英語読書日記

読んだ洋書の記録です。冊数は原書を読んだ冊数で、Graded Readers等は記録に入れてません。今の目標は500冊です。一緒に英語読書楽しみましょう!

2015年04月

Author: Lisa Wingate
Category: Fiction
Length: 
 
  • Total recommends:

    Difficulty:

    Story:

    Can't-sleep-degree:

    Romance-packed-degree:

    Adventure-packed -degree:

        • Mystery-packed-degree:


2015年英語読書日記 No.21(耳読書No.16) 
285冊目


たまたま目に入ってきて、すごく評価が高かったのと、audibleがあったので、聞いてみました。
 
設定はすごくよかったです。編集者としてある有名な出版社に転勤したばかりの主人公のデスクに、自分の故郷が舞台の物語の原稿の一編が人知れず置かれていた。好奇心を抑えられずに原稿を読んでしまう。彼女はその物語の作者を探すために故郷に旅立った。

話が、現代の編集者である主人公と、原稿の物語が交互に語られて、最後に物語の真偽があきらかになるという設定。

主人公が貧困から抜け出して今の生活を手に入れたものの、残りの家族はいまだ故郷で貧困の連鎖のなかにいるために、ジレンマを感じながら故郷での仕事をする過程がていねいに描かれていました。

物語の完成度や、描き方もうまいのに、なぜか私の心にはすとんと落ちてこなかったです。謎解きの関連性も「ええ!そうなんだ」と思わなかったし、あんまりつながりがなくて「なんだ、そういうこと?」と思ってしまいました。もっと主人公と昔の物語がリンクしてほしかったかも。原稿の物語の話も気がそがれる感じでなかなか入り込めませんでした。

相性の問題かな。最後まで「もう少しで感動がやってくるに違いない」と待ちながらやってきたラストの感動のシーンもあまり自分の中で盛り上がらなかったです。

とても文学的で真面目な感じの文章だったと思います。

英語自体は難しいというわけではないと思いますが、audbleで聞くと、ちょっと速めの人と、これまたゆっくりだけど、南部訛りのような話し方の二人で、私には苦労するナレーションでした。現代の早めの人のほうがまだわかりやすかったです。

アメリカアマゾンでほとんどの人が満点の評価のなか、こんなお勧め度をつけて申し訳ないんですが、私はいまいちでした。感じだ感覚が「Lila」を読んだ感じと同じです。ということは、やっぱり宗教がからんでいて、そこが根底に流れているがゆえの深さと面白さを感じる人が感動する話なのかもしれません。

いや、私が一流ものが理解できないからかもー。すいません。素直な感想です。嘘書いてもしかたないし。★5つつけないと読まれなくて埋もれちゃうのも多いと思うんですが、自分の好みもありますからね。特に私はミステリーに辛めですしね。

これを聞き終わって、今違うものを聞き出したんですが、かなり聞きやすい。英語によって、聞きやすさがあります。その訛りも関係あるなあと思います。

しかし、この英語読書日記もそうですが、本家ブログで映画ネタしたら、反応がとたんに少なくなるんです。やっぱり英語は資格試験が一番人気なんだなあと思う今日この頃です。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

Author: Susanna Kearsley
Category: Dual Time 
Length: 
 518pages (
15 hrs and 42 mins)
  • Total recommends:

    Difficulty:

    Story:

    Can't-sleep-degree:

    Romance-packed-degree:

    Adventure-packed -degree:

        • Mystery-packed-degree:


2015年英語読書日記 No.20(耳読書No.15) 
284冊目

この著者の作品は、全部じゃないけど、結構読んでいます。デュアルタイムとたまにミステリーっぽい作品を書くカナダの作家さんです。17世紀のイギリスの歴史に詳しくて、そのあたりのことを中心に書く作家でもあります。これ以外にも2,3作品はお気に入りです。スコットランドが大好きなようです。

ストーリーは、17世紀に書かれたメアリー・ダンストンという女性の日記が見つかり、それが暗号で書かれていたので、その暗号を解くために、現代の主人公であるサラが日記の持ち主のフランス人の家に滞在し、暗号を解きながら、サラとメアリーの二人の主人公の恋の行方を追うというデュアルタイムです。

