英語読書日記 by angel

読んだ洋書の記録です。冊数は原書を読んだ冊数で、Graded Readers等は記録に入れてません。今の目標は500冊です。一緒に英語読書楽しみましょう!

2011年10月

The Distant Hours
The Distant Hours
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Author :Kate Morton
Period:October 18th~ 30th
Category:Fiction
600pages

Total recommends:★★★★☆
Difficulty:★★★★★
Story:★★★★☆
Can't-sleep-degree:★☆☆☆☆
Romance-packed-degree:★☆☆☆☆
Adventure-packed -degree:☆☆☆☆☆
Mystery-packed-degree:★★★☆☆

結末までのdistant hours(pages)を
耐えたもののみがたどり着けるKate's world!
ひっそりとたたずむ古いお城で生まれた物語の本当の秘密とは?

あらすじ
編集の仕事をしている30歳のEdithはある日訪れた村の古城の見学を申し出る。実はその城は彼女の母が戦時中に疎開して暮らしたことのある城だった。そこにひっそりと暮らしていたのは3人の年老いた姉妹。双子の姉二人が具合の悪い妹の面倒を見ていた。3人姉妹の父は語り継がれる名作「The Mud Man」の作者だった。Edithが本に魅了されるきっかけとなった1冊だった。

母のことを伏せて見学するために訪れた城はまるで人を拒絶するかのような場所だった。案内してくれたのは長女のPercy。城の中を見学してPercyが用事で席をはずした時にEdithは末の妹のJuniperに話しかけられる。「もうすぐ彼が来るのよ。私たち結婚するの。ね?Meredith。」と母の名前で呼ばれた時にちょうどPercyがやってきて会話は途切れた。Percyは「今Juniperと話したことは忘れて。彼女は昔を漂っているの。」

城を跡にしたEdithはロンドンに戻るが、城と3人姉妹そして母との関係のことが頭から離れない。母と話をしようとするが、母は閉じた貝のように心まで閉じてしまう。過去になにがあったのか?彼女は母の過去をなにも知らなかった。

ある日、出版社から「The Mud Manの物語の誕生秘話と作者についての本を執筆して欲しい。娘のPercyからのたっての依頼だ。」という連絡を受けるEdith。実はもう執筆者がすでにいて、インタビューも終わっていたのをPercyが無理やり変更したというのだ。

Edithは一路城と3姉妹の住む村Milderhurstへと向かう。真実を求めて。

やっぱり悲しい悲しいお話でしたね。しかしこれが彼女の作品の持ち味。でもやっぱり難しかったです。いやね。80%以降は本当に面白かったです。謎が解明されますからね。もう私の大好きなケイト・モートンの世界っが繰り広げられるぅぅぅ。感涙。でもそれまでの480ページを耐えられればですがね。まあもうちょっと譲歩すれば半分ぐらい過ぎるとちょっと楽になるでしょうか。それでも300ページ過ぎだから、短いお話なら終わっていますね。

最後の謎の解明がなければここまで読めませんよ。私が最初にこの著者の作品を読んだのは3作のうちの2作目の「The Forgotten Garden」。雷を打たれたようにしびれました。最後は涙が。2作目がやっぱり一番評価が高いようです。3作目は長くなりすぎで間延びした感じでどうもという声をきいていたので躊躇してました。「これは時間がかかるだろうな。」と。時間かかりました。おお、だからdistant hoursなのか。意味違うがな!私にはまだ2作目がベストかな。

