Author: Amy Harmon
Category: Fantasy ( Romance )
Length: 336 pages / 11hrs and 3mins / About 104160 words

Total recommends: 
★★★
Difficulty: 
★★
Story:
★★
Can't-sleep-degree:★★★★★
Romance-packed-degree:★★★★
Mystery-packed-degree:
★★

2017年英語読書日記No.37(耳読書No.32)410冊目
お越しいただきありがとうございます。でた、ひさびさに好みにぴったりはまったファンタジーロマンス。もう少女になって夢中で聴きました。これは自分の中でかなりヒットでした。表面的な感じだと、X-Menの世界を中世のようなファンタジーに持ってきた感じ?いやそれだけじゃなくて、ものすごくロマンチックなんです。しかも童話のような雰囲気が漂う。うーん、素晴らしい。

主人公のラークは5歳の時に王に目の前で母親を殺された。母は王に結婚を望まれたが、それを拒んで違う貴族の元に嫁いでラークを生んだ。ある才能を持った母はラークの未来のために彼女の「声」を自らの力で殺される瞬間に封印する。その16年後、ずっと父親に監禁に近い状態で、暮らしてきたラークだったが、森で傷を負った大きな鷹に出会った。そこからラークの運命が変わろうとしていた。

私は小さなころひとり本棚にあるグリム童話を繰り返し読むような少女でした。その血が疼きました。あのヨーロッパの森深くでなにかしら怪しげなことが起こっているような、短調な暗さを伴うような寓話っぽい話が大好き。

最初はこれ、アメリカアマゾンで「あんたこれ好きやと思うで」とお勧めされたもの。読み終わるまで全然気が付いていなかったのですが、実はこの作者の作品は2作品目でした。

でも前回読んだのはヒストリカルロマンスでとっても大人向けなんです。これ、
イタリアが舞台のナチス侵攻のお話。ユダヤ系イタリア人人女性とアメリカから祖父の元に預けられ、神父になった男性が主人公です。

これとは打って変わって、舞台は架空の中世を思わせる世界。ドワーフやフェアリーの末裔がでてきたり、Giftedと忌み嫌われ、畏れられる、ミュータント(X-Menを想像してくだい)のような人間が出てきます。

最近読んだファンタジーロマンスはこれ、
これは大ヒット作品で、かなり派手さもあるファンタジーです。この1巻はほんとにグリム童話かと思う雰囲気も満載で好きです。2巻以降はちょっとバブリーさもかなりなアクションも出てくる(笑)濃いロマンスでもあります。

このThe Bird and the Swordは上のローズシリーズや、トワイライトのようなナイーブさをすべて取り除いた感じの話。金満すぎもしないし、イケメンを強調しすぎもしない。あ、イケメンは出てきますがね(笑)それもかなり気に入ったところです。”Shiver"というパラノーマルを書いたMaggie Stiefvaterと少し似た感じもあります。

ファンタジーを書く作家はこの暗い感じの雰囲気を紡ぎ出そうとしているのではないかと思いながらよく読むのですが、この寓話的な雰囲気、クラッシックな雰囲気を出すのはかなり難しいような気がします。

ロマンスも満載で、最後まで愛の物語でもある。ああ、うっとりです。大昔観た映画「レディホーク」をちょっと思い出しました。映画よりももっとロマンチックです。

それと秀逸だなと思ったのは言葉のチョイスです。なんだかとても詩的で示唆的な意味深な言葉が多い。主人公が口がきけないという設定がよけいに感覚を研ぎ澄まされる感じです。うーん好き。

英語は時折難語かなと思うものも出てきます。中世で出てくるような家具なんかの名詞に慣れていればそれほど違和感はないと思います。

秀逸なのは、ナレーション。抑えた感じではあるけど、なんだか奥で響くようなすばらしい声だと思いながら聴きました。演技上手すぎ。

これも映画化して欲しいなあ。

ファンタジーとロマンスの二つの要素が絡み合ったこのお話、このジャンルが好きな方には超おすすめです。続編も先月出てるようなので、audibleを待ってみます。出なければ目で読もう。楽しみです。

ああ、物語っていいですねえ。

読んでいただきありがとうございました。

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