主人公サラはアスペルガー症候群で、数字に天才的な才能をもっているために、暗号を見事に解き明かすというエピソードは面白いです。その謎解きがもう少し前面に出てくれても面白かったかも。アスペルガーであるがゆえの苦しみと救済が描かれていたのはよかったです。

一番有名で評判が高いのがこの作品です。これは目読書も、耳読書も両方チャレンジしました。超お気に入り。
私はこれを皮切りにいろいろ読みました。これ以外にこの著者では2,3作品お気に入りがあります。全部気に入っているわけではないです。作品によります。

この「Sophia's Secret (米では「Winter Season」)に迫る面白さだったと書いてあるコメントもあったんですが、私にとってはそこまではいきませんでした。でもこのところ、この人の作品を読んでいて気がそがれがちだったんですが、これはそこまではいかなかったです。

これは著者の作品の「Sophia's Secret」や「Marianah」などに近いロマンチックな感じがあったのがよかったです。一途な愛情の実がぱっと開くようなういういしいロマンチックさが最後にやってくるんです。それが好き。しかも過去と現代がつながってる感じはなんともいえない感覚を呼び覚ましてくれます。今回のこの「The Desperate Fortune」は主人公の間のきずながあまりないので、そこは残念ですが、何度もその手も使えませんしね。

この作家のすごいところは、過去の登場人物の多くが実在の人物であるということです。架空の人物ももちろんいます。そう、史実をもとにギャップを埋めたり、そこから掻き立てられた物語を編み出しす手法です。だから緻密な調査をして、古い文書を調べた土台の上に創作していくので厚みもあります。話の後に、調べた内容について少し語られているので、それもなかなか面白かったです。

英語に関しては、読みやすいとも言えないと思います。難しい語彙が連続して出てくるわけでもないんですが、デュアルタイムは得てして場面展開が多くて、おのずからダブルキャストなので、登場人物を把握するのが大変ですね。だから難しさレベルは★3つ半なかんじで4つにしときました。この人の作品は新しめのものになるたびにちょっと難しめなように私は感じます。

audibleだったので、ナレーションは女性一人が、スコットランド訛り、フランス語訛りを駆使して語ってくれました。でも、私にはちょっと仰々しい感じに響きました。もうすこし落ち着いていてもよかったかも。ある女性の話し方を聞いたときに、なぜかドラマ化された「アウトランダー」で魔女狩りで火刑に処されるスコットランド人女性の話し方にそっくりだったので、すぐに「あ、スコットランド訛りだ」とわかりました。そういう意味ではaudibleは価値がありますね。

これでとりあえず読み終わったものは書き終わりました。ためないでおくのはなかなか難しいです。仕事が忙しいときに聞き終わったら書けませんしね。今週の仕事が終わってほっと一息なので、うれしくてこれ書いています。

小説以外に何か違う取組み始めると、今度は目読書をする時間がかなり限られてくるので、困ったものです。ゴールデンウィークで小説を何か一気読みしたいなあとも思っています。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

Author: Pierre Lemaitre
Category: Thriller
Length: 
 385pages 
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    Difficulty:

    Story:

    Can't-sleep-degree:

    Romance-packed-degree:

    Adventure-packed -degree:

        • Mystery-packed-degree:

                      • *quite gruesome 

2015年英語読書日記 No.19(目読書No.5) 
283冊目

なんだかじりじり読者が増えてるような気がするので、がんばって書いちゃう。でも一時的なものかなあ。まあ、こちらは読み終わらないとUPできないので、どうしようもないですね。

すっごいコワい表紙のもありましたよ。あ、私の持っているのは上の表紙です。

日本語訳はもっと読まれてるだろうなあ、これ。
この表紙もあまりにもあまりですね。これは最初のほうの状況みたいですね。こんな表紙を手に取りたくないけどなあ。

これは日本で「本屋大賞」とったとのことで、新聞でいつも広告がにぎわっていたので、たまたま本屋で見つけたときに、「ああ、これですね」とバーゲンだったので2冊買った本の二つでした。なんと420円。これは安い。kindleよりお得です。その1週間ほどあとにまたその本屋に立ち寄ったら、元の値段に戻っていて、1000円超えてました。しかも英語版も日本でベストセラーになってるようでランキングのところに並んでいました。なんか得した気分です。