今年は目標50冊だったので、二の足踏んで読まずにここまで引っ張ってきました。でもなんとか目標達成できそうなのと、この夏の後半に「The Pillars of the Earth」の1000ページが私の背中を押してくれました。あれもなかなか骨がありましたが、これも読みやすいとは言えないです。単語が妙にむずかしかったです。例えば、履歴に残っている中からあげてみると、
kerfuttle ばか騒ぎ 
precocity 早熟性
coterie 常連
jabber 早口でぺちゃくちゃしゃべる
verbatim まったく同じ語で
dossier 調査書類 
いやあげるときりがないですがもうごろごろと・・・。新しい電子辞書よありがとう。ですので、今の私レベルでは難しさマックスで★5つとさせていただきました。名詞が難しかったです。名詞がわからないと意味取れない場面も多かったのでけっこう調べたと思います。なかなか一気読みできませんでしたしね。これより長い本も読んでいるはずなんですが、これは長く感じました。

これはやっぱり文学の匂いがぷんぷんするというか、+ちょっとミステリーというか。私は一英語学習者なので、偉そうに言うのはやめときます。しかし、この人を拒絶した古いお城の匂いと緑の匂い土の匂いを漂わした世界。好きな人にはたまりませんが、読む人を選ぶような気がしました。後半は最後の最後まで引っ張られます。いやのこり100ページ超えての話ですよ。最後の約100ページはやっぱり圧巻でした。なんで最初から後半のおもしろさを出してくれなかったのでしょうか。それもディテールにこだわる作者のなせるわざなんでしょうね。つい書き込んでしまうのかなあと思いながら読みました。

このお話で著者の全作3つ読みました。もうパターンがだいたいわかっているので、「おおここでやっとこの展開!待っていましたよ~(今回は特に)」と思うほど同じ匂いが3作品から漂います。だから読んじゃうんですよね。文学的で謎解きがあって、上品でノスタルジーいっぱいの世界。まだまだ私には手ごわいですが、病み付きになります。

昨日のうちに読み終われたんですが、じっくり読みたいので、残り5%を残して床に就きました。
英会話のレッスンが終わった後読んでこれ書いています。
これで46冊目。あと4冊できりがいいです。おお50冊超えるか?いや、打ち止めしてほかの事もせなあきませんよねえ。この後はサミアドさんに教えていただいた本を読みたいと思います。

そのあとはSteve Jobs いっちゃう?あっこさん。いや、もう一つ違うの行こうかなあ。迷います。だってあれ650ページですもんね。しかも難しそうだしなあ。サンプルはポチッとしましたが。娯楽大作行こうかなとも考えています。

昨日はたくさんの拍手メッセージほんとうにありがとうございました。心にしみました。
いろんな方がいろんな苦労をしながらも日々がんばっていらっしゃる。

共に歩ませてくださいね。

では、勉強しま~す。
さて、いまから子供が帰ってくるまでどれだけできるかな?

読んでいただきありがとうございました。

LeviathanBehemoth (Leviathan)Goliath (Leviathan)
Leviathan        Behemoth (Leviathan)  Goliath (Leviathan)
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Author :Scot Westerfeld
Period:October 4th~ 17th
Category:Thriller
1巻448pages   2巻512pages 3巻560pages

Total recommends:★★★★★
Difficulty:★★☆☆☆
Story:★★★★☆
Can't-sleep-degree:★★★☆☆
Romance-packed-degree:★☆☆☆☆
Adventure-packed -degree::★★★★★
Mystery-packed-degree☆☆☆☆☆

Barking Adventures!
第1次世界大戦の疑似世界を舞台に少年たち(?)が大活躍
宮崎アニメにもなってほしいし、実写版映画にもなってほしい痛快アドベンチャー3部作
あらすじ
時は1914年オーストリアの皇太子夫妻が暗殺され、第一次世界大戦が始まろうとしていた。突然の訃報に皇太子夫妻の一人息子であるAlekは父の親友である伯爵と数人の共とともに追手から逃れるために用意された隠れ家のあるアルプスへと向かう。ドイツ、オーオーストリアは友好国だったが、ドイツ軍に追われることになったAlek。ドイツ軍は機械兵器を発達させて、最先端の戦闘機技術を誇っていた。彼に課せられた任務は「皇位継承をして、戦争を終わらせること。」だった。一方、場所は変わってイギリス。イギリスではドイツとは打って変わってダーウィンの大発見から動物の遺伝子操作で作られた兵器を発達させていた。兄のあとを追って空軍に志願したDerynは入隊テストで空をさまよい、イギリス空軍随一のクジラからつくられた「Leviathan」に従軍することとなった。DerynはLeviathanに乗り込んできた動物遺伝子の権威であり、ダーウィンの孫であるBarlow博士とともにトルコへと向かう。しかし、途中ドイツ軍と戦い負傷したLeviathanはアルプスで座礁してしまう。Derynは雪の中倒れて意識を失っていた。そこに助けに現れたのが、純粋な皇太子Alekだったのだ。二人の運命の輪がいま回り始めた。


