞いたことがあるような(笑)

謎が最後に明らかにされていくので、設定はとってもとってもおもしろいんですが、しっくりこない部分もありました。謎が明かされても全部はすっきりしないという感覚もあって、★一つ減らしました。

英語はこういうヒストリカルものは読みやすいと思います。俗語も少ないので英語ネイティブスピーカーでない人にはけっこうとっつきやすいのではないかといろいろ読んで思っています。これはビクトリア時代のお話だけど、実在の人物を扱っていないし、(多分)どこまでもフィクションなのでさらに読みやすい感じ。

こういうのはストレス解消になって、私はとっても楽しかったです。

後で見てみたら、日本アマゾンでKindleなら破格の値段というのもお得感がありましね。私はアメリカアマゾンのaudibleなのであんなに安くはなかったけど。

ヒストリカルフィクションは大好きなんですが、あまりにロマンスすぎず、あまりにエロチックでないものを求めると案外見つけるのが難しい時もあります。読んでみないとわかりませんものね。

ということで、2015年度のものもあと残すことろ2冊。なかなか書けないなあ(涙)なんとかガンバリマス。仕事も始まりますしね。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

Author: Robert Galbraith ( J.K.Rolling )
Category: Mystery
Length:  465 pages 

Total recommends:
★★☆☆
Difficulty: 
★★★★
Story:
★★★☆☆
Can't-sleep-degree:★★☆☆☆

Romance-packed-degree:☆☆☆☆☆
Mystery-packed-degree:★★★☆☆


2015年英語読書日記 No.57(目読書No.14)321冊目   

この本を読み始めた理由は、実はこの続編3巻がかなり面白いと聞いたからです。1巻はコチラ
 英語学習をしている人で知らない人のほうが少ない作家、J.K.Rollingが有名すぎる名前を隠して挑んだミステリー。名前を明かしたとたんベストセラーになった作品です。

同じ私立探偵コムラン・ストライクのシリーズ第二弾が今回の作品です。1巻もなかなか物語を把握するのが難しかったんですが、2巻はさらに難しかったです。"Harry Potter"シリーズで1巻から徐々に難しくなっていく過程がさらに上がった感じです。大人向けの小説は容赦がない。

2巻もまたまた殺人事件なんですが、今回はあるマイナーな小説家の失踪事件。奥さんがコムランに行方を探すように依頼します。

1巻ほどの謎解きの巧妙さは感じられませんでした。犯人じゃないか?と思われる人物が続々と登場して、混乱しました。どの人も犯人っぽい。

でも、2巻を抜かすと、主人公のコムランと秘書のロビンとのやり取りが大事な軸でもあるのでよまずには済まされません。どちらかというと、犯人捜しを利用してこの二人の動きを注意して見ていた自分がいました(笑)

私はこの主人公にあまり肩入れできないんですが、やっぱりさすがのベストセラー作者。人間関係を描くのがなかなか周到だなあと思いました。独特の味があります。コムランの元カノが(実際に本人は登場しないものの)けっこう無理やり何度もでてきたり、秘書ロビンとフィアンセのマシューとの関係にもかなり焦点があてられていて、なんだか事件が脇におかれている印象も受けました。

事件がちょっと異常犯罪なのと、被害者が作家だったので、その作品の比喩もフツーな描写じゃありません。そこは好きでないところの一つ。どろどろも書くのがうまいと言えばうまい。

それから、作家、出版業界のことについて登場人物に語らせるとことは、ちょっと興味深かったです。作家ってそうなんだみたいな。

今回の新しい登場人物はコムランの義理の弟アル。ちょっとセレブだけど、人の好さそうな描き方でした。

英語は話が迷走気味で、それが持ち味だとはわかっているものの、それが一層難しく感じたところもありました。難易度は★4かなともおもったんですが、4,5ぐらいな感じで5にしときました。会話の部分はなかなか生き生きしています。女性作家がこんなにハードボイルドな感じをだせるのもすごいんでないの?と思いながら読んでる自分がいました。

これで心おきなく3巻に。ってこれ書いてる時点で3巻も読み終わってるんですがね。読書日記が追いつきません。

さて、今年の本は残り3冊。ガンバリマス。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

Author: Celeste Ng
Category: Fiction
Length:  304pages 

Total recommends:
★★★☆
Difficulty: 
★★☆☆
Story:
★★★★☆
Can't-sleep-degree:★★★☆☆

Romance-packed-degree:☆☆☆☆☆
Mystery-packed-degree:★★★☆☆


2015年英語読書日記 No.56(耳読書No.41)320冊目   

これは、今年読んだ中で「苦しい系」ナンバー1の座に輝く作品でした。この表紙もかなり意味深です。これは読んでいる間「ああ苦しい」と思いながらだったんですが、この苦しさを味合わせてくれながら、最後まで読んでしまうというところにすごさがあるのではなかろうかと思いました。暗さもマックス。

でも読んでよかったです。心の叫びを味わうことでまた自分の中に層をなすような疑似体験を得ることができました。いただいた作品で、聞き始めたときに最後まで行けるかなあとさえ思ったんですが、読み終わらないと苦しいままなのでこういう結末でも知れてよかったと思いました。

中国人の移民の息子ジェイムス、ある私立学校に両親が用務員として雇われたことから、その学校に通うことになりハーバード大学を出て大学で教鞭をとっていた。はじめての大学の授業を受けていたマリリン。両親が離婚して母と二人暮らしをしながら、いつか医者になる夢を抱いて入学した矢先だった。当時にしては珍しかった中国系アメリカ人に惹かれた白人のマリリン。二人は結婚して、ジェイムスを雇ってくれた大学のあるオハイオに引っ越した。

生まれてきた子供たちも10代になり、大学進学の決まった兄、優秀で母のお気に入りの長女、年の離れた末の娘。しかし、ある日のこと、長女が忽然と姿を消した。そこから今まで見えないふりをしていた傷口が開いていく。人種差別、家族関係。誰もが抱くだろう悩みのその奥の深く深く入り込んだ、悲しみにメスを入れるような問題作。

長女が行方不明になる冒頭から、ずしりと何かが肩にのったような感覚に襲われます。人種差別が一番のテーマで、父親のジェイムスが味わう差別は、同じアジア人である私たちにはすごく理解ができると思います。白人の母との間に生まれた子供たちも、結局周りとは溶け込めないまま。結局は白人至上主義なのだということを突き付けられます。表面だけが平等を装い、そうでない社会。

そしてそのひずみから生まれる子供への極度の期待。子供を押しつぶしてしまうほどの抑圧感です。その描き方もありそうで怖いと思わせるうまさです。我が家はいわゆる「お受験」を経験しているので、思わず自分は子供を抑圧していないかと思ってしまいました。

そういう自分の中の感情を沸き立たせるような作品はやっぱりなかなかないです。心の中をのぞいているよう。

けがはそのうち治るもの、でも心の傷は見えないだけに癒える日は見えない。この作品は行方不明になった家族の中心である長女リディアがいなくなることで、ぽっかりあいた穴からそれぞれの心の血が噴き出した形です。

心の叫びの先に見えるものは。家族に光が届くことを願って読み続けました。

ここまで苦しい感じは久しぶり。

全然違う話ですが、これに近い苦しみ。
私は原作を読んで、心が苦しくなって、いまだ映画が観れません。ひたひたと漂う哀しさをずっと引っ張り続けるのはなかなかできない。アジア系作者ならではなのでしょうか。でもその雰囲気を保ち続けて読ませるのはやはりすごいのではないかと思いました。

英語は家族がテーマなのでとっつきやすいです。だからと言って、登場人物が少ないわけではなく、視点が家族それぞれに飛ぶので、難易度は★3つにしときました。

たまにはこういうものを読んで心を満たすことも必要かなと思いました。いつも登場人物皆がハッピーなハッピーエンドとは限らない。人生は甘いも辛いもあるんだということを感じさせてくれる作品となりました。

ああ、読書っていいですねえ。

ちょっとがんばって更新するようになると、読者がちょっとは増えてるような気がします。わかる範囲で読書日記とかを探そうとしてもなかなかないので、地味なりに同じような趣味をお持ちの方々の拠り所にになってくれないかなあなんても思います。英語読書日記にしてはがんばってるほう?宣伝もしてませんしね。

さて、次はきっと日本では知らない人はいないかもというベストセラー作家のミステリー。というか、この名前自体は知名度は高くないですが。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