内容ですが、話の運びが見事で確かに読ませますが、ここまで酷いのがこんなに受けるのもちょっと不思議でした。残酷すぎます。日本はどうなってるんだ?若者がこぞってこれを読んでいる姿はちょっと怖いなあとさえ思いました。

アマゾンアメリカでも「3部作の1冊読んだらいいでしょ。3冊読んだらあまりにも猟奇的」みたいなことを書いていた人もいたような。私も1冊でいいです。

しかし、ストーリーラインは目を見張るものがありました。だから最後までお勧め度は★5つか4つかかなりなやみました。

これは紙ベースで読んだので、久しぶりにタドキスト読み、辞書を使わずに読みました。フランス語からの翻訳なので、使われている単語はおそらく、特にフランス語由来の(ノルマンコンクエストですね)語彙はそのまま英語に並行されていると思われるので、簡単じゃない語彙もありました。

翻訳はフランス語から直接日本語なのでしょうか。フランス語から英語のほうがおそらく言語の関係で近いかも。日本語はよく売れているので、翻訳の日本語が美しいのかもしれません。

これでなぜか思い出したのが、Alexみたいに残酷じゃないけど、これ、

邦題は「殺意の夏」というタイトルで、当時フランスの国民的?女優だったイザベル・アジャー二が主演をはっています。

大昔、フランス映画に一時凝ってたんですよね。復讐劇だけど、フランスものは一筋縄ではいかないみたいな。

古すぎですか?すいません・・・。昔は映画よく見たんです。

これはネタバレすると全く面白くないし、ネタバレしようにも、二転三転するので、一言で語れないような作りです。一体誰が加害者で、被害者なのだ?と考えさせられる内容です。それはかなり面白い点だと思いました。フランスで賞を取ってるみたいです。

最近こちらのブログもコメントいただいたり、拍手いただいたり、うれしい限りです。少しずつ読者が増えてるのも、ほんとうれしいです。ありがとうございます。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

Author: Laila Ibrahim
Category: Historical Fiction 
Length: 
 253pages (
8 hours and 21 minutes )
  • Total recommends:
         

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    Can't-sleep-degree:

    Romance-packed-degree:

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        • Mystery-packed-degree:

2015年英語読書日記 No.17(耳読書No.13) 
281冊目

奴隷制度がまだはびこってきたアメリカの黒人のナースメイド(乳母)とその女性に育てられた白人の女性の半生を描いたお話です。

この時代、南部の白人社会で育った女性が本当にこんな風に育つのかなあとは思ったものの、教科書的ではありますが、それでも素直でいいお話でした。

私にも一応あった純粋な(笑)少女のころに涙した「アンクルサムの小屋」を思い出しました。記憶がかなりおぼろげですが、それに近いものはあると思います。

本当に大事なものは何かとダイレクトに訴えかけているのはいいです。

英語はとてもわかりやすくて、audibleでは南部訛りもあったのか、かなりゆっくりでした。ページも250ページほどなので、これはおススメです。

黒人の自由を白人の目から描いたものはあまり読んではいないけど、私の好きなのはこれです。
これも白人の目から書いたものって感じではありますが、60年代の黒人のメイドの様子がよくわかって、笑って泣いてととても面白かったです。媚びてない感じも好き。映画もよかったです。

「The Help」よりもっとこの「Yellow Crocus」は時代が前にさかのぼります。奴隷制度がまだあった南部で、北部でやっと奴隷が自由になりつつある時代。こちらのほうはかなり真面目な直球といった感じ。

本当の母親ではなく、黒人の乳母が、実は白人の女性の心の核を作ったという心温まるお話です。

当時のアメリカ南部のプランテーションや奴隷制度や、白人の価値観など、いろんなことも学べてよかったです。

これは読みやすいのでほんとに手に取りやすいのではないかと思います。

読みやすい本がないか、英語読書をやりたいけど、挫折しそうな方にと思って読むこともけっこうあります。だから、読みやすくて、いいお話に出会うと私もうれしい、本を手に取って読んでいただけたら、なおうれしい。 

