英語読書日記

読んだ洋書の記録です。冊数は原書を読んだ冊数で、Graded Readers等は記録に入れてません。今の目標は500冊です。一緒に英語読書楽しみましょう!

2017年03月


Category: Fiction
Length:  320 pages / about 99220 words / 8 hours and 1 mins
 
Total recommends:
Difficulty: 
Story:
Can't-sleep-degree:
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記 No.23(耳読書No.20)397冊目
お越しいただきありがとうございます。 ちょっとお疲れだけど、月末なので連続UPです。

ちょっと読書のお話の前に「知識と教養のangel講座?」なるものを(笑)

上の表紙の家と下の家の家は同じものです。そう、これは有名な絵画からインスピレーションをもらって物語が膨らんだもののようです。
ダウンロード (6)
調べて出てきた絵を見て「あ、見たことあるぞ」となりました。Andrew Wyethの「クリスティーナの世界」というタイトルです。Momaにあるそうで、それなら、行ったことがあるので、実物を見たことがあったから記憶にあったのだと思います。でもはるか昔ですが(笑) 

このクリスティーナという女性は実在の人物で、魔女狩りで有名になった時代にセイラムからこの地にやってきた先祖Hathornが屋敷を建てたとされていて、最初はHathorn屋敷と呼ばれていたのですが、クリスティーナの母がスウェーデン人と結婚して姓がかわって、そこからはOlson屋敷と呼ばれているそうです。クリスティーナは筋肉の萎縮する病気シャルコー・マリー・トゥース病で、下半身がマヒして歩けなかったのですが、車いすに頼らない生活をしていたそうです。近所に住んでいた仲のよかったベッツィと後に結婚することになった画家のライスが彼女を何枚も描いたことで有名になったそうです。

その出会いから始まり、クリスティーナの生涯を描いたのが本作品です。 

この作品を読もうと思ったのは、この著者の別のベストセラーを読んだことあったからです。これ、
何年か前に読んだんですが、いまだにインパクトが残っていて、作品の良さと、知らなかった歴史を知れたという印象でよく覚えている作品です。いまだにベストセラーになっている作品ですが、この作者なら、と聞き始めました。

このA Piece of the Worldはさらに文学的だなあと思いながら聞きました。断崖に立って、人を寄せ付けない古い屋敷に住む歳いった姉と弟。(兄だったかな) 寒い冬とつめたく吹きすさむ海からやってくる風。電気のない暗い屋敷での生活。足の不自由なクリスティーナのこころの自由。なんだかブロンテの嵐が丘のヨークシャーの寒さを彷彿とさせるような気分で聞きました。

英語は読みやすいとは思いますが、とても描写が丁寧な感じなので、描写を想像しにくいなあと思う方もいらっしゃるかもしれません。私はこういう陰りがあって、心理描写がこまかいのも好きなので苦にはなりませんでした。

この世界観を味わえただけでもよかったなあ。終わり方もうまい。

ナレーションはとても落ち着いたアメリカ英語で、しっとりと聞けました。クリスティーナの暗さがうまく演じられていてとてもよかったです。

明日から4月ですね。また今年度もいい本との出会いがあるといいなと思います。

読んでいただきありがとうございました。 


Category: Romance
Length:  325 pages / about 100440 words / 7 hours and 34 mins
 
Total recommends:
Difficulty: 
Story:
Can't-sleep-degree:
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記 No.22(耳読書No.19)396冊目
お越しいただきありがとうございます。 このところファミリーものに凝っている私です。ミステリーとサスペンスという気分じゃない時は、こういうのがぴったり。英語もわかりやすいし、とっつきやすいので、多読にもぴったりじゃないかなあと、改めて良さを感じています。

この本は前回読んでいた作品から「こんなのもあるけどさあ、どう?」とアマゾンで出てきていたものの一つだと思います。前作のエミリー・ビーカーのものよりスピードはなさそうですが、おばあさんも出てくるのが気に入りました。回想シーンがあるので、好みのデュアルタイムに近い。