前に読んだ本がサスペンスでなかなか重かったので、なにか爽快な本をと探して洋書ファンクラブでUPされていたのと、(あちらへ行けばプロが書いたあらすじや解説がかなり的確にわかりますよ。)PB姉妹のあっこさんに以前からご推薦をもらっていたので、ここらで一息痛快アクションものいっとこうかなと思いポチッとしました。ちょっと最近ヤングアダルトに気持ちが向いてないかったんですが、前に子供が図書館で借りた本を翻訳で読んでいた本と同じ作者の作品でした。翻訳された作品は「Night Riders」というもの。1巻で「すごく面白いけど、怖くなってきたらから2巻はやめる。」と娘は言っていました。かなり臨場感があったようです。なるほど、でもこれは娘も翻訳を読めばすごく楽しいだろうなあ。フィクションですが、第一次世界大戦が舞台なので史実がちりばめられていて児童書だなって感じました。最近気づいたんですが、子供が読むファンタジーの翻訳の多くが、金原 端人という方のもの。もともとどちらかの大学で教鞭をとられていた先生のような気もします。本に書いてあったような。間違っていたらすみません。ネットではご本人のHPしか見ていないのでよくわかりませんでした。例えば、気づいただけでもいくつか。「レイチェルと滅びの呪文」やパーシージャクソンシリーズも同じ方でした。これも翻訳してくれないかなあ。先生、待ってます。うちの9歳の子供が先生の翻訳だと夢中になって読んでます。

読書日記は3部作は1冊づつ書くと、けっこう書きづらいのでトリロジーで一つとしました。冊数は3冊で数えますがゆるしてえ。全部で1500ページ超えるし。ホントは1週間から10日で読み終えたいとぼんやり考えていたんですが、連休に子供孝行でUSJへとへとになってからどうも調子がくるって読めない日々もあったのでちょっと日数オーバーしました。だいたい1冊3,4日ずつかけて読みました。

渡辺由佳里さんがアマゾンで書いてらっしゃったので、思わず、「なるほど~。これ宮崎アニメになったらどうなるだろうか?」と思い浮かべながら読みました。「ハウルの動く城」も昔英語で原作を読んだことがあります。昔一緒に働いていたアメリカ人の子が「これならあなたも読めると思う。」と貸してくれたものです。本を読み終わって思わず一人で見に行ってあまりの違いにびっくりしたんですが、両方とも好きです。(ちなみにそのアメリカ人の子はがんばって日本語で(しかもちろんやってない)映画を見て結構感動したそうです。)原作と離れてもいいものはいい。このレヴァイアサン3部作もそうなっても面白いかなと勝手に想像しました。