お役に立ちますように。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。 

前回UPした記事で、英語読書公式記録は280冊です。実は読み終わったものがたまっているので、これを書いている時点では、実際は283冊読み終わっていて、並行して読んでいるものが2冊なので、285冊まであとわずかです。

小さな目標の300冊まであと20冊あまり。昔「100冊読んだらちょっとは自分の英語力つくかな
」と100冊を目標に英語読書を読んでみたんですが、あんまり変わらないような気もしています。

300冊でも同じ気持ちだろうなあと思います。気が付くと、「あもしかして読めてる?」ぐらいな感じです。

英語読書で英語力をはかるというのは、もう当の昔に「はかる定規がない」と思っちゃったので、これで英語力をつけようと思ってやっていません。ただただ興味のあるものや、読みたいものを手当たり次第に読んでるだけです。

それよりも、自分の財産になっているものは、

いろいろな物語を通して溢れてくるその世界観を知れたことです。私は歴史も好きなので歴史も学べます。英語が勉強したいと始めた英語読書が、英語力ではなく、その副産物である、いや本来あるべきである、

物語を楽しむ

という本当に大事なことに自分がシフトしていることに気が付きました。

何度でも書きます。自分の中に英語という手段でなく、英語で知りたい、伝えたいという「中身」が形成されなければ意味がないと思っています。

そのコアのことを抜かして、今騒がれている「グローバル」は実現できない。

ふと、そんなことを考えた今日でした。いや、偉そうに言うつもりもないですがね。

読みたいから読んでるだけだし。

それで、この読書日記がだれかの参考になれば願ったり叶ったりですしね。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。 

    • Author: Riz Rozenberb
      Category: Historical Fiction 
      Length: 
       156pages (
      5 hours and 43 minutes )
      • Total recommends:
          • ★☆☆ 

        Difficulty:

        Story:
                  • ★☆☆

        Can't-sleep-degree:

        Romance-packed-degree:

        Adventure-packed -degree:

            • Mystery-packed-degree:

      2015年英語読書日記 No.16(耳読書No.12) 
      280冊目

  • シンガポールが舞台。17歳の王家の末裔の少女が主人公です。シンガポールはいろんな人種が混在して暮らしている国家ですが、それを集約したような主人公。イギリス、中国、インドなどの血が彼女の血に流れています。病気で両親を亡くして、祖父母と大叔父、そしてほんの一握りの使用人たちと宮殿で暮らしています。

    王家の末裔と言っても、名ばかりで、住んでいるのは一応宮殿ですが、補修する費用も、人手もありません。頼るべき収入は退役軍人のイギリス人のおじいさんの年金のみ。

    1900年代はじめのイギリス領になったあとのシンガポールを描いています。

    物語は17歳の少女の家族と周りの人たちが中心で、彼女が住む宮殿の保存についてをめぐるちょっとした騒動も描かれています。 主人公の成長物語とも言えます。

    英語は難しくないです。淡々と語られるのと、日常の延長のような感じで起伏があまりないストーリーともとれるので、難しくないのに気がそがれるということもあったような。

    しかし、audibleとしては短いほうなので、すぐに聞き終わります。5時間はなかなかないです。あってもスピードが速かったりすることも。短いのはある意味いい点ですね。短いと話が追いやすいです。でも、それゆえ話がシンプルでもあります。

    一番このお話で私がよかったと思う点は、物語を通してシンガポールについて知れたことです。あのエキゾチックな感じはなかなか他ではないかもしれませんね。王族の末裔が貧乏暮らしで困っているというのもご愛嬌でした。

    こういうのを読むと旅行したくなります。シンガポールは一回行ったことがあるんですが、また行きたいなあ。行きたいところが多すぎですね。

    まだまだたまってますね。新しいPCでやっと打てます。でも打ち始めたら、exploreで不具合がでたので、cromeに変えて打っています。ややこしなあ。

    読んでいただきありがとうございました。

    お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

  • Author: Jojo Moyes
    Category: Fiction (Romance)
    Length: 
     560 pages
    • Total recommends:

      Difficulty:

      Story:

      Can't-sleep-degree:

      Romance-packed-degree:

      Adventure-packed -degree:
                                • ☆☆
                                                • ☆☆

          • Mystery-packed-degree:

       
2015年英語読書日記 No.15(目読書No.4) 279冊目

この人の話は3冊目です。2冊読んではずれなしどころが、当たりだったので、この際制覇しちゃおうかなと思って3冊目を読みました。audibleがあるものとないものがあって、作品の中でも人気のありそうなこれはaudibleがなかったので、目で読むことにしました。500ページを超えると、隙間で読む私にとってはなかなか時間が必要です。

仕事の合間の春休みだったので、けっこう短い期間で読むことができました。集中して毎日ある一定の量を読む機会に恵まれたのもよかったです。

というより止まらなかったというほうが正しいかも。

決まった形にこだわらない著者ですが、この作品のスタイルは私の好きな「デュアルタイム」形式です。ヒロインが二人。第二次世界大戦でナチスドイツに占領されたフランスの戦争に駆り出されてしまった画家の妻と、現代のロンドンで、建築家の夫が急死した妻。

二人を結ぶのは、フランスの画家が描いた妻の肖像画。現代のヒロインが新婚旅行で訪れたスペインで偶然出くわしたその肖像画を譲り受けたことがきっかけです。

うまいのは、世界大戦中のヒロインが一体どうなってしまったのか、最後の最後までわかりません。そしてなぜ彼女の肖像画がスペインにあったのかも謎。それらを一つずつ紐解くように解かれていくのを見事に乗せられて先に進みたくなるという作りです。

これは面白い。私は止まりませんでした。

現代のロンドンでも、主人公が、肖像画をめぐって裁判を起こされて窮地に立たされます。なぜなら、その肖像画はナチスドイツによって略奪されたとされていたもので、元の画家の家族が行方を探していたものだからです。すごく価値のあるものが戦時中にナチスによって没収されて、いまだに行方不明のものあります。ときどきニュースでドイツのアパートで名画が発見されたとかいうニュースを聞きます。それぐらい名画や価値のある美術品が当時ごっそりドイツに運ばれたという事実に基づいて書かれたものだと思います。

過去も現代も、主人公たちのロマンスがしっかり描かれていて、謎を解くミステリーでもあり、裁判の心沸き立つようなシーン、どんでん返しのシーンも用意されていて、もう言うことないです。

さすがのJojo Moyes。読むたびに引き込まれます。

英語はロンドンのシーンは読みやすいですが、フランスのほうがフランス語が並ぶので簡単とは言えないかもしれません。この人の語彙はけっこう豊富なんじゃないかなと個人的には思います。会話は生き生きとしていて、描写も細やかです。難しさレベルは総合的に見て★4つにしときました。ちょっと4つが続いているような。

前に読んだ作品もそうだったんですが、私がこの人の作品でいいなと思うのが、

キャラクターの描き方です。この作品で特に気に入ったのは、現代のヒロインのお父さんや、同居人、あげるとキリがないくらい脇役がかなりいい味出しています。これは映画にしてもかなり面白いだろうなとワクワクしながら読みました。ほんとに生き生きしています。

代表作品は何度も出していますね。ご存知これ、
これの次にはこちらを読みました、
全く毛色がちがいますよ。

ほんとどれを読んでもハズレがないです。現代のイギリスを味わいたかったらこの人の作品はおすすめ。

さて、今の作品に戻ってみると、The Girl You Left Behindを読んでかなり似ている作品がありました。
舞台がよく似ているというだけですが、これ、
同じく、第二次世界大戦のフランスが舞台です。今年のベストセラーですが、Jojo Moyesの作品を読んだんじゃないか?とふと思ってしまった私です。まあ歴史ですから、似たような設定はあって当たり前と言えば当たり前ですね。でも、作家によって全然違う視点なのも面白いなとも思いました。

どちらも人気の作品ですが、私はJojo Moyesのアプローチが断然好きです。Kristin Hannahは情緒的でしっとりしていて、Jojo Moyesはドライな部分とウエットな部分がうまく混ざり合うような絶妙なコンビネーションといった感じ。まあイギリスの話というものありますね。

4冊目は何を読もうかなあ、聴こうかなあ。他の作家のもの、違うジャンルのものも読みたいですからね。

ああ、読書っていいですねえ。いろんなことが物語を通して学べるのが好き。

またまた読書日記がたまってます。仕事がまだ一巡してなくて、落ち着いていないです。これも隙間で書けました。読者がジリジリと増えているのがちょっと嬉しくて、がんばって書きました。