最初は、おばあさんの現在と、若いころと、その末娘の立場が出てくるので、ちょっとこんがらがりましたが、すぐにわかるようになりました。これは最後まで読んで、「おお!」となるタイプのお話。読者はおおかたネタバレの前にわかると思うのですが、なかなかやるなあと感心しました。面白かったです。なんでそんなに意固地に過去と決別してるのかよくわからなかったのも、一番最後にちゃんとおちをつけてくれました。こういうの結構好きです。でもまあ、明らかになる真相がほんとにわからなかったのか?とも思いましたが(笑)まあ良しとしましょう。

女性の半生を描いているので、子育てが終わった女性の方が読んでもおもしろいと思います。子供のために一生懸命生きてきた母のお話でもある。そして自分の人生、友人の人生を大事にしている人のお話でもあるなあと思いながら聞きました。

英語は聞きやすいと思いました。女性のアメリカ英語ですが、それほど強い癖も感じませんでした。おばあさんと女性の演じ分けもうまい。子供のセリフもなかなかかわいかったです。

ちょっとまた生活がバタバタしているので、読書日記が追いついていません。でも、今日で今月が終わりなので、もう一つ聞き終わったのも是非書きたいなと思っています。

読んでいただきありがとうございました。 


Author: 
Category: Romanc
Length:  365 pages / about 112840 words / 9 hours and 58 mins
 
Total recommends:
Difficulty: 
Story:
Can't-sleep-degree:
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記 No.21(耳読書No.18)395冊目
お越しいただきありがとうございます。このところ心がキュンとなって最後はこころ温まる作品を好んで聞いています。そうなるとファミリーものが多くなる確率も高い。これもそんな作品でした。

奥さんが死ぬという設定であることは、表紙とタイトルを見てもわかるので、ちょっと躊躇していたんですが、すごい評価も高い。表紙はちと趣味じゃないけど。それと、同じ著者の作品を聞いたことがあるのを思い出したので、聴いてみることに。それはこれです。
タイトル通り、遭難もの。しかし表紙が好みじゃないなあ。最初見たとき、ポカホンタスみたいな話かと思いました。これもなかなかノンストップな感じのお話で、ぐいぐい引き込まれました。ありそうもないお話でも、ここまで読ませるんだと感心したものです。この人のお話ならだれる感じじゃないと思ったら、やっぱりそうでした。ファミリードラマなんですが、ミステリーのような色合いもあるので、ページーターナーと言えます。

前作とは打って変わって、ドラマチックな設定は全くなくて、ガンで妻を亡くし、残された中学生と小学生と3歳の子供の面倒を見ないといけなくなった夫に、死んですぐに死んだ妻から手紙が届きます。40代前半でガンにかかってしまった妻は死を覚悟しはじめたころから、死後夫に何通もの手紙を用意していたという設定で、何日かおきに届く手紙で、夫が少しずつ知らなかった事実を知り、家族を見つめなおし、助けてくれる周りの人たちを見つめ直し、徐々に自分を取り戻していきます。でもセラピー的な感じではなくて、妻から送られる手紙ごとに、明らかになる過去を自分でも探し出す謎解きもついているので、ついつい先が知りたくなって、最後にどっとクライマックスがきます。いやあ、私は最後のネタばれの前に気が付いたものの、うなりました。で、やっぱり泣きながら聞いていました。いやあ、やられた。最初はなんだか旦那さんが情けない感じなんですが、最後にこう来たら評価もあがるわというドラマぶりでした。

これは、読みやすいと思いますし、とっつきやすさもあるので、ファミリーものが大丈夫な方は超お勧めです。母親としての視点が強いのか、子供というキーワードをすごくうまく扱っています。読んだ作品2作品ともそうで、しかも超ドラマチック。