Category: Thriller
Length:  422pages / 10hrs and 34mins

Total recommends:
★★★★
Difficulty: 
☆☆☆
Story:
★★★★☆
Can't-sleep-degree:★★★★☆

Romance-packed-degree:☆☆☆☆☆
Mystery-packed-degree:★★★★☆


2015年英語読書日記 No.55(耳読書No.40)319冊目   

最近、続きが出るたびに読んでるミステリースリラーです。これは超ページターナー。今年はけっこうミステリーにも挑戦しているような。主人公の女刑事が、悲しい過去を抱えながらも、敢然と悪と戦う(たいていサイコな悪者)お話で、読了感が案外いいのが売り物だと思います。ノンストップスリラーというのも読むとうなずけます。

今回の事件は二人の少女誘拐事件。しかも被害者の母親は、Kimの幼馴染。(Kimは思っていないけど)その母親が彼女を是非担当にと指名してきた形です。

とにかく女刑事Kimはんがかっこいいです。この主人公の描き方が人気の一つだと思います。他者を受け入れれないと本人は思って行動しているんですが、いつの間にかいろんな人間を救っている。実は殻の中に人一倍人間らしいバルナブルな心が宿っているという設定です。鋭くクールな横顔に見え隠れする弱者への果てしないやさしさがにじみ出るのがなんとも言えない魅力だと私は思って読んでいます。今回は10歳ぐらいの女の子たちが被害者なので余計にそれが前面に出てきます。そこにホロッときます。

それから、登場する人間の暗の部分を描くのも上手です。旬な言葉を使うならダークサイドですな。でもさらっとしてる感じもする。これは多読にはもってこいな気がします。著者は1作目からハイスピードで続編を出すし、なぜか値段も安いので、新作でも買えます。(主婦にはこういうのが大事なのだ)新作が出たときにaudibleがなかったので、その時目で読んでる次に読もうと思っていたら、audibleが発売されていた。やったあ。

私はこのナレーションも好きなんです。英語は速めだけど、主人公Kimのイメージにけっこうあってます。子供の声色も男性の声色もすごくうまい。引き込まれます。で、もちろんイギリス英語なのでね。舞台がたしかブラックカントリーというところ。バーミンガムに近いです。いろんな英語がけっこう飛び交って、私はそれを聴くのも楽しみにしています。犯人のぞっとするような冷たさや、残酷さ、変質さの声色も超うまい。半面Kimはんの犯人に決して屈しない熱さを表現する声色も大好きです。

このナレーションになれたのかどうかはよくわからないんですが、1作目の印象からすると、ずいぶん聞きやすく感じました。1作目に比べたらちょっとは速度が落ちてるのかも。どうかなあ。

1作目はこれ、
Kimはんが颯爽と登場します。施設で何年も前に埋められた少女の死体が何体も出てくるおぞましいプロローグ。バイクに乗ったKimが事件を解決していきます。

2作目はこれ、
今度はKimのライバル登場?超天才の女医が挑んできます。Kimはんがんばれー。

3作目なので、加害者、被害者以外はおなじみのキャラが登場するんですが、それもなかなかいい感じ。それに巻を重ねるごとに話の運びもけっこうテンポが良くなっている感じも受けます。それはアマゾンでも他の読者の人も書いてたような。

英語は聴くのにはちょっと速めだとは思いますが、読む分には難しい方ではないと思います。話に乗ったらあっという間に読んじゃう類の本なので多読向けだと思いました。犯人知りたいし、どんでん返しや意外な結末がちゃんと用意されてますからね。

最後の最後まで気の抜けないノンストップスリラー。冬休みにいかがですか?あ、ちょっとサイコです。それが大丈夫なら超おすすめ。

やっと読書日記にたどり着けたと思ったら、読み終わったもの、聞き終わったものがまた増えてるので、なんだか追いかけっこしてるようです。書くと読む時間がなくなって、読むと書く時間が無くなるみたいな。なにしてんだか。

次は心が痛くなる、ポイニャン系マックスのお話です。ズシーンときました。

今年は60冊読めたらと思ってたんですが、今で58冊です。仕事も今までで一番多くて、試験を受けながらだったので、結構大変でしたが、なんとかなった。59冊目を聴き始めて、目で読むほうが間に合うかなあという感じです。年末はバタバタしますしね。でもきりもいいので60冊行きたいです。ほんとは本だけ読んでたいなあ(涙)

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

Author: John Green
Category: Young Adult

Length:  256 pages /  7
 hours and 11 minutes

Total recommends:
★★★☆
Difficulty: 
☆☆☆
Story:
★★★☆☆
Can't-sleep-degree:★★☆☆☆

Romance-packed-degree:★★☆☆☆
Mystery-packed-degree:★★★☆☆


2015年英語読書日記 No.54(耳読書No.39)318冊目   

ヤングアダルトです。アメリカのティーンに人気のジョン・グリーン。バックボーンがしっかりしている感じで文学のようなミステリーのような、なおかつ時代を超えたクールさも感じられる作家さんじゃないかなと思います。

これはタイトルを読んで、「"Paper Towns”はニューヨークらへんだったけど、これはアラスカかあ」と読み始めて仰天。わはは、全くの見当違いでこれまた面白かった。ネタバレはやめときます。

主人公はどの小説もそうですが、高校生です。違う州からフロリダの寄宿制の学校に入学してきた主人公が、出会いと別れを通して味わう青春を描いています。ちょっと前の設定なのは、やっぱり著者の青春時代を重ねながら書いているのかなとも思いながら聞きました。

どの作品もただのヤングアダルトではない、この人の作品。この作品は特にその要素が強いです。私は順番を前後して代表作3作を読みましたが、これが一番凹凸があると思いました。研ぎ澄まされた感じ。ドラマチックさもこれが一番強いと思いました。

この本ではいろんな人のquote(引用文)を使うんですが、それが特徴の一つかもしれません。ここで使われているのは、「死に際の一言」そう、小説のテーマは「死」です。

英語は難しくないけど、簡単じゃないヤングアダルトの典型です。英語はアメリカ英語の男性のナレーションで聴きやすかったです。

この人の作品は毎年映画化されているんですが、御多分に漏れず、コレも来年映画化決定で、今制作中です。
アメリカでは来年6月に公開されるそうです。これもヒットするだろうなあ。トレイラーはまだみたいです。

だんだん読書日記が追いついてきました!嬉しい。

次はイギリス発ノンストップミステリーです。今気に入っているシリーズの一つ。ページーターナーです。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

Author: Emma Donoghue
Category: Fiction

Length:  417pages /  
10 hours and 46 minutes

Total recommends:
★★★★ 
Difficulty: 
★☆☆☆☆
Story:
★★★★★
Can't-sleep-degree:
★★★★★
Romance-packed-degree:☆☆☆☆☆
Mystery-packed-degree:★★★☆☆


2015年英語読書日記 No.53(耳読書No.38)317冊目   

映画化されたものもなかなか素晴らしいと聞いて、はじめて重い腰を上げた作品です。

読んで(聴いて)みて唖然。

これはなんで今まで読んでなかったんだろう。と後悔さえした作品になりました。これはすごい。もうただ、呆然と聞き進むのみ。家事をしながら、途中手を止めて聴いている自分もいました。

没頭しました。

読めなかった理由は、あらすじでもう読むのが怖くなったからです。虐待もの。ある女性が誘拐されて犯人に何年も監禁されて、その挙句子供を産む。子供と二人屋根裏に閉じ込められた世界に住んでいるので、

Roomというタイトルです。

しかし、賞の候補になっただけあって、衝撃作でもあるし、これはマストだったかもと思いました。

被害者である母親の描き方もうまかったです。そして息子ジャックの無垢さとけなげさ。世界が「Room」だけの少年が目の前で展開される新しい世界に必死で対応しようとする姿、少年を守ろうとする母の姿に心打たれます。

少年の目を通して語らえるので、英語はかなり読みやすいです。久々の★一つの難易度にしました。しかもかなり重い内容なはずなのに、止まらないすごさがありました。

まだよんでらっしゃなければ、是非。

audibleだと、ナレーションが少年です。いままで聞いた中で一番かわいいナレーション。5歳の子供の声が主なんですが、ほとんど子供の声。あまりにかわいい声で語られる内容とのギャップに唖然としながらも、夢中で読めちゃいます。audibleで聴いてその良さが生かされている作品の一つではないかと思いました。

audibleが超おすすめ。役柄で声優が変わるので、ドラマを聴いている雰囲気です。

映画のトレイラーはこちら。

トレイラー初めてみましたが、短いバージョン貼っておきます。これは見たい。どこかで賞もとっていると聞きました。地味にいいのが好きだったりもする。髪の毛長いけど、少年です。そういう設定。