だって、なんだかこの原作者日本のアニメ好きなんじゃないか?かなり見てるんじゃあないか?と思うほど中身が・・・。普通、欧米のお話って、ロボットは結構友達じゃない設定が多いけど、このお話はなんだか名前のつかない遺伝子操作された半動物飛行船に始まり、いろいろ出てきます。どうしても「ナウシカ」等を頭に置いてしまします。だってよく一人(または二人)で飛ぶし、あれはメ―ヴェに乗ってるナウシカそのもの。反対に敵側のドイツの歩くロボットはモビルスーツを着たアムロが出てきそうなんですよ。古すぎ?ちょっととびすぎかな。違うか。エヴァンゲリオンとかのほうがいいのでしょうか?見てないからわからない。すみません。機械にに顔のあるのもある。他に2足歩行だったり。手もいっぱいあったりする。いや、マジで宮崎アニメでみてみたいんですが・・・。かえってやわらかく描かれていいかも。うちの子供も大喜びしそうです。どなたかスタジオジブリの人がこの片隅で細々やってるブログに気づいてくれないだろうか。宮崎駿氏は有名な戦闘機マニアだし。(昔イギリスに戦闘機と童話作家に会いにいかれる本を読んだことがあります。)これ無理でしょうかね?

まあ、でも実写版でDerynの決め台詞をききたい気もします。”Barking spider”っての。セリフは「びっくりいた~。」てな感じだと思うのですが。本読んでたらもう刷り込まれます(笑)もう頻繁に出てくるのでDerynが言うたびに「くすっ」とくる感じになってきます。ハリポタでロンがよく使う"Blimey”に近い感じでもうちょっとガラを悪くした感じでしょうか?意味がちょっとねえ。といいながら生徒に教えてしまった。BarkingとかBlisterとか独特の言い回しも面白かったです。グラスゴーの人が使うのか?グラスゴーの人と深く話したことはないので、なんとも言えませんがね。(それ以前に全部聞き取れないでしょう(笑))と書いたところで、渡辺さんのところで「創作語」だとわかりました。でも癖になる言い回しですね。その他にも独特の言い回しができてて最初はとまどいましたが、だんだん慣れてきます。この前買った、おそらく最強の電子辞書でも載っていないことばがありました。Clanker, bum-ragなどなど。これらも創作語のようですね。

英語は児童書の割には結構難しいなあと感じました。特に戦闘シーンや機械の説明。いろんな戦闘マシーンとか、機械とかがあるんですが、大抵が実在しないものなので、私にはそこがちょっとつらかったです。でもイラストがほんとに多くて、たぶんこれほど多いPBを読んだのは初めてです。ずいぶんそれで助けられます。その部分をなんとなく読んでもストーリーは追えるので大丈夫ではないかと思います。けっこう辞書を片手に読みました。私の場合は久々のヤングアダルト(ゲド戦記は入れてませんよ~。)で最大瞬間風速が吹いたように(笑)1時間でだいたいですが、60ページを超えて読み進みました。(3巻ででちょっと測ってみました。(いつものモーニング読書)560ページを3時間で35%読めてました)3巻まで行くと最初からストーリーも結末に向かって盛り上がるのでかなり読みやすくなりました。

それと、ところどろこドイツ語が出てきますが、私昔第二外国語ドイツ語とってたんですよねえ(汗)ぜんぜん覚えてないっす。まあだいたいすぐあとに英語で言い換えてくれているので気にする程度ではないです。

ストーリーは史実をもとに実際は実在しないオーストリアの皇位継承者Alekを物語の軸にして事実とフィクションを取り混ぜて最後にアメリカの参戦にまで持っていくのがおもしろかったです。「へえ、そうくるか。」と。Alekについては、もともと事実としてオーストリアは第一次大戦後崩壊していき、皇帝が国を統べることはないので、どうなるかと思いながら読んでおもしろかったです。もう一人の主人公イギリス、グラスゴー出身のDerynは読者が一番思いを投影できるキャラクターです。勇敢で頭が切れて誠実。危機を何度も切り抜ける姿に思わず応援したくなります。特に女の子が応援しちゃうでしょう。読者が「こうなって終わって欲しい」という声をちゃんと聞きながら書いているかのようなエンディング。笑顔で読み終われます。

さて本文からのクイズです。って私もよくわからないんですが(笑)

the white substance, which turned out to be pickled radishes chopped into mush. There were also silvers of a pearly fruit, as tangy as lemon rind.