いつもありがとうございます。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

  • Author: Tom Rob Smith
    Category: Suspence thriller
    Length: 
     
      • Total recommends:
             
    • Difficulty:

      Story:

      Can't-sleep-degree:

      Romance-packed-degree:

      Adventure-packed -degree:

          • Mystery-packed-degree:


            2015年英語読書日記 No.18(耳読書No.14) 282冊目

        • あまりにもおもしろくて、聴き終わってすぐに書いたものです。順番が前後しますが、先にUPしときます。読者がすこしずつ増えていて、せっかく来てくださったのにあまり更新がないとね。ガンバリマス。
     
これは、生活がちょっと変わって、都会の本屋さんで洋書コーナーを覗けるようになって出会った本です。表紙が映画化バージョンでたくさん並んでいるのを見て興味をもちました。家に帰ってアメリカamazonでチェックしたら、ゲイリー・オールドマンが出てるって書いてあって、何の先入観もなしにaudibleがあったのでポチッとしました。リドリー・スコットが手がけてるそうです。

大正解。

この本を検索するとすぐに日本語のほうが出てきました。まあ数年前のベストセラーなので当たり前か。映画化でまた売れるかな?
やっぱり英語で1冊ものは日本語になると上下2冊ですね。日本語は倍という感じ。英語の方が端的に表現できて、日本語は表現豊かなゆえに長くなるのかなあ。漢字があるのに。言語の違いって不思議です。

さて、本題に移って、 英語の原作なので、舞台はどこかの部分が英語圏だろうと思っていたら、なんと舞台はすべてソビエトでした。一瞬ロシア語からの翻訳ものかと思うほど、全編通してソビエト連邦にとどまってました。

鉄のベールに包まれた時代のソビエト内での社会主義の理念のもとで、その事件を追うことすら許されない状況で、多発する猟奇殺人を国の組織から離脱してまで犯人を追おうとする主人公が、組織からも追われるという、国の矛盾を描きながらのサスペンス。

こ、これはかなり面白い。

当時の様子をあまり知ることのない私たちにとっては、当時の国の内部の様子をありありと描きながら話が進んでいくので、これはうなる展開でした。しかも007ばりの主人公の機転にもなかなかやられます。

この話と並んで、いや、もう少しおもろかったです。Child44のほうがね。ちょっとわかりやすいし。
この本と同じく、ちょっと最初は話が飛んで複雑に感じるので、把握するのに時間が必要ですが、だからこそ最後が生きてきて面白さが増します。話の構造が多層に感じるはやっぱり計算があるからなのだと最後に思える話は面白いですね。英語で読んだり、聞いたりするとそこが難しいところですが、そこを素直に受け止めて待つという聞き方で聞いてくると、あとて雲からすっと抜けて快晴になるような感覚でした。

英語はソビエトが舞台なのもあって、それほど意味を取り違えそうな語彙のオンパレードな感じではありませんでした。ロシア語訛りで英語を話すのはご愛嬌。話を追うのに、何度か30秒戻しで聞き返したりしたし、ちょっと気がそがれると、どの舞台かわかりにくくなるところがあったので、難しさレベルは★4にしときました。ピルグリムと同じ感じ。

あとで、ウィキって知ったんですが、賞を総なめした作品だったんですねえ。先入観なしに読んで、「これは面白い!」と思えた自分が嬉しかったりしました。ほんとに面白かったです。作者はイギリス人だというのも聴き終わって知りました。

物語ってほんと、いいですねえ。これは最後の終わり方も二重丸です。

しかし、だんだん忙しくなってきて、仕事を詰めてやっていたら、午後から急に体調が悪くなってきて貧血で寝てました。これは午前中に書いたものにチョット加筆しています。くすん。なんとかしないと明日は授業だ。ガンバリマス。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。


  • Author: Emily Bleeker
    Category: Suspence
    Length: 
     305 pages  
    10 hrs and 17 mins
    • Total recommends:
        •  

      Difficulty:
          ☆☆

      Story:

      Can't-sleep-degree:

      Romance-packed-degree:

      Adventure-packed -degree:

          • Mystery-packed-degree:

       
2015年英語読書日記 No.14(耳読書No.11) 278冊目

最近はいろんなジャンルに挑戦しているつもりなんですが、これもサスペンス読んでる時に出くわしたおすすめ本です。アメリカアマゾンでもイギリスアマゾンでも出てきてaudibleがセールだったのでポチットしました。

いわゆる遭難ものです。フィジー付近でチャーター機が遭難して女性一人と男性二人が助かって、救命ボートで無人島に行き着くサバイバルストーリーです。

最初は助かってしばらく経ってから、女性がインタビューに答えるというところから始まり、その後男性がインタビューに答え、男女の回想シーンでサバイバルを描いています。 

いろんな謎が散りばめられていて、最初「あれ、こんな登場人物いたっけ?聞き落としたかなあ」と思っていたら、それもちゃんとあとで謎解きがあったりとか、インタビュアーは隠された謎を必死で暴き出そうと試みるんですが、その謎は主人公たちの頭の中で語られ、読者にしかわからないという作りです。

謎ありきなので、面白いといえば面白いです。ツイストというより、私には意外性を持たせようという作者の意図が感じられました。

英語はわかりやすいと思いました。男女ふたりのナレーションなので、慣れるまではちょっと違和感もありますが、すぐになれます。男性が女性の役をするのがちょっと苦手な私です。

難しさレベルは悩みました。最初は★2つにしていたんですが、回想シーンが急に入ったり、主人公が男女で、ふたりの軸があるので、3つに変えました。英語は二つという感じで、場面展開が3つという感じでしょうか。

趣向を変えてたまにはこういう話もいいかなと、サスペンスやミステリーを読むようになってきました。同じジャンルだと飽きてくる今日このごろです。いや、聞きすぎだからですね。あはは。

最後まで謎解きがあります。読了感がいいように作られていますが、私はさっぱりした気持ちには全くなれませんでした。やりすぎかなあ。それと過去をほじくり返すというやり取りがあんまり聞いていてい気分がよくなかったのもあるかもしれません。

謎はあんまりないけど、こういうサバイバルものは読んだことがあります。もっとスピード感があったような。
こちらの方はサスペンスでも何でもないです。ロマンスの要素が強い。

★を5つにしないものはあまり皆さん興味がわかないかなあと思いながらつけています。私の好みもあるのでそのあたりは多数の中の一人の意見として読んでくださいね。評価も高くて、人気作品なので私のコメント左右されずに、興味を持った方は読んでみてください。でも日本で私しか読んでいないというのもあるかもしれませんしね。どうなんでしょう?

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。


  • Author: Allison Pataki
    Category: Historical Fiction 
    Length: 
     512pages  
    18 hrs and 5 mins
    • Total recommends:
        •  

      Difficulty:
          ☆☆

      Story:

      Can't-sleep-degree:

      Romance-packed-degree:

      Adventure-packed -degree:

          • Mystery-packed-degree:

       
2015年英語読書日記 No.13(耳読書No.10) 277冊目

日本でもよく知られている有名な皇妃のお話。宝塚でもやってましたね。ハプスブルク家に嫁いだエリザベートの半生を描いています。私はこの人の話は若い頃に漫画で読んだことがあります。違う漫画家二人が書いていました。確か本でも読んだ覚えがあります。なぜかというと、写真をたくさん見た覚えがあるから。美しい人で有名ですからね。でも漫画のほうがなぜかインパクトが強いです。

じつは全くエリザベート皇妃のお話と知らずに聴き始めました。でも聴き始めてすぐに分かりました。また違う視点で物語を知れて面白かったです。

このお話はとってもメロドラマチックだと思いました。一応史実に基づいて作られたところも多いですが、作者がかなりフィクションとして描いている部分もあるようです。と作者が最後に言っていました。物語としての彼女の半生を描いたようです。

ですので、このお話が一番エリザベートを身近に感じました。彼女も恋をして、悩み苦しんだ一人の女性なんだという視点です。エモーショナルな描き方とも言えます。

夫の皇帝の母であり、実の叔母である皇后ソフィとの嫁、姑戦争がかなり詳しく書かれているのも特徴的でした。へえボタンたくさん押したかも~。当時の格式は全く現代と違うけど、時代は違っても嫁姑はなかなかうまくいくもんではないなあと思いながら聞いてました。いやあ、大変、大変。