原作と違う部分(家の感じとか)はあるけど、なかなかイメージ通りです。

さて、次はええっと、ヤングアダルトです。これも頂き物を聴きました。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

Author: Rainbow Rowell
Category: Young Adult 

Length:  336pages / 9 hours


Total recommends:
★★★☆ 
Difficulty: 
★☆☆☆☆
Story:
★★★☆☆
Can't-sleep-degree:
★★★☆☆
Romance-packed-degree:★★★★★ 
Mystery-packed-degree:★☆☆☆☆


2015年英語読書日記 No.52(耳読書No.37)316冊目   

これはいただきもののaudibleです。新作も話題になってたし、読みやすそうだなと以前から思っていたので、聴いてみることに。ヤングアダルトですが、80年代、いわゆる今のティーンの親の世代の人がティーンだったころのお話です。だから大人も読める感じ。

とにかく「ザ・恋愛小説」まっしぐらでした。コリン・フーバーをもっと爽やかにした感じもあります。 母親が韓国人、父親がアメリカ人の子供であるパークと、赤毛でふっくらした転校生エレノア。転校してきた初日のバスで座る場所がなかったエレノア。見かねたパークが「ここに座れ」と自分の横に無理やり座らせます。それが二人の出会いとなります。

16歳の新鮮な恋愛感情をこれでもかと描いていくんですが、ほんとにピュア。エレノアの家庭環境は、父親が浮気し離婚した母は年下の男性と再婚するものの。その義父がまたひどい人物。貧乏に耐えながら、学校でもひどいいじめに遭います。 

一方韓国人を母に持つパークは周りの友人たちとは違う自分にコンプレックスを持っていて、裕福な生活をしているものの、 孤独な毎日を過ごしていました。(でもどうもかなりイケメンな感じです)

そんな二人が出会って磁石でもあるかのようにひかれあっていきます。とてもドラマチック。 その部分がすごく丁寧に描かれていて、「ああティーンの恋愛って感じよねえ」としばしピュアなドキドキする恋の世界に浸りました。 

昔を懐かしむ気分で読める小説です。ティーンにもすごく人気があるようです。 

大昔に見た映画「White Palace」(邦題「ぼくの美しい人だから」)をふと思い出しました。あ、古すぎ?(汗)ジェイムズ・スペイダーとスーザン・サランドン(死刑反対で有名な女優さんです)の一応恋愛映画です。ちょっと違うか。でも人種の違い、クラスの違い(案外ある)とかを描くのはアメリカならではのテーマですね。原作も読んだ覚えが。

ティーン向けですが、ちょっと濃いなあとおもながら、怒涛のドラマでクライマックスに入り、最後はとってもあっさりした終わり方。うまいです。

映画化もあるかもという噂もあるようです。

英語はティーン向けで、語彙も難しくないと思います。ジョン・グリーンよりさらに読みやすいので多読にも多聴にもその短さでなかなか読了しやすいと思います。ただ、かなり不浄後(キスやら、いろいろー)はありますー。

さて、次は発売当時、どうしても手にできなかった問題作、映画化されたのを機に読んでみました。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。 

Author: Kate Morton
Category: Dual time ( Mystery )

Length:  608pages / 
21 hrs and 24 mins

Total recommends:
★★★★ 
Difficulty: 
★★★☆ 
Story:
★★★★
Can't-sleep-degree:
★★★☆☆
Romance-packed-degree:★★☆ 
Mystery-packed-degree:
★★★★☆

2015年英語読書日記 No.51(耳読書No.36)315冊目   

久々のケイト・モートン。この著者の作品は全部制覇していて(多分)今は作品が出るたびに読んでいます。今回はほぼ同時にaudibleも発売したので、そちらで挑戦。ちょっと語彙が難しめの作家さんですが、長いのでやっぱり耳で聞いたほうが速く読み終わります。それに会員の私にとってはそのほうが安いというのもあります。最近新作高くって手が出ません。audibleを先行予約して、21時間もあるのに、発売日から聞き始めて6日で聴き終わってしましました。書くのが随分後になってますね。忙しくて追いついてないです。

この人の作品はデュアルタイムであることと、表現力の豊かさにも特徴があると思うのですが、それにもう一つ面白くしているのが、

ミステリー仕立てだということです。この作品は他の作品よりもミステリー色が濃いです。あ、ちょっと長いのが玉に瑕ですがね。

でも語彙も長さも全然気にならなかったです。ケイトワールドにどっぷりつかりました。

舞台はコーンウォール。1933年のある夏の日、たくさんの客でにぎわう屋敷で、屋敷の主の1歳の一人息子が忽然と姿を消した。行方不明になったまま、一家はロンドンの家に行ってしまい戻らなくなった。

70年後の現在、仕事の休暇を取って祖父の家に滞在していた刑事のセイディが、犬の散歩中に廃墟と化した屋敷に遭遇し、70年前の事件を知る。未解決の事件に興味をもったセイディは独自に事件を調べ始める。まず連絡をとろうと試みたのが、当時を知る数少ない人物で、行方不明になった赤ちゃんと15歳離れた姉である有名なミステリー作家のアリスだった。

赤ちゃんは死んだのか、遺体はどこにあるのか。70年前の真相が徐々に明らかになっていく。

イギリスの田舎に静かに佇むお屋敷、過去に埋もれた真実。この人の定番なんですが、最初からワクワク。そして今回は熟した感があって、次々と話が展開します。それも一筋縄ではいかなくて、誤解もからめて、いろんな謎がひも解かれていきます。

相変わらずやっぱり複雑な意図が巧妙に織り込まれています。でもこれが一番軽さもあるかもしれません。テンポも上がった感じです。意外などんでん返しも私は途中でわかりましたが、それでもいいのよケイトちゃん。とにかく読みたくてあっというまに終わっちゃいました。

この人の作品で一番好きなのがこれ、何度も紹介しています。
これが彼女の作品の中で初めて読んだものですが、kindleでもなく、まだ1級を合格したてで読んで、辞書を片手に寝る間も惜しんで読みました。後で見たら5日で読んでました。衝撃的でした。あまりに感動してブログで紹介されていた有名な渡辺さんにお礼メールを送ったほどです。著者ご本人にファンレター書けばよかった。いまだのこの作品は全部読んだ英語読書の中でもランキングに入るほどです。

著者の作品の中で、これの次に今回の作品が好きです。理由は簡単。

子供がテーマだからです。子供をめぐるお話をこの人が書くと、それはもう何重にも巻いたような、しかもさりげない、じわじわと湧いてくるような母の愛情を感じるからです。その場だけでなく、あとからもじわっときます。

英語はこれだけaudibleなので、比較のしようがないですが、ナレーションがオーストラリア人で、すごく聞きやすいです。ケイト・モートンの他の作品や、”The Husband's Secret"のリアイン・モリアーティの作品も読んでます。いろんな方言も演じ分けていてすごく聞きやすいので、ストレスがありませんでした。

語彙はやっぱり難しめであることは否めないのと、あっさりした感じもあるけど、内容が濃い、人によっては「ここまで細かくなくても」と思う人もいるかもしれません。非常に緻密なところもあります。景色の描写、人物の掘り下げもとことん書ききる感じです。でもやらしさもないんですよね。上手いなあと思います。

お気に入りの作家の作品。また来年か再来年までさようならです。

次はヤングアダルト。頂いたものを聴いてみました。なんとか今年中に今年のものに追いつきたいです。頑張るぞー。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。


Author: Josephine Tey
Category: Mytery (based on history)

Length:  224pages

Total recommends:
★★☆☆ 
Difficulty: 
★★★☆ 
Story:
★★★☆
Can't-sleep-degree:
★★☆☆☆
Romance-packed-degree:☆☆☆ 
Mystery-packed-degree:
★★★☆☆

2015年英語読書日記 No.50(目読書No.13)314冊目   

これは完全に自分の趣味で読みました。もともとプランタジネット朝の話はこのところのマイブームなので、リチャード三世を扱っていると聞いて、即ダウンロードしました。教えてくださったお友達に感謝です。

しかし、プランタジネットを扱っているとはいえ、舞台は現代で(というかもう60年以上前)、主人公は刑事さん。骨折して入院する羽目になった刑事さんが、あまりにも暇な毎日の入院生活で、たまたま目にしたリチャード3世の肖像画を見てあることに気が付きます。