ナレーションは男性ですが、女性の声も違和感がありませんでした。英語もスタンダードなアメリカ英語だと思います。速くなくて聞きやすいです。

お母さん英語学習者の方はこういうのがいいのではないかなあと思いながら聞きました。ドラマに入り込めて、英語を「勉強する」気持ちが吹っ飛ぶもの。日常を描きながらも、どんどこすすむ。家族ものは生活感があって、日常会話の宝庫でもあるので、とてもいいと思います。

春休みで、家の用事をしながら聴くとあっという間に1作品が終わってしまう今日この頃です。仕事に行きたくなくなります(笑)家で用事をしながら聞くのが一番集中できます。

ああ、ドラマっていいですねえ。

気がつけば、この本で一応395冊です。あと5冊で400冊。この読書日記でも多読王国にも裏読書と読んでいるものはつけていないのでズレがあるのですが、実際にはすでに400冊を超えています。でも裏読書はまったく冊数をつけていないのもあるので、よくわかrらない(笑)一度2012年にやった年間100冊読書の時には計算にいれたんですが、その後は入れてません。その時は実際の数の半分ぐらいつけました。昔はかなり読んでたんですが、今は読んでも年に数冊です。お休みとかにたまに読むぐらい。

どちらにしろ、目標の500冊が見えてきてちょっとうれしいです。

読んでいただきありがとうございました。

Category: Adventure
Length:  324 pages / about 99820 words / 10 hours and 7 mins
 
Total recommends:
Difficulty: 
Story:
Can't-sleep-degree:
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記 No.20(耳読書No.17)394冊目
お越しいただきありがとうございます。SFというか、海洋アドベンチャーというか、スリラーというか、いや、全部合わせたようなお話ですが、エンタメと思えば面白いお話でした。ありそうもないよと思っても、もしハリウッド映画にするなら、こんなのもありという感じで楽しめました。マイケル・クライトンが好きならこれも気に入るかもしれません。

南半球の海底で何かが起こっている。それを調査するために軍や、研究者たちが動くのですが、ほんとにいろんな要素が詰まっています。最初、説明が多くてなかなか物語に入り込めなかったんですが、2,3時間たってやっとつながってきて楽しめるようになってきました。それと、映像に訴える本なので、聴く分にはちょっと難易度が上がってしまうかもと思いながら聞きました。

読む分にはいいけど、これはaudibleはあまりお勧めできないかも。ナレーションが私はだめでした。女性の淡々としたナレーションなんですが、すごく気がそがれます。でもなぜか、男性を演じるとうまい。そこだけすごく感情が入った感じです。あと、動物も登場する場面と、ヘリコプターとか通信での音響効果がほどこしてあって、工夫は感じられたんですが、話に入り込めるまではつらかったです。

最後に作者自身からのメッセージもはいっていて(これはaudibleのいいところかも)作者に感想をメールすると、未公開?シーンを教えてくれるみたいなことを言ってました。

ありそうもないけど、動物が活躍するのはよかったです。英語は聴くのは★3つ半から4つぐらいな感じです。他の要素もですが、こういうのは科学的な根拠なんて求めたら終わりなので、エンタメとして楽しんだらいいのではと思いました。

ちょっと生活に変化があって、耳しか空いてないことが増えたので、かえってaudibleを聞いている今日この頃です。

読んでいただきありがとうございました。

Category: Fantasy
Length:  403 pages / about 124620 words 
 
Total recommends:☆☆
Difficulty: 
☆☆
Story:☆☆
Can't-sleep-degree:☆☆
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記 No.19(目読書No.3)393冊目
お越しいただきありがとうございます。これは2巻です。1巻はつい最近耳で聴きました。
こちら、
A Shade of Vampire (New & Lengthened 2015 Edition) (English Edition)
この感想をブログで書いているときに、日本アマゾンで読み放題、unlimitedだということを知ったので、2巻は読み放題で読んでみることにしました。コマギレ作戦で15分単位で読んでました。隙間読書。実はえらい先まで続いています。