これ、何の食べ物でしょうかね。日本でAlekが食べたとされる日本食。この前にたぶんイクラも食べていたような。そばも食べていました。どなたかわかった方は教えてくださーい。コメント欄がないのがつらい。拍手コメントに一言食べ物名を書いてもらえるとうれしいです♪というか長すぎてここまでたどり着いてくれた方がいればうれしい・・


普通の大人向きのPBと児童書を挟んで読むとやっぱり速度があがるのを体感できるがいいですが、私の「もっと早くなりたい」の原体験は前にも書いたかもしれませんが、ちょうどハリポタの最終巻が出た夏にイギリスに行った時のこと。もうかれこれ5年前?勿論あのかさばる初版を持って。飛行機の中で映画を見たり子供の相手をしたり、寝たりの合間に読んだんですが、ちょうど前の席にイギリス人の姉妹がこれまた同じ本を読んでいる。(当時は空港や飛行機で同じ本を持っている人がうようよいました。)しかも各自1冊かいあたえられて。待てないですよね、やっぱり。で、飛行機に乗っている10時間以上のフライトで私がとろとろを半分もいっていない間にそのティーンエイジャーイギリス人姉妹は読み終わっていました。満足そうだったなあ。くすん。あれ以来、「大人のネイティブスピーカーと同じ速度で読むのは無理だが、あの姉妹ほどにはだだっと読んでみたい。」で、今に至ります。

追いついたか?微妙ですね~。

修業します。(万年修行中)

さて、3冊同時なのでカウントがおかしくなりそうですが、もう忘れない。今で45冊。あと5冊で目標達成です。年末に向けて何を読もうかな。長いのでもいけるかも。ちょっとヤングアダルトは減らそうかなあと思い始めました。おもしろかったけど、毎回この展開はいいかな。といいながらサミアドさんお勧めの1冊をすでにぽちっとしましたよ♪あれは英語のできる生徒が読んでくれるかもしれないので読んでみます。ありがとうございました。

ほんと、こんな長い文を最後までお付き合いくださりありがとうございました。

いい1週間でありますように!




Into the Darkest Corner. Elizabeth Haynes
Into the Darkest Corner. Elizabeth Haynes
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Author :Elizabeth Haynes
Period:September 24th~ October2nd
Category:Fiction,Thriller
400pages

Total recommends:★★★☆☆
Difficulty:★★★☆☆
Story:★★★★☆
Can't-sleep-degree:★★☆☆☆
Romance-packed-degree:★☆☆☆☆
Adventure-packed -degree:☆☆☆☆☆
Mystery-packed-degree:★★★★★

逃げ場のない愛憎。追い詰められ、壊れた心を癒しながら、
心の闇と、やがてやってくる「彼」と対決する日を描いたサスペンス

 あらすじ
大学生の時に両親を事故でいっぺんに亡くしたCathy.彼女は今ロンドンで一人で住んでいた。彼女には毎日せねばならない「儀式」があった。それは同じ通勤ルートを使わない。アパートの鍵を閉めたか何度も確認。自分の部屋に入ると、カーテンの位置から始まり、すべての窓を何度も何度も、出たときと同じかどうか確認すること。手がちぎれるほど洗うこと。毎日毎日何度も何時間もそうすることを繰り返す日々だった。

ある日、空室だった上階の部屋にStuartという男性が引っ越してくる。とてもやわらかで紳士的な彼は彼女にやさしく言う。「鍵はちゃんとしまっているよ。大丈夫。君はOCD(強迫性障害またはパニック障害)なんだ。」彼はロンドンの病院で働く精神科医だった。最初はStuartを避けていたCathyだが、偶然彼女が酔っぱらった同僚の男性にキスをされてパニックに陥った時に助けたもらったのをきっかけに徐々に彼に心を開くようになる。