「この王は稀代の極悪王として有名だけど、この人相は決して悪人ではない」

リチャード3世は兄王が急逝した後、甥である跡継ぎの息子たちをロンドン塔に監禁し、人知れず彼らを殺したということで有名でした。ボズワースの戦いで、赤薔薇率いるランカスター家の末裔ヘンリー7世と戦って、殺された人物です。

「歴史は勝者によって作られる」ということを実際に、ミステリーを解明するように解いていくお話です。

これは、もともとばら戦争や、それにまつわる人物の相関がわかっていないとわかりにくいかもしれません。でも、私はすでによく知っているので、逆に新鮮さがありませんでした。残念。

何も知らずに読んだらかなり興奮したかも。当時はこの「リチャード3世は悪王ではなく、実は善王だった」という仮説はかなりセンセーショナルだったようです。ヘンリー8世のワルを押しのけてなぜ悪なのか、ほんと、歴史は作られているんだなあと思いました。

お話も 1951年のものなので、かなり堅い印象です。

英語もやっぱりかなり堅い感じでした。言い回しも今の小説とは違う印象です。だからちょっと難しめレベルかなあと思いながら読みました。語彙が難しいというか、聞きなれないものも多かったです。ストーリーが追えないほどではないです。

リチャード3世の骨が数年前発見されて、また注目を浴びたこの王様。この間ちゃんとお葬式もしてもらっていましたね。ニュースで聞きました。ヨークに行くと、なぜかMonk barの中にリチャード3世の小さな博物館があります。前回訪れたときに中に入りたかったんですが、子供が興味を示してくれず、いけませんでした。行けばよかった。

左がYorkのMonk barで、中に蝋人形が入り口にあります。
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これを見てまた子供が行きたがっています。今度はいつ行けるかなあ。

確かこれを読みかけで、試験前に突入したような。ですので、1日で読めるだろうとたかをくくっていた割に時間がかかりました。読む時間が確保できませんでした。短い、イコール簡単とは言えないものの例かも。イアン・マキューアンのようですね。

さて次はいつも新作が出るたびに飛びつく作家さんです。今回は初めてaudibleで聴きました。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。


Author: Robert Masello
Category: Occult

Length:  338pages / 11hrs and 7 mins

Total recommends:★★★★☆
Difficulty: 
★★☆☆ 
Story:
★★★☆
Can't-sleep-degree:
★★☆☆☆
Romance-packed-degree:★★☆☆ 
Mystery-packed-degree:
★★★★☆

2015年英語読書日記 No.49(耳読書No.35)313冊目   

同じジャンルばっかり読んでると、たまに飽きてくるので、こうやって違うジャンルを読んだりしています。インディー・ジョーンズや、マイケル・クライントンとかも好きだったりするので、たまには超常現象ものも。たまたま見つけたこれ、非常に高評価だったのと、audibleがあったので、聞いてみました。

話は第二次世界大戦中が舞台です。歴史的事実と、オカルトを混ぜて無理やりそうくるか、みたいなところに面白さがあるみたいで、まるで映画でした。まあ、こういうのもあり。映像にしたら面白くなるか、駄作になるかの二つに分かれそうな危うさもあります。

エジプトの有史以前のオカルト現象と、ナチスドイツを絡め、さらにアインシュタインの相対性理論がどうやって出来上がったというところまでを描くフィクションです。あくまでフィクションですが、エンタメとしては面白いです。

この物語、そのアインシュタインが主な登場人物で登場します。近代史の登場人物が出てくると、ちょっと違和感があります。中世の歴史上の人物なら全然大丈夫なんですが、写真があって、言動を見聞きしたことがある人はちょっとこそばゆい感じですね。

でも、フィクションとはいえ、当時のアインシュタインの生活を垣間見るようで、そこは面白かったです。

映画「ハムナムトラ」な感じもややあります。でもあんなにスケールは大きくなくて、主な舞台はほとんどアメリカです。

主人公は戦争で負傷した、若き大学教授と、エジプト人の父とイギリス人の母を持ち、古代の秘法の秘密を発見した美貌の考古学者。二人の出会いとロマンスも描かれています。

男性作家なので、ロマンスに関しては女性読者から見るとちょっと物足りないですが、いろんな要素が入っていて楽しめる作品とも言えます。

英語は男性のアメリカ英語のナレーションで400ページ台で11時間なので、ゆっくり目なほうだと思います。前回のDon't Let Me Goが300ページ台で同じぐらいなのを考えるとやっぱりゆっくりだとわかります。アドベンチャーものやオカルトが好きな人にはとっつきやすいと思います。

がんばって連日UP。一つ追いついた。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。
 


Author: Catherine Ryan Hyde 
Category: Fiction

Length:  432pages /
11 hrs and 17 mins

Total recommends: 
★★★★★
Difficulty: 
★★☆☆ 
Story:
★★★
Can't-sleep-degree:
★★★☆☆
Romance-packed-degree:★☆☆☆ 
Mystery-packed-degree:
☆☆☆☆

2015年英語読書日記 No.48(耳読書No.34)312冊目  

 映画「Pay Forward」の原作者として有名な著者です。この人の作品は以前に1作読んだことがあったので、また読んでみたいなと思っていました。地味だけど、アマゾンでの評価はすごく高いです。audibleになったものもあるんですが、見つけたときは制限がかかっていて日本には販売してくれませんでした。これもそんな作品の一つで、発売してからしばらくしてaudibleが日本からも購入可能になったのを見つけたのでダウンロードしました。

読んで(聴いて)よかったー。心温まるお話です。これはお勧め

10歳のグレースはいつも独りぼっち。ママは薬物中毒から抜け出せなくて、何日も寝て過ごしてる。だからグレースはいつもアパートの外で座っている。

そこに同じアパートのビリーが出てきた。彼は元ダンサーで、今は家からほとんど出ることができない。12年間、宅配で買い物を済ませて引きこもっている。でも、毎日座っているグレースがどうしても気になって。

「なぜ毎日そこにいるんだい」
「誰かが私のことを気づいてくれるのを待っていたの」

同じアパートに住む隣人たちが10歳のグレースのために奮闘するお話なんですが、それぞれの登場人物がそれぞれの事情と気持ちをもって、グレースをなんとか施設や里親制度の手に渡らないように協力しあいます。引きこもりの男性、移民の若者、夫に先立たれて一人暮らしの老婦人。グレースに心を寄せた同じく同じアパートの独身女性ウェイレインが中心になってグレースを守ろうとします。

なんだかこの世界に迷い込んで、物語が終わってほしくない気分にさせてくれるお話でした。

人間は捨てたもんじゃないんだよ。と著者が物語を通して語っているよう。でもそのメッセージも押し付けではなくて、登場人物たちは、時に苦しみ、笑い、一生懸命生きている。それを通して小さな勇気が湧くようなお話。

地味でもこういうお話が好きです。社会の隅でひっそりと生きている人たちも、その人生を懸命に生きている。どの人生でも平等なんだと思わせてくれるようなオーラに包まれます。

サスペンスや怒涛のドラマに疲れたら、是非これを手に取ってみてください。これも「ああ、どうなるんだろう?」とちょっとハラハラもするけど、すべてがハッピーエンドじゃないけど、だからこそ心に沁み込んでくるものがあると思います。

ああ、物語っていいですねえ。

読書日記がどんどんたまって追いつかない(汗)記憶のあるうちに書かないと。でも書いてるうちに思い出すもんですね。なんとか追いつきたいです。

読んでいただきありがとうございました。

 お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

Author: Paula McLain 
Category: Historical fiction

Length:  384pages 

Total recommends: 
★★★
Difficulty: 
★★☆☆ 
Story:
★★★☆
Can't-sleep-degree:
★★☆☆☆
Romance-packed-degree:★★☆ 
Mystery-packed-degree:
☆☆☆☆

2015年英語読書日記 No.47(耳読書No.33)311冊目 

これは実在の女性を描いた作品です。アフリカのケニアで育ったあるイギリス人女性の半生。1900年代初めに、競馬の馬の調教師、騎手として活躍し、飛行機乗りとしても活躍した彼女。そんな女性が当時いたんだとびっくりしますね。エドワード王の時代です。

描写がすごくよくて、ドラマを見ているような感じでした。登場するキャラクターもしっかりと書き込んであって、自分の中で俳優さん達が動いて演技しているのを頭に浮かべながら聞きました。私はこの時代前後の話や映画に親しみを感じているので、まったく違和感ありませんでした。これは映画化されるかもと思わせるような設定です。