これ、audibleでも気が付いていたんですが、かなり漫画な感じです。きっと向こうの中学高校生が読む読むような感じだと思います。英語がかなりわかりやすいので、多読としては超お勧め。なので、前回はお勧め度もそれゆえあげました。

ただ、Twilightのような詰まった感じはないです。さらっと読めます。バンパイアのデレクくんが主人公のソフィアちゃんにベタぼれなのは同じ感じなんですが、根拠がなんだか弱いような。

でも読みやすいし、もともとまんがも嫌いじゃないし、読み放題の1冊なので良しとします。

こういうのは、速く読む練習には向いていると思います。

多読の力はけっこう軽く見られがちなんですが、実は底力になってると最近になって思うようになりました。目で読む量が近年減っているので、速度が落ちているのが自分でわかりました。英語だけで理解できるものの量をこなすことは大事だと実感しています。いわゆる「やさたく」ですね。ネイティブスピーカーはそのようにしか読んでないですしね。多読と精読が必要なのは私たちが第二言語として読んでるからなんですもんね。私は両方必要だと思っています。

読んでいただきありがとうござました。


Category: Historical fiction
Length:  400 pages / about 124000 words / 
8 hrs and 50 mins

Total recommends:

Difficulty: 
☆☆
Story:
Can't-sleep-degree:
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記 No.18(耳読書No.16)392冊目 

お越しいただきありがとうございます。カテゴリーはヒストリカルフィクションにしたのですが、これはヤングアダルト、中学生ぐらいから読めるお話でもあります。でも、決して子供向けというわけではないので、英語を母国語としない大人の人が読みやすいお話と言えます。

これはなかなかよかったです。第二次世界大戦で起こったタイタニックよりも大きな悲劇。しかもあまり語られることのなかった船の沈没事故のお話です。忘れてはいけないと作者が丁寧にフィクションとして作り上げたものですが、登場人物以外はすべて史実に基づいています。 歴史を知ることができて、感動もある。以前にこの作者の作品を読んだことがあります。リトアニア系アメリカ人の作者がリトアニアの人たちのソビエトでの悲劇を描いたこれ、
これもかなり評価されていましたが、このお話も主人公の一人がリトアニア人です。どちらも作者の「歴史に埋もれさせてしまってはいけない」という思いがひしひしと伝わってくる秀作だと思いました。

港に行くまでに逃げてきたドイツ人、リトアニア人、ポーランド人、それぞれがそれぞれに事情をもっていて、戦争がなければ、こんなことにはならなかっただろうにと思わせます。

audibleのナレーションは3人なので、これまたとても贅沢な作りです。英語も聞きやすくてわかりやすいです。それと1章が短いので、気がそがれにくいというおまけつき。これは目で読んでもかなりわかりやすいと思います。難しさレベルを★一つにしようか二つにしようか悩みました。

おすすめできる理由はほかにもあります。ヤングアダルトの歴史ものなので、英語がカジュアルすぎず、俗語も少ない。なので、歴史ものがまあ大丈夫なら学習者にはもってこいだと思います。

現実にはもっと悲惨であっただろうけど、この埋もれた歴史を知れただけでも本当によかったなあと思います。

読む作品の語数がいつも悩みの種です。頼りにしているサイトの語数は少し多めのようだとも思うのですが、それしか方法がない。私の読む作品は自分が初めてのことも結構あるので、よけいに参考になるものがありません。なのでそれで統一させていただいています。語数を数えるというのは100万語多読以外でなにか必要があるのかなあと思いながらも、励みになるので多読王国で記録させてもらっています。そこに記録する前にブログをUPするという段取りなので、ブログも早くかけて相乗効果です。

読んでいただきありがとうございました。

Length:  336 pages / about 104160 words / 10 hrs and 18 mins

Total recommends:

Difficulty: 
☆☆
Story:
Can't-sleep-degree:
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:☆☆☆☆

