Author:Gill Paul
Category: Dual Time ( Historical Romance)
Length: 426pages /
12hrs and 4 mins / about 128960words

Total recommends:
★★
Difficulty: 
☆☆
Story:
Can't-sleep-degree:
Romance-packed-degree:

Mystery-packed-degree:☆☆

2016年英語読書日記 No40耳読書No.32)364冊目 

きました、きました。好みのデュアルタイムが。この間「angelさんの読書日記はけっこう偏りがある」と言われたんですが、これですかね?うふふ。つい本能の赴くまま好きなジャンルを突き進む自分がいます~。

これは最初、イギリスアマゾンで見つけたと思います。舞台の一つがイギリスです。ランキングにも上がっているので、結構好評みたいです。

題材がロマノフ王朝だったので、「これはちょっと眉唾っぽくなってないか?」とちょっと疑心暗鬼で聴き始めました。 ロマノフ王朝の生き残りは実は・・・。というお話です。

完全に作者のフィクションなんですが、

やられました。

ロマノフ王朝の王女と若きブルジョア出身の兵士の恋。史実の中から話を掘り起こしてここまでフィクションにできるのはなかなかすごい。

愛の物語でした。

これはデュアルタイムとヒストリカルフィクションが好きな人は超おすすめです。ついでにロシア革命の様子もよくわかるし、ニコライ皇帝一家の最後の様子も事細かに描かれていて、私はこういうのが大好きなので、のめり込みました。ロマノフ王朝、ロシア革命といえば、「オルフェウスの窓」が浮かんでしまう私なんですが、(全巻大人買いして読みました。もう手元にはないですが(笑))フィクションとしてかなり面白かったです。もし、ロマノフ王朝の王女が生き残っていたら、まさにこんな風になっていたかもと思わせてくれる説得力がありました。

ラストでおじいさんとおばあさんが亡くなるシーンがそれぞれ描かれるんですが、私はそういうの弱くって、一人涙しながら聴きました。

なんだか”The Notebook"のような感じでもありました。芽生えた愛を一生貫き通すんですよねえ。

昔ドキュメンタリーでニコライ皇帝一家暗殺の話を見た覚えがあるんですが、聴いていてそれを思い出しました。歴史って一つ間違うととんでもない方向に行くんだなあと思いますよね。そんなことが今でもたくさん起こっているのが現実でもあります。

歴史もののいいところは、ずばり「歴史を学べる」というところにあります。作者が史実を調べ上げて物語を編み上げていく。学習法としては邪道かもしれないけど、私は学生時代そんな妄想がなければ歴史は勉強できない少女でした。いまだにその気持ちを思い出しながらヒストリカルものを読んでいます。歴史をこの目でみてきたでみたいな感じで語られるともうメロメロです(笑)

これも読んでよかったなあと思いました。暗殺シーンや、主人公が苦しむのはちょっと辛いけど、それゆえ真実味があるし、それを乗り越えて愛を貫くのはとてもロマンチックです。

おすすめです。歴史のうねりのなかで愛を貫いたロマンスを是非!

読んでいただきありがとうございました。