しかし、びっくりしたと書きましたが、時代の先を行き過ぎていたために、こういう人生を送ったんだなあと思わざるを得ない強い女性です。

実在の女性のお話なので、作家の人の想像を膨らませて書いているにしても、作りばなしのようには響かないうまさがありました。

この作家はこのお話で注目されたみたいです。
私はこれは読んでいないんですが、今回のCircling the Sunはアフリカが舞台だと聞いて、

ポチッとしました。ケニアが舞台で時代としては、同じぐらいの時代設定のこの作品を思い出しました。
これはロンドンとケニアだったと思います。大英帝国が繁栄の陰りがそろそろ見え隠れする時期。アフリカ開拓に必死になっている時でもあります。

当時イギリス人がケニアにこれほどの社会を作って生活していたんだと、改めて知れて興味深かったです。

面白かったのは、実在したイギリスのロイヤルファミリーも登場したことです。主人公と仲良くなった皇太子。

このThe Circling the Sunのヒロインは他のヒロインとまた違います。強さの後ろにすごく陰りがあります。読者がそうあってほしいという像というよりは、時に苦しみ、あきらめ、時に理不尽なこともし、好きなことを突き詰めて行く。当時は相当、はたから勝手な人物にきっと映っただろうけど、実在の自分だからゆえにその陰りが感じられたのではないかとも思いました。

作者があとがきに少しこの女性について語っている部分もありました。私は初めてそこでこのヒロインが実在の人物だと知りました。で物語がすごく腑に落ちました。

読んでからしばらくたつので、なかなか言葉が出てこないですねえ。書いているうちに物語が映像とともに出てきました。暑い暑い国の物語。

読書日記がたまっています。すこしずつ書き始めたらまた読んでくださる人が少し出てきて嬉しいです。

次は心温まるキュートはヒューマンドラマです。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

Author: Rosamund Lupton
Category: Mystery 

Length:  352 pages 

Total recommends: 
★★★
Difficulty: 
★★☆☆ 
Story:
★★★
Can't-sleep-degree:
★★☆☆ 
Romance-packed-degree:☆☆☆☆ 
Mystery-packed-degree:
★★☆ 

2015年英語読書日記 No.46(目読書No.12)310冊目 

この著者の作品はいままでこれ以外に2冊読みました。この作家も好きです。どれも女性が主人公のミステリー仕立てですが、どれも母と子に焦点が置かれています。ミステリーというよりフィクションのジャンルともとれます。自分は女性で、子供がいるので、母と子の話に惹かれます。あらすじの最初だけ書きますね。

アラスカの自然を撮り続けるカメラマンの夫が現地で行方不明になってしまった。取るものもとりあえず小さな娘を連れてイギリスからアラスカに向かった主人公。娘は耳が不自由で、片時も離すことはできない。現地は猛吹雪で、捜索も困難な状態。そこで起こっていたことは、アラスカで暮らす現地の人々の謎の集団死亡だった。死体はすべて火災で焼かれてその中に夫がいるのかわからない。

しかし、妻は夫の死亡を認めず、警察を頼らず娘と二人夫を探しに吹雪の嵐の中へと旅立った。果たして夫は生きているのか。

アラスカという舞台がまず気に入りました。それにタイトルもいい。そして小学生の娘が「無音の世界」で生きている。アラスカの星空、自然、雪と音のない世界という掛け合わせ、そしてミステリー。このお話も白い息が見えるような感じです。自然と常に向かい合わせなので、淡々として透明感もある。こういうのは好きです。

謎が出てきてそれが徐々に明らかになるのも面白かったです。ミステリー単体として見るなら物足りないかもしれないけど、夫婦、親子の絆を描いてあるので、私にはたくさんの殺人事件が起こって残酷よりもこちらのほうが好みでもあります。

何と言っても私が好きなのは、少女の視点で語られるシーンが好きでした。1つの舞台で、淡々ともしているので、単調になりがちなところを、語り部をかえることで、飽きがこないです。謎の解き方もなかなかおもしろかったです。

英語は会話文も多いし、舞台が自然の中で、登場人物も少ないので、語り手が母親と娘の交互に替わるのにさえ慣れれば難しいほうではないと思います。語彙は簡単じゃない語も出てきますが、名詞が多いので辞書機能がついていればそれほど苦にならないとも思いました。ページも352ページと長くないのもいいと思います。

この著者はデビュー作で一躍有名になりました。これ、
これはラストまで不気味さもあってなかなかでした。これも寒さが見える感じです。

その次はこれ、
これは幽体離脱もの。いやホント(笑)これは夏のお盆時期って感じですかね。

作品を追うにしたがって、鋭さから柔らかさも出ているような気もします。英語が簡単とも言い難いですが、いったん物語に入ることができれば、知的さも、抑えたエモーショナルな面もあって面白い作品たちだと思います。

今年はなかなか目で読める時間を確保しにくいので、隙間で聴いて行く耳読書が中心です。この作品はaudibleがなかったので、目で読みました。目ではそうたくさんは読めてないんですが、来年はもう少し読みたいなあと思っています。どうなるかなあ。

このところはaudibleがあればそのほうが早いので、audibleで聴くことが多くなってきました。3:1の割合で耳で聴くことが多い。時間と目の疲れもあります。紙ベースのマスマーケット物は安くても絶対手に取らなくなりました(笑)でもまだ規制があって、audible自体があっても手に入らないものもあります。TPPで緩和されたらそれもなくなるのかしら。

もう、ずいぶん前から気が付いてるんですが、耳で聞くほうが楽な自分もいます。これも膨大な慣れなのかなあと自分では思っています。今年はすでに30作以上耳で聞いてますしね。今年は耳だけできりよく50作品いくかなあ。いや、無理はやめときます。時々超大作もいれてるし。そうやって自分の首は締めないほうがいい(笑)他のことしながらだとちょっと苦しいですしね。

本だけ読める環境に憧れる私です。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。


Author: Susan Meissner
Category: Dual time ( Historical story ) 

Length:  352 pages / 9hrs and 57mins 

Total recommends: 
★★★
Difficulty: 
★★☆☆ 
Story:
★★★
Can't-sleep-degree:
★★
Romance-packed-degree:
★★☆☆ 
Mystery-packed-degree:
★★☆☆ 

2015年英語読書日記 No.45(耳読書No.32)309冊目

もともとこの作家さんはお気に入りです。ちょっと堅さと教訓めいた感じは自分の好みにピッタリまではいかないものの、いつも安心して選べる作家さんの一人です。しかも、デュアルタイム。現代と過去にヒロインがいてその過程を描くスタイルです。

偶然あらすじを見て、これは読まずには(聴かずには)いられなくなりました。

ヒロインの一人が歴史上の人物。

Lady Jane Greyだったからです。この人は「九日間の女王」という名前でも有名。イギリス史のテューダー朝のなかで唯一私の興味を引いたのはこの人。ロンドンのナショナルギャラリーに彼女の処刑シーンを描いた有名な絵があります。そこでしばしひとりたたずんで眺めたことを思い出しました。
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20代のころ、すごく興味を持ったんですが、日本ではあまり資料がありませんでした。イギリスに行ったときに関連の本を探したけど、探せずじまいでした。それに英語力もそこまでなかった。今はそのあと出された小説を持っています。

この人はヘンリー8世の妹を祖母に持ちます。グレイという名前でもわかるんですが、ドラマ化もされた”White Queen"の主人公エリザベス・ウッドヴィルの血を父方、母方両方から受け継いでいます。グレイの名前はエリザベス・ウッドヴィルがエドワード4世と結構する前の夫のもので、その息子の一人がジェーンの先祖に当たります。繋がってて面白いと思うのは私だけかな(笑)家系図を見て楽しんでるのも私ぐらいか・・・。

有名なヘンリー8世が亡くなった後、王国は混乱します。跡継ぎのエドワード6世は病弱。長女のメアリーはカソリックなので、エドワードに何かあれば、英国国教会の存亡が危ぶまれます。エドワードとメアリーの姉妹であったエリザベス(のちのエリザベス女王)はその当時は処刑された母(アン・ブーリン)を持つ身で、結婚が無効とされていたので、あてにされていませんでした。そこで、担ぎ出されたのがこのジェーン・グレイ。プロテスタントで、かなり由緒正しい王家の一員。王位継承の順位は低かったものの、エドワード6世がなくなる時に彼女を次の玉座にと遺言をのこした(側近に説得された)ので、王の死後、急に即位が決まったのでした。

しかし、エドワードの姉のメアリーがそれを覆したたため、9日間だけの在位でロンドン塔に送られ、処刑されることになります。夫の野心の犠牲になったとも言われています。あ、いかん。またミニレクチャーっぽくなってきた(汗)