Stuartに紹介してもらった医師の診断で、彼女はOCD以外にもPTSD(心的外傷後ストレス障害)も併発していることがわかった。少しずつ病状と向かい合って努力する日々がはじまる。原因は彼女の故郷ランカスターで起こった事件がきっかけだった。彼女はつきあっていたLeeに殺されかけたのだ。逮捕され、懲役3年の刑を終えてLeeが出所する日が近づいていた。そして周りでは不審なことが起こるようになった。これは彼女の心の中で起こっていることなのか、現実にLeeが現れたのか・・・。彼女の心の闇が癒される時はいつの日かくるのだろうか。

読み終わってほっとしました~。ああ、こわかった。やっぱりサスペンスはどきどきします。最近読んだ同じようなジャンルのお話「Before I go to Sleep」「Sister」の間を行くようななんとも言えない行き場のない気持ちを持ちながら読み進みました。早く事件が解決してくれえと祈りながら読んだよ、おばちゃんは。だって主人公のCathyがほんとにこれでもかというほど追いつめられて行くんです。著者は警察で事件の分析をやっていた(いる?)女性のかたですが、フィクションとわかっていてもホントに起こった事件を追体験しているような気分でした。だからこわかった。

これ、イギリスアマゾンでチェックしてたものなんですが、Before I go to sleepを読んだ方々のブログを回っているうちにイギリス在住の日本人の女性の方が読んでらして、「Before・・」が面白かったのなら、これもきっと面白いとお墨付きをいただいたので、アメリカアマゾンでポチッとKindleへ。いや、でも日本在住の私にはきっとその方ほどはサクサクとは読めてないでしょうがね(笑)

あまりにも魅力的な男性と出会い、ドメスティックバイオレンスに陥り、そこから抜け出そうともがく美しきヒロイン。そしてパニック障害という重い後遺症を克服していく様を本当にていねいに描いています。「どうか、最後はCathyが幸せになりますように!」と願いながら読みました。で、サスペンスなので、OCDと戦いながら、最後はやっぱり現実と戦わないといけない。だから最後が知りたいながらも主人公の悲しさと苦しさをともに味わっているような気分になりました。

英語は前述の2作品のちょうど真ん中ぐらいの難易度ではないかと思います。400ページで10時間ちょっとかかっていると思います。なんか読み飛ばしできなくて、すごく丁寧に読みました。ひとつひとつなんか緊張感がただようからだだっと読めない感じです。辞書がぶっ壊れているのもあるので、時々英英引いてそれがイギリス独特の表現だったりしておもしろかったです。

最初は4年のスパンで過去と現在が交錯するので、わかりにくかったです。10%過ぎて少し「ああ、そうか。」となんとなく内容が見えてきます。なので、Kindleのサンプルで冒頭だけ少し読み返しました。しかし、本当に女性の刻一刻と変わる、ゆれる心理描写がすごいです。相手を本当に愛しているのか、いやこれは愛だ。と揺れ動く。そしてだんだんとコントロールされていく恐ろしさ。

内容はOCDとPTSDについてなので、かなり重いです。娯楽作品とは言えない。女性として読むのはつらい部分もありましたが、この苦しさを少しでも知れてよかったと思います。だから読んでよかったです。

I'm not bleeding now. I' not hurting any more. It's over, alright?
 We can't change what happened, but we can change what happens from now on.

今私は血を流していなし、怪我もしていない。そう、終わったのよ。
私たちは起こったことを変えられないけど、今から起こることは変えられる。

Cathyが自分に言った言葉。これは私たち皆が心に持っていていい言葉だなと思いました。

いやあ、重いの続きすぎ。今度こそなんか痛快ジェットコースターみたいなの読んでみたいですがね。

これであと50冊まで8冊。長いのも気にせず手を出そうかなあ。どうしようかなあ。と悩んでいたら、横から娘が「ママ私の本読んだら?8冊だったらあっという間だよ。貸してあげようか?」と小学生向きの英語絵本を数作持ってきてくれました。

それ読んどこかな。

今日もお越しいただきありがとうございました。
明日もいい一日でありますように。

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