2017年英語読書日記 No.17(耳読書No.15)391冊目 

お越しいただきありがとうございます。これも速く聞けました。いや、耳しか空いてなかったので、すぐに聞けちゃいました。こころの洗濯できる小説はいいです。聞いてる最中は涙が溢れてくるんですが、その涙でこころが洗われているんだなと思っています。

これもハンカチ必須です。ちょうど仕事のない週末を中心に聴きました。だって涙で前が見えなくなるからです。この作品の前作はこれ、
 これほど号泣はなかったんですが、やっぱり泣きました。最後はうるうるきちゃって、目の前が見えなりました。家で聴いて正解でした。ひたすら一人の人間に出会い見守るために犬が転生を繰り返して飼い主の元に戻ってくるお話です。2巻では、死ぬところを見守って老犬になった犬が、主人の孫(実際には義理の孫)に出会って再び同じように転生を繰り返して出会い続けるお話です。途中人間が勝手すぎたりして、やるせない気持ちになるんですが、最後はほんといい終わり方でした。ロード・オブ・ザ・リングを思い出しました。

ああ、物語っていいですねえ。

これは耳で聴いても、ながらでも内容に入りやすいので、かなりわかりやすい作品だと思います。ナレーションも速くないです。 男性のナレーションですが、女性の声もけっこうしっくりきてました。

この作品は、犬の目を通して、人間のエゴや、人間の苦しみを描き、そして幸せとはなにかと問いかけてきます。時にポイ二ャント(心が痛む)なので聴いていてつらいなとも思いましたが、それでも聞く価値がありました。

これを聞いてる間は、何度も何度も自分の愛犬を見つめてしまいました。ちょっと動くと膝の上で寝ている愛犬が上を向いて私をじっと見つめます。まさに上の表紙の表情です。主人公の犬が「犬好きに悪い人はいない」という決め台詞があって、それを聞くたびにそうありたいなと思いました。犬も人間も大事にできるようになりたいなと。

毎日毎日いたらない自分を発見しながらも、落ち込みながらも、本に出会って、感動して、

教えられる。

人間はいつまでたっても学び続けるのだなと思います。

読んでいただきありがとうございました。


Category: Mystery Thriller( Psychological Suspense)   
Length:  481 pages / about 146940 words

Total recommends:

Difficulty: 
☆☆
Story:
Can't-sleep-degree:
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記 No.16(耳読書No.14)390冊目 

「耽美的なサイコスリラー」 

お越しいただきありがとうございます。 これは、なかなかな衝撃作だと思いながら聞きました。ヒミツの花園に囲われた美少女たちという表面いかにもきれいな耽美さとは裏腹に、羊たちの沈黙を彷彿とさせながら、それとGone Girlの行っちゃった感にレイプ犯を連れてきたようなお話です。ちょっとはじめての経験かも。実際に読んでみると気分の悪いのを超えてかなり読み進んでしまう自分に気が付きました。

読む前は書評が賛否両論で、ひどいのはかなりコケおろしているので、残酷な話だろうと最初はさけていました。でも読み始めると止まらない。狂気と残酷さを美しくコーティングしてあります。

犯人だけでなく、主人公の女性も行っちゃってる感じなんですが、実際はそこまで変じゃなかった。最初とまどったのは、主人公の女性の声の担当の時と、FBIの男性捜査官の声の時の主人公のキャラクターがまるで別人のように聞こえたことです。なのでもっと裏があるのか?と思ったりもしてしまいました。ウラがあったのではなくて、続編が出るようです(笑)なるほど。

美しさにこだわる犯人は今までの犯人像と少し違います。「羊たちの沈黙」も思い出したけど、もう一つ頭に浮かんだのなぜか「Never Let Me Go」でした。少女から女性に変わる年齢でその美をガラスケースの中に永遠に閉じ込めたい。犯人は少女たちを「蝶」にたとえてコレクションしていくのですが、ある儀式、すなわち背中に蝶の羽の入れ墨を施して犯人なりの歪んだ愛情を注ぎ続けます。かなり怖い設定ではありますが。