そのジェーンのはかない、成就することのなかった愛を描きながら、メアリー女王に処刑されるまでの様子を刻々と語られていきます。

それと並行して、現代でアンティークショップを開く40代の女性ジェーンが、ひょんなことから16世紀の古い指輪を手に入れます。ここはあくまでフィクションなんですが、ジェーン・グレイのものではないかというところが接点です。現代のジェーンは息子が大学に(確かデューク大学だったかな)進学し、家を離れたところに、優秀な医者である夫から急に「別居したい」と申しだされていた状況。

時代を超えた二人の心の葛藤を描いていきます。

私は何といっても過去の場面が好きです。現代の舞台も、ニューヨークやロードアイランド当たりでとっても素敵なんですが、イギリス史が好きなのでね。

悲劇の人として有名なんですが、それを同じようにとらえて書いてもらえるとなかなか嬉しかったです。まるで歴史の目撃者になったよう。

これを聞き終えたのは9月なので、ずいぶん日がたってしまいました。本も読みたい、聞きたい、ブログも書きたい、でも仕事もあるし、それに伴って趣味以外の英語の勉強も並行していたので、なかなか書けませんでした。つらかったなあ。

まだ、落ち着いたとは言えませんが、今年もあとわずか、また読書日記徐々に再開したいと思っています。細々と書いていますが、こんなブログでも毎日訪れてくださる方もいらっしゃいます。感謝です。

ああ、物語っていいですねえ。心を人生を潤わせてくれます。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

Author: Hazel Gaynor
Category: Dual time ( Historical story) 

Length:  384 pages / 9hrs and 41mins 

Total recommends: 
★★★
Difficulty: 
★★☆☆ 
Story:
★★★★★
Can't-sleep-degree:
★★
Romance-packed-degree:
★★★
Mystery-packed-degree:
★★☆☆ 

2015年英語読書日記 No.44(耳読書No.31)308冊目

タイタニックで生き残った女性が残してくれた、形のないプレゼント

これはずっとアマゾンのwish list に入れてました。表紙で見るからにタイタニックのお話だとわかるので、どうしようか悩んでいたんですが、評価もすごく高い。私は映画「タイタニック」を映画館でお尻痛くなりながら見たんですが、たくさんの人が死ぬ運命にあるのがわかっているので、あの映画も何度も見たいと思わないです。でもこのところまた「次何聴こう?」となってました。

この間audibleでバーゲンがありました。1クレジットで2つ買えたので、もともとwishlistに入れていたものを見つけて買いました。でもそのうちの1作品はヤングアダルトで、最初の1時間きいて返品しました。結局もったいないことしました。実はもう一つの作品ももう聞き終わったんですが、気分があまりよくなる作品じゃないので裏読書にしました。こういうこともけっこうあります。夏にも一冊裏読書にしましたね。今回のものはサスペンススリラーでページーターナーはありましたが、読書日記書きたいとも思わないと、聞き終わったときに思っちゃったので。あ、冊数の累計損するけどいいや。

そういうときはwishlist頼み。皆さんの評価を再度読んでやはりなかなかよさそうなのでポチッとしました。

で、聞いてよかったです。

主人公は二人。私の好きなデュアルタイムストーリーです。

学でジャーナリズムを勉強していたグレイス。教授に文才を認められ、将来を嘱望されていた。しかし突然最愛の父親が亡くなり、大学を休学して母を支える日々だった。父の死からしばらくたったグレイスの誕生日に、ひいおばあさんのマギーが彼女につぶやく、
「あなたには才能がある、いままで誰にも語らなかった私の過去を書いてほしい。あなたの誕生日は私がタイタニックで生き残った日」といままで誰にも語らなかった過去を語り始めた。アイルランドで両親を亡くした17歳のマギーはアメリカのシカゴに移民したおばに連れられてタイタニックに乗ってアメリカに渡ることに。大好きな男性を残して。


過去のタイタニックが舞台の時は、映画「タイタニック」で垣間見た船内の様子がババッと浮かびます。あの映画と違ってヒロインが3等クラスに乗っています。で一等クラスとの恋物語ではありません。あんな風にドラマっちくな恋の展開ではなく、もっともっとじわじわくるものがあります。だから、映画の映像は物語を理解するのに助けてくれたけど、私はこちらの物語のほうが好きです。地味だけど、マギーの気持ちがひしひしと伝わってきました。

もう会うこともないだろうアイルランドに残してきた恋人シェーマス。彼が託してくれた14通の手紙。その手紙はアメリカにつくまで毎日1通ずつ読むように言われて4通目まで読んだところで船が座礁して沈んでしまい、混乱の中行方が分からなくなってしまいます。残りの手紙に書かれた内容は永遠にわからない。私が一番惹かれたのはマギーとシェーマスの純粋な愛でした。せつなさマックスです。

前半はあまり感動もなかったんですが、後半から急に物語が動き出します。

タイタニックの悲惨な事故。

沈むまでの様子を刻一刻と描いていくので、もう目が(耳が)離せませんでした。3等にいたマギーがどうやって奇跡的に助かったのかを彼女の日記とともに追っていくひ孫のグレイス。まるで自分が一緒に船内にいる気分でした。

ひ孫のグレイスはマギーのタイタニックの話をたどるうちにだんだんと変化していきます。それがデュアルタイムのいいところ。過去からたくさんの贈り物を与えられていることを悟ったとき、人は自分が自ら動き出すことで人生は進むんだと現代の主人公たちが気が付く。それを一緒に体感することは私たちに対しても与えられる贈り物のようです。

この話が大好きになったのは上の要素だけではありません。是非読んで最後に心温まってほしいです。苦しさを乗り越えて優しさを手にしたおばあちゃんの人生。

ああ、物語っていいですねえ。これはストンと今年のベストテンに入りました。

ちょっと忙しくてなかなか更新できませんでした。いよいよ読書の秋ですね。これからはもうちょっと読書の時間を増やせたらなあと思っている私です。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

Author: Philippa Gregory
Category: Historical Fiction

Length:   624 pages /24hrs and 10mins

Total recommends: 
★★★
Difficulty: 
★★☆☆ 
Story:
★★★
Can't-sleep-degree:
★★☆☆
Romance-packed-degree:
☆☆☆☆
Mystery-packed-degree:
★★☆☆ 

2015年英語読書日記 No.43(耳読書No.30)307冊目

圧巻!教科書に出てこない本物のヘンリー8世像を描く、イギリス薔薇戦争の「カズンズワーシリーズ」シリーズ最終話


ヘンリー8世の絵が表紙だったので読むつもりはなかったこの本です。しかしアマゾンのコメントで「Cousins' War 」最終章を飾るにふさわしい」とどなたかが書いていたのを読んで、飛びつきました。

プランタジネット朝にばら戦争というのが起こるんですが、いわゆる内輪もめ。王権を争って兄弟、従妹がどろどろの覇権争いに突入します。で、従妹同士の戦争から「Cousins' War 」(いとこ戦争)と呼ばれています。薔薇は紋章で、白薔薇がヨーク家を表し、赤薔薇がランカスター家を表しています。

このばら戦争の終結は敵同士のランカスター家の末裔であるヘンリー7世とヨーク家の王の娘エリザベスの結婚によって両家が結ばれその子供が王家を継ぐことで終結を迎えます。

その息子の一人がかの有名なヘンリー8世。6人の妻のうち二人を断頭台に送り、カソリックと断絶して英国国教会を作り、恐怖政治を強いた王です。父王の家名からテューダー朝と呼ばれています。娘は有名なエリザベス女王ですね。この作品では赤ちゃんで登場。それより姉のメアリーに焦点が当てられています。

非常に強い国のイメージを出すことには成功しているので、英国王の中でも一番有名な王様。ロンドン塔に行くと、ヘンリー8世の鎧を見ることができるのですが、その大きさにちょっとびっくりします。映画では「ブーリン家の姉妹」という作品で若いヘンリー8世が登場します。その頃はハンサムだったらしいですが、年齢を重ねるにつれてかなりサイズがかわったんだなという印象です。

イギリス史は大好きな私なんですが、かなり暗いテューダー朝なので、フィリッパグレゴリーの史実をもとにした話は私はテューダー朝は避けて、このCousins' Warシリーズしか読んでいません。 