ドイツの片田舎の貴族の娘として育ったシィシィ(エリザベート)はもともと皇帝のフィアンセではなかった。フィアンセは彼女の姉だったが、皇帝フランツ・ヨーゼフが見初めたのは妹のほうだった。しかし、皇妃としての教育を全く受けていない彼女はそのしきたりにどうしても慣れることができずに、徐々に歯車が狂っていく過程を描いていきます。

ハプスブルグ家や、名門家の最後の華としての皇妃の史実をドラマチックな流れで知れるという点ではこれは面白いと思います。ヨーロッパのことがちょっとわかるかも。私は歴史が好きなので物語を通したアプローチで歴史を知るのが大好きです。人物を通して歴史を語られると、おおきなうねりが感じられるから。これはかなりドラマしてます。

英語はわかりやすいと思いました。私は流れがわかっていたので苦痛には全く思いませんでしたが、
歴史を扱っているので、難しさレベルは星3つにしときました。ナレーションも速くなかったです。

蛇足ですが、作者は元NY州知事の娘さんだそうです。この作品が2作目です。デビュー作ももかなりヒットしたようなので、また読んでみようかな。やっぱりドラマチックなんだろうなあ。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。


  • Author: Simon Wook
    Category: Thriller & Suspense 
    Length: 
     295 pages 
    8 hrs and 24 mins
    • Total recommends:
        •  

       Difficulty:
        • ☆☆☆

      Story:

      Can't-sleep-degree:

      Romance-packed-degree:
                • ☆☆☆

      Adventure-packed -degree:

          • Mystery-packed-degree:

       
2015年英語読書日記 No.12(耳読書No.9) 276冊目

このところこの読書日記も毎日来てくださる方が2桁になったちょっとうれしい私です。ありがとうございます。ためずに頑張って書かないとね。

最近ミステリー、スリラーを読むのをちょっと増やしたら、おすすめにそのジャンルも出てくるようになりました。それで見つけた作品二つがたまたまaudibleがセール価格で、プリペイドのクレジットの金額より安かったのでまとめ買いしたものです。疲れた時とかに読みやすくてページターナーを挟んだりしています。

これは読みやすいと思います。いきなりすごい展開で始まって、ノンストップで終わるので、ページターナーとも言えます。女性がターゲットになっていて、異常犯罪者に狙われるという筋もはっきりしたもので分かりやすです。単純ですが、飽きさせないような作りなので多読の一つにいれてもいいかもしれません。

異常犯罪を扱っていますが、後味もすっきりタイプのスリラーだと思いました。

「女性をなめんなよ。強んだぜ」ということを強調していますしね。映画にしやすそうな題材だと思いました。

英語は書いたとおり平易だと思いました。セリフも多いのでわかりやすいです。audibleのアメリカ英語のナレーションも速くないので聴きやすいです。女性のナレーションはやっぱりいいなあ。男性が女性のパートを読むと、私はなんだかこそばゆい感じになることがあるんです。

また読書日記がたまってきましたね(汗)いろいろバタバタするとすぐ溜まりますねえ。忙しいとかえって耳しかあかなくなるので、耳読書が増えるんです。で、読書日記を書く時間が確保できない。

英語読書を成功させる鍵の一つは、やはり語彙力じゃないかなあと思っています。形容詞、副詞がわかると映像がもっと細やかになるんじゃないかなと。「なんとなく」の力ももちろん大事ですが、もともと知ってればもっとわかりやすいのは当然ですからね。私は多読オンリー派でもないので、kindleではわからなかったら即辞書機能を使います。たいてい新しい言葉や、語尾変化(完了形とか)で1発で出てこない確率が高いんですが、それでも一応タッチしています。それで「ああ、そうだこの意味だった」「ああ、これであっていた」とできたらさらに語彙力が強化されますからね。久しぶりに受けた英検1級で語彙が苦じゃなかったのはその蓄積があったからだとも思っています。

あれ?話が読書ブログじゃなくて、英語ブログネタになってきたのでこの辺で。

読んでいただきありがとうございました。

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