英語は女性のナレーションが速いと思いました。若い女性特有の話し方かな?癖がありますが、だんだん慣れるとそれはそれで面白かったです。それに比べると男性のほうはゆっくり目です。回想シーンが多いものの、筋がとりにくい感じでもなかったです。

いやあ、続編どうしようかなあ。1巻でいいような気もしますが。また考えます。あ、これもKindleunlimitedの対象なので、会員の人は読み放題で読めます。(最近けっこう利用しています)

読んでいただきありがとうございました。

One Small Act of Kindness (English Edition)ダウンロード

Length:  481 pages / about 146940 words

Total recommends:

Difficulty: 
☆☆
Story:
Can't-sleep-degree:
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記 No.15(目読書No.2)389冊目  

お越しいただきありがとうございます。なかなか落ち着いて目で読むことができない今日この頃ですが、電車の中やお昼ご飯を食べながらでやっと読めました。

これは、掘り出し物でした。すごくイギリスって感じです。

ロンドンで羽振りのいい生活をしていた夫婦が夫の解雇をきっかけに、夫の父が亡くなったのもあって実家に帰って自営の小さなホテルを支えることになった。同居が始まったばかりで、宿の前で交通事故が起きる。事故にあった女性はホテルにむかっていたのだが、記憶をなくしていた。

書き出すと永遠に続くあらすじなので、このへんで。大きな事件があるようなないようなお話なんですが、これはうまい。読む時間があればすぐに読んでしまったと思います。なんというか、雰囲気がいいし、登場人物の人柄がいいです。

思い出すのはこれらの作家さん
このお二人もいかにもイギリスっぽい感じを描くのがうまいんですが、この二つを合わせてあっさりした感じです。なんだかのんびりした感じの中に、トラブルが起きて、それがぐるっと一回りしていい具合に落ち着くという流れです。こういうのは好きだなあ。

それに、これも犬がとてもいい役割を果たしていていい味だしています。

お話に派手さはないけど、なついてしまうような気分で読みました。タイトルにも引かれました。「小さな親切」がだれかを常に助けている。本の巻末にはsmall act of kindnessを実際に受けた人の話が集めてあって、それもよかったです。自分もどこかで誰かを助けることができていたらいいなあと思いながら読みました。それと、イギリスのセラピー犬のことも描かれていて、実際にセラピー犬の協会を紹介したりもしています。こういうのがいいですね。

またこの人の作品を読みたいです。

読んでいただきありがとうございました。

Length:  358 pages / 9hrs and  41mins / about 112840 words

Total recommends:

Difficulty: 
☆☆
Story:
Can't-sleep-degree:
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記 No.14(耳読書No.13)388冊目  

お越しいただきありがとうございます。もう定番になりつつある、キャサリン・ライアン・ハイド氏の作品。読む本に困ったり、ホッとしたかったらこの人です。胸がきゅんとなりますが、同時に心もあたためてくれるようなお話を書いてくれます。

このところ、アメリカの黒人が登場するお話が続いているのですが、今だからこそタイムリーなんだろうなあとも思うのですが、アメリカでの黒人の立ち位置がこれもよくわかるお話でした。主人公は白人の少年と医者の女性。女性はあることが原因でテキサスの田舎で、体を痛めた動物たちと暮らしています。そこにケガをした狼を運んできた地元の11歳の少年。引っ越してきてまだ二日目で、たまたま出くわしたために少年を助けた黒人の少年が登場。ここから話が予想しない展開へと進んでいきます。

テキサスで時代は1960年前後のお話です。ここでも「へえ」だったんですが、当時アメリカではインターマリッジ、いわゆる他民族同士の結婚は禁止されていたそうです。白人と黒人はもちろんだめ。隔離政策があった国ですからね。