このお話はテューダー朝になってからの時代なんですが、主人公はヨーク王家の唯一の生き残りである女性が主人公です。ヘンリー8世の母(ヨーク、エドワード4世の娘エリザベス)の従妹、すなわちエドワード王の弟のジョージ・クラランスの娘です。弟はロンドン塔に連れ去られて猜疑心の強いヘンリー7世(ヘンリー8世)のパラノイアの犠牲、すなわち処刑されました。

その女性の目を通して描かれるテューダー朝と言ってもいいと思います。

いつの日かヨークの王子が現れて、王権をとってかわられるかもしれない、という恐怖感を持ち続けたヘンリー7世。それはこれの前作”White Princess"で詳しく描かれています。

その息子のヘンリー8世は母はヨーク家、父はテューダー家なので、兄アーサーが流行り病で若くしてなくなってしまったために、兄に嫁いできたスペイン王女と結婚して、国民の大歓迎を受けます。しかし、兄のように王としての教育を受けず、甘やかされてきたヘンリー(もとはハリー)はなんでも思い通りにしないと気が済まない。王国をイエスマンだけ残してあとは処刑してしまうという暴挙に走ります。これは国として悲劇としか言いようがない展開です。

女王とともに、ヘンリー8世を赤ちゃんの頃から世話をしていた主人公エリザベス。やがて狂信者のような王に変貌するまでの王の人生を見届けるようなその立ち位置。そこに視点をおいて描かれた世界は読むものを圧倒します。

ヨーク王家として王となったエドワード4世の妃となったエリザベス・ウッドヴィルの母はフランスの貴族です。この母と娘は物語の中では魔女のような存在として描かれています。ヘンリー8世の祖母に当たる魔女の娘であり、魔女と噂されたエリザベスが「ヨーク家を滅ぼした王の末裔はすべて死に絶えるだろう」という呪いをかけます。そのあたりはフィクションも入っているのですが、これがシリーズを通してすごく生きています。

その呪いが現実化していくかのように、ヘンリー8世の元に生まれてくる息子はすべて死に絶えてしまい、王女もみな子供ができない体。ヘンリー王は嘆き苦しみ続けます。祖母のエリザベスがかけた呪いが血のつながった子孫に及んでしまう結果となってしまう。自分もそれに加担していた母エリザベスはそれを一番気にかけていて、今回の主人公に密かに悩みを打ち明けます。

著者があとがきで書いているのですが、実際にはフランスから嫁いだジャケッタ(ヘンリー8世のひいおばあちゃん)から受け継いだ遺伝病のせいで子供に特に男の子に致命的な欠陥が受け継がれていったのではとありました。知る限りでは、誰かから梅毒をもらって最後は苦しむに至ったということしかきいたことがなかったので、なるほどの解説でした。あれほどたくさんの王子を亡くしていたのも知りませんでした。

その呪いを唯一知っていたが、決して口外することのなかった主人公エリザベス。(エリザベスが多すぎてややこしいですよね。同じ名前がほんとに多いんです。)父ジョージは謀反の疑いで兄エドワード4世に処刑され、弟はロンドン塔に何年も閉じ込められたあと、ヘンリー7世に処刑されるという悲劇を経験した彼女。それゆえ、ロンドン塔に入ることに生涯恐怖を感じ続けます。彼女の血筋は父は王弟、母は当時キングメーカーと言われていた王のいとこにあたるウォーリック家の末裔。なので、どこまでもヨーク王家を背負っていた女性なんですが、ヘンリー7世の母の息のかかった一介の名もない騎士と結婚して自分の王家の名前を消し去ることを決意します。

そして静かに、静かに生き残る道を選びながら、テューダー王家が国をかく乱していくのを見届けていくことになります。

淡々と話は破局に向かって語られるのですが、なぜかものすごくハラハラします。いつ王の気が変って、誰が殺されるのか。主人公の目から語られる中世の世界でも、やはり、独裁者という名前の人物はつくられるべきではないなと思わせてくれます。

イギリス史を愛する私なので、細かい部分までこの作品は堪能しました。エリザベス女王の母として断頭台の露ときえたアン・ブーリンはここでは案外悪役です。以前にもこのシリーズのことを書いたときに同じようなことを書いたんですが、このシリーズを通して読む醍醐味は、

主人公が変って、視点が変ると、悪役が悪役でなくなったり、逆であったりということが起こることです。視点でものの見方が変る。歴史もそうですね。かつてウィンストン・チャーチルが「歴史は勝者につくられたものだ」というのもうなずけます。

重厚なテューダー朝もかなり歴史を歪曲して成り立っていたものです。その祖になったヘンリー7世は父方をたどると、王家とほとんど関係がない。王を亡くした妃がその召使と再婚してできた子供を父として持っていただけ。母方のランカスター家の血筋だけでごり押して王になったがゆえにテューダー時代はああなったようです。マニアックになっていくのでこの辺でやめときます(笑)

英語はクリアなBritish アクセントで、ゆっくりで聴きやすかったです。しかも、これの前は確かグラスゴー訛り入りの速いイギリスサスペンスだったので、なおさらゆっくりに感じました。あっちが倍速みたいに感じるほどです。

時代物はその時代独特の用語や相関図が頭に描ければ、かえってよみやすいです。現代で使われるイディオムが少ないので、英語学習者には楽なのではないかとさえ最近は思うようになってきています。

とにかく最後の最後まで気が許せない展開で、極めつけは最後のシーン。もう圧巻でした。

読んでよかった。

こういうのは書き出すと書き終わらないので、ただのおたくになってきたし、この辺で止めときます。

このカズンシリーズは3巻分のお話がドラマ化されています。DVD取り寄せてみました。主演は映画Mission Impossibleで活躍してたかっこいい女スパイ役の人です。
 
これ見るとこのお話の前段階が把握できます。
シリーズもセットであるみたいですね。

私は1冊はイギリス旅行で読んで、いくつかは旅行中に買って帰りました。一冊は友人のイギリス人が帰りに読むと、持ってかれたので、イギリスにあります(笑)でも1作品を除いてすべてaudibleで聞きました。イギリス英語でイギリスを旅してる気分が味わえて楽しかったです。

ヒストリカルストーリーの何が好きかというと、主人公の目を通して、ドラマが展開されながら、実際にその時代にいるような感覚を味わいながら歴史が知れるということにつきます。ライブで歴史を味わっているその臨場感に惹かれます。これは少女のころから持っている自分の特徴。感情移入して頭の中で歴史上の人物が動き出すのがたまりません。

それを骨の髄まで味あわせてくれるのがこの作家さんです。かなり濃い世界が展開されますが、強烈なファンがいるのもうなずけます。

さて、ついつい長くなって、ミニ講義っぽくなってきた。やめときます。イギリス人の友人にも「私よりもイギリス史の中世に詳しい」と言われたオタクです。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

Author: Lucinda Riley
Category: Fiction ( Dual time romance)

Length:  418 pages

Total recommends: 
★★★
Difficulty: 
☆☆ 
Story:
★★★
Can't-sleep-degree:
★★★
Romance-packed-degree:
★★★
Mystery-packed-degree:
☆☆ 

2015年英語読書日記 No.42(目読書No.11)306冊目

ロマンチックなデュアルタイムならこの人. 


この著者の作品は結構読んでいて、だいたいがデュアルタイム(二つの時代にヒロインがいる形)です。過去と現在が繋がる時に、すべての真実が明るみになるみたいな、ドラマチックなお話がお好きならこれはぴったりです。

どの作品も結構人気があるんですが、この本も好評だったみたいなので、読むことにしたんですが、なぜかkindleだと値段が高い。ふつう新作でなければここまで高くないんですが、なぜか高く感じました。ふと見るとペーパーバックなら半額ぐらいの値段です。中古で読まれていない「新古品」みたいなのを見つけたのでそれを取り寄せました。海外からでも今は2週間も待てば日本並みの送料で届くのがいいですね。

フランスの由緒ある家柄に生まれたエミリー。晩婚で、エミリーが10代のころに亡くなった本の収集が趣味だった貴族の父と、父とは年が離れていたが、社交界の花で、華やかなパリの生活を好んだ母。母の愛に飢えながら過ごした彼女はとうとう求める愛情を得られないまま母を看取る。

彼女の元に残ったのは、豪奢な暮らしの果てに母が残した借金と、修復が必要な父の城だけだった。大好きな父の城をなんとか残そうと思い、思いを巡らすエミリー。そこにイギリスからやってきた男性セバスチャンが声をかけてきた。「僕の祖母コンスタンスは、君の父に戦争中にとても世話になった」と切り出したセバスチャン。やがて父の過去、コンスタンスの足跡が明らかになっていく。

