Author:Lindsay Ashford
Category: Historical Romance
Length:  413 pages / 12hrs and 12mins

Total recommends:★★★★☆
Difficulty: ★★☆☆☆

Story:
★★☆☆☆
Can't-sleep-degree:
★★★☆
Romance-packed-degree:★★
Mystery-packed-degree:
★★★★

2016年英語読書日記 No.12(耳読書No.8)336冊目   

ハラハラのサスペンスのあとは、心潤うロマンスでなくっちゃと、これを聞いてみました。

ロマンスとファミリーサーガを取り混ぜたドラマです。

時代は第二次世界大戦終了直前で、夫が戦地で行方不明になり、まだ幼い息子を抱えて働きに出るエヴァ。友人とたまたま行ったダンスでアメリカ人の黒人兵士ビルと出会う。当時はまだまだ人種差別のひどい時代だったが、エヴァは自分の息子ディビットが痣を持って生まれてきたことで夫に蔑まれた経験から、そんな気持ちを持たずにビルに惹かれ始める。戦争が終局を迎える中、エヴァはビルの子供を身ごもっていることに気付くが、夫は死んだかどうかもわからず、ビルは戦地に送られてしまう。

聴き始めは、「これはポイニャントだ」「うーん、メロドラマ」路線だと思いながらでした。主人公の一人であるエヴァの行動が軽はずみ過ぎて、ハラハラします。そうなることがわかってるのに、なんでやねんみたいな方向に話が進む。

話が後半に入ると、主人公はエヴァとビルの娘であるルイーザになります。ここでまたルイーザが酷い目に遭います。これがかわいそうでかわいそうで。彼女の幸せを願わずにはいられない作者の術中にはまります。

話はメロドラマと書いたように、ちょっと短絡的で都合のいい展開もありましたが、後半がそれを打ち消してくれる形です。最後は読了感がいいです。

重いテーマの人種差別を描いて、やるせない気持ちにもなるんですが、それを凌駕して生き抜いて、愛を勝ち取る登場人物たちに最後は共感も覚えました。最初のうち黒人に対する描き方が好感を持てませんでした。当時のことを書こうとおもったらああなるのかなとも思いましたが、白人から見た黒人という印象を受けました。

人種差別といえば、最近では「Everything I never told you」というもっともっと心苦しい作品を読んだんですが、これはどちらかというと、メロドラマなので、あそこまでは深くはないです。

ロマンスと思うと面白いです。ドラマチックなのはいいのだ。

英語はわかりやすいと思いました。イギリスが舞台なのでイギリス英語ですが、ウェールズ訛りと思われるアクセント、南部を意識したアメリカ英語も出てきます。悲劇的なシチュエーションもナレーションが淡々としていて、すごく冷静だなと何度も思いました。

話も過去にさかのぼることが多いので、同じエピソードがまた説明されるということがあって、私たちにはそれがかえってわかりやすいと思います。ああ、そうだったと確認できますからね。

これもアマゾンプライムでプライム会員は今無料で読めるようです。最近多いですねえ。

すごく珍しいことなんですが、旧ブログのランキングにものすごく近づいてるこのブログ。ライバルは自分。とうのは嘘で、もうこれ以上は望みません。英語読書好きの人が来てくださるだけで十分嬉しい私です。

今日も読んでいただきありがとうございました。

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