私達が思う以上にアメリカの人種の溝は深いんだなあと本を読んで思います。差別はどこでもあるけれど、表面平等だとうたっているだけによけいに浮き彫りになる何かがあると感じました。

人種や年齢、クラスを超えて、じわじわと育まれる愛情、友情、人間関係を書かすとこの人の右に出るものはない?というほど読んでいて、聴いていて安心できます。突き付けられる厳しい現実を描きながらも、なぜかこころが潤う。で、すぐにハイドワールドにもどってきたくなるんです。

この本の表紙が物語を上手く伝えてくれいます。そう、動物も登場します。それも話に一役買ってくれていますが、これまたハイド風なのがいいです。

英語は男女二人が少年と医者の女性のパートで分けています。一人称ではなく、すべて3人称で話がすすむ形です。 英語もかなり聴きやすかったので、あっという間に聴き終わってしまいました。

ほんとおすすめ。

世の中はこのお話とは逆行しているような気がするだけに、今だからこそこういうのを読んでよかったと思います。

物語っていいですねえ。

読んでいただきありがとうございました。 

Length:  384 pages / 10hrs and  47mins / about 114080 words

Total recommends:

Difficulty: 
★☆
Story:
Can't-sleep-degree:
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記 No.13(耳読書No.12)387冊目  

お越しいただきありがとうございます。こちらも映画化されたものです。アメリカの最先端の技術の陰に隠された黒人女性の活躍を、埋もれた歴史から掘り起こしたもので、第二次世界大戦前から現代までNASAの前身の機関に才能のある数学者を集められました。その中には才能のあるもの、女性も、黒人女性もいました。その中でも3人の女性に焦点を合わしています。

ノンフィクションなので、心躍るという感じではないですが、3人の女性の生い立ちを淡々と追っていく語りです。物語のように山がないので、気がそがれやすく、ノンフィクションは私の中では難しいほうですが、難しめのものも聞き返しをしながらがんばって聞くこの頃です。ナレーションはそれほど速くないので英語自体は聴きやすい方だと思います。

このところ、アメリカの黒人を扱うお話をよく聞いています。これの次もそうなんですが、こんなことが、ここ数十年でいまだ起こっていたことなのかと改めて知ることが多いです。うーん。登場する黒人女性はNASAの前身である機関から数学の能力を買われて雇われた人たち。黒人女性の中ではエリート中のエリート。彼女たちはいわゆる数学の天才たち。それでもこの仕事を得るまで大変な苦労をしています。

まだまだ隔離政策があるなか、彼女たちは隔離された敷地で、トイレも別々。それでもその才能を武器にアメリカの最先端技術の縁の下の力持ちになっていく。宇宙飛行士の命も彼女たちの計算に命がかかっている。それがなければ今の発展はなかっただろうというところが胸のすく思いで、スカッとしました。なんでこんな話が今まで埋もれていたのかと私も思いました。

面白かったのは、computerという言葉。よく考えればなるほどなんですが、この作品でやたらに最初から出てきて、すぐに気が付いたのですが、今ではPC,今打っている機械を表すのが当たり前なんですが、語尾のerは例えばrunnerは「走る人」と人を示しています。

computerも同じ。計算をする人たちもcomputerと呼ぶ。主人公の女性たちはつねにcomputerと呼ばれていました。思わず聞きながら横で仕事していた夫に「computerって人を表す言葉みたいなんだけど、確認してみて」と辞書で確認してもらって、ふたりで「へえ」ボタンでした。あと、タイトルのfiguresというのも、人物と数字のダブルミーニングかなあと思いながら聞きました。

映画はこちら、

映画はHelpでも出てきた女優さんが出てきていい感じです。原作より抑揚がもちろんあるのでなかなかよさげです。

ちょっと仕事が立て込んでいるのでこれも数日前にきき終わったのですが、更新できませんでした。その間に次の作品も聞き終わってしまったので、ガンバリマス。お次はお気に入りの作家の作品で、これも心の洗濯になりました。

読んでいただきありがとうございました。

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