やっぱり、主人公が最初はとってもナイーブ(作品中にもnaiveteという言葉が何度も出てきます)なんですが、最後には試練を乗り越えて成長していきます。そしてちゃんと最後には本物の愛を手に入れることもできるという安心できるロマンスです。

面白いのは、やっぱり第2次世界大戦中のヒロインコンスタンスが経験するナチが占拠するフランスでの経験です。彼女は地下組織を支援するためにイギリスから遣わされたエージェントなんですが、そこで偶然現在のヒロインエミリーの父に出会います。

このフランスへのナチ侵攻のお話はいろんなところで出てきます。映画でも見ました。
たとえばこれ、
これは今年の大ヒット作品ですが、同じ時代を描いています。
それからこちらも、
どちらもフランス人女性とナチスとの絡みを描いています。

この3冊の中で、「The Lavender Garden」が一番「甘い」作品です。レジスタンスの活動は少しでてきて、そのあたりはちょっとドキドキしますが、ロマンチックさはこれが一番要素が強いと思います。とにかく「愛」がテーマな感じ。 この著者の作品はどの作品もけっこう貴族やお屋敷にこだわるところがあるので、それさえ大丈夫なら、この人の作品は、その「貴族」の部分を含めてロマンチックだとも言えます。上の二つはもう少し突っ込んで、ビターで、深さがあります。ロマンスの色が強いのはこの作品だと思いました。私はお城ものは大好きなので大丈夫な派です(笑)(イギリスのお城めぐりが好き)でも実際にはお城より人間に焦点があります。

お話は紆余曲折あって、だいたい想像がつくんですが、作者がいろいろ工夫を凝らしているのもわかります。ちょっと都合がよすぎるところもあるけど、それもご愛嬌。読者が満足する終わりにしたいんだなあと優しい気持ちで読めます。都合よすぎても感動もします。

英語はドラマチックなお話なので、それほどわかりにくいとは思いませんでした。フランスが舞台なので、たまにフランス語の単語が出てきますが、気になるほどではないです。これはペーパバックで読んだので、単語を調べずに読む「タドキスト」読みで読んだものです。辞書を使わずに読むということです。kindleのような電子書籍と違い、辞書機能を使わないので、あいまいな語彙は文脈で読むという練習になりました。

気が付いたのは、kindleで読むよりPBのほうが少し時間がかかるということでした。このところ私の目がPBは字を読むのがしんどくなってきているのもあります。PBの細かい字はだんだんつらくなってきています。でも、たまにはこういうのもいいなと思いました。字大きいの選ばないといけませんがね。でもそれだとマスマーケットの安い版は買えないということですねえ。困ったなあ。

ああ、ドラマチック。物語っていいですねえ。またこの人の作品はいろんなジャンルにはさんで読もうと思います。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

Author: Angela Marsons
Category: 
Suspense Thriller
Length:  384 pages / 8hrs and18mins

Total recommends: 
★★★
Difficulty: 
★★☆☆ 
Story:
★★★
Can't-sleep-degree:
★★★
Romance-packed-degree:
☆☆☆☆
Mystery-packed-degree:
★★★

2015年英語読書日記 No.41(耳読書No.30)305冊目

Wow, Kim. You did it again. 


第一弾が結構面白かったので、2巻もチェックすると、「1巻よりさらにおもしろかった」とありました。ちょっと次の作品何しよう?病だったのもあるし、主人公のキャラクターの描き方が私もとっても気に入ったのでこれにしました。

1巻と同じでaudibleできくとちょっと速めです。1巻でほぼ明らかになった主人公の敏腕女性刑事キムのプライベートがかなり詳しく描かれていて、そこがターゲットになっていきます。今度の敵もかなり手ごわくて、1巻とは違い、最初から犯人が登場します。

主人公がかなり頭が切れる役でさっそうとしてて、この話を面白くしているんですが、今回は相手も一筋縄ではいかない頭脳明晰な女性。二人の会話のシーンは火花が散ってマス。心理戦が面白い。

このシリーズはサイコスリラーなので、かならず病気の人が出てきます。その描き方もうまくて、キム自身もそうですが、弱者に対する視点がいいです。それと、悪はものすごく悪なので、それに立ち向かっていく過程を小気味よくも感じました。「ほんまに、どこまで悪い奴やねん、この犯人!」って感じで、「キムはん、思いっきりたたきったってや」と叫びたくなりますが、これがなかなか。やられながらの応戦。まあそこが面白いわけですね。

かなり鋭く、付け入るスキを与えない主人公がなぜそうなったのかということも1巻同様よくわかるんですが、それと同時に、その合間合間にちらっと見える彼女の無意識からでる人へのやさしさがなんともいえない魅力かなと思いました。今回はワンちゃん登場です。それも私はお気に入りです(犬飼ってますからね)

1巻ほど謎解きはないですが、スピード感たっぷりでした。

なんだかんだと今年に入ってけっこうミステリーやスリラーを読んでましたね。それはそれで面白いと再度思っています。

次はちょっと長めのヒストリカルフィクションです。これのあとなので、英語が超聞きやすいです。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。


Author: Jojo Moyes

Category: Fiction
Length: 532pages / 17hrs and 27mins

Total recommends: 
★★★
Difficulty: 
★★☆☆ 
Story:
★★★
Can't-sleep-degree:
★★★
Romance-packed-degree:
★★☆☆
Mystery-packed-degree:
☆☆☆☆

2015年英語読書日記 No.40(耳読書No.29)304冊目

I had a lump in my throat so many times. 


聴き終わって安堵しております。苦しくて。この人の作品はロマンスとドラマの要素がすごく強いんですが、簡単に主人公たちを幸せにしてくれないビターな味が売りなので、読み終わるまで安心できないんです。

最後にこうなってほしいと思う形になるまでに、ほんとに試練が多くって、よくまあここまで考えるもんだと、舌を巻きます。

30歳の敏腕弁護士であるナターシャはカメラマンの夫マックと流産を経験し、すれ違いの生活を経て、別居生活をしていた。ある日、そのマックが舞い戻ってくる。棚上げにしていた離婚を二人はこれから話し合おうとしていた。しかし、家にともにいることに戸惑ったナターシャは、無理やり用事を作ってスーパーへ出向く。そこで、万引きをしたと捕まっている14歳の少女サラに出会った。サラを助けたナターシャは彼女を家まで車で送っていく。しかし、サラを待っていたのは、強盗に入られて荒らされたアパートだった。

彼女はフランス人の祖父と二人ぐらしで、祖父は突然脳卒中で倒れて病院で寝たきりになっていた。その夜に未成年のサラを一人置いておくわけにはいかずに、サラを家に連れて帰ることになった。

 
最初の部分を書いても、この人の話は展開がとにかく細かく変わっていくので、先が読めません。 視点が弁護士ナターシャと夫マック、そしてサラとおじいさんの二つのパターンで語られていくんですが、とにかくみなさん苦しみます。何が泣かすかというと、14歳のサラの身の上が泣かせます。おばちゃんはこういうのが弱い。健気で意固地でどんどん不幸のスパイラルに落ちていきます。

でもそのサラがナターシャとマックを巻き込みながら、おじいさんの夢をかなえようと密かに行動していく様子は、ハラハラしながら、うるっときながら読み進みます。このあたりの移動シーンは「One plus One」を彷彿とさせます。こちらの作品のほうが先に作られているので、こちらから発展したんだなと思いながら聞きました。

あまりに厳しい現実に主人公たちがさらされるので、感動もひとしおなんですが、そのエモーショナルさは時々「早く読み終わりたいよお」という気分になりました。読みだしたら最後まで読んだほうがいいです。読んだ後はすごくさわやかな気分にさせてもくれます。

彼女の作品はどれもそうですが、セリフがとっても生き生きして、決め台詞も印象的です。

今回はキュートな脇役が少なくてちょっと残念でした。おきゃんなパパとか、いい味出してるゲイのカップルとか。

すごく映像が浮かびやすい、描写が細かいので、映画を見ているようにも思いました。フランスのシーンは特に。

英語は他の作品と同様な感じですが、フランス語訛り、フランス語がたくさん出てきます。そこは抜かしても前後でわかるような感じではあります。

少女と祖父の愛情、そして馬への愛情がひしひしと伝わってきました。最後にこの話はどこからインスピレーションを得たかということが書かれているんですが、それもちょっと感動しました。馬と少女の話を聴いて、亡くなったその少女に捧げられた作品です。

ああ、物語っていいですねえ。

またいい作品に出会えますように。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

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