英語読書日記 by angel

読んだ洋書の記録です。冊数は原書を読んだ冊数で、Graded Readers等は記録に入れてません。今の目標は500冊です。一緒に英語読書楽しみましょう!

カテゴリ: 難易度★★★★

Author:Ruth Hogan
Category: Fiction
Length:  288 pages
 / 8hrs and 35mins / About 75000 words (語数はだいたいです)

Total recommends: 
★★
Difficulty: 
Story:★★
Can't-sleep-degree:★★
Romance-packed-degree:★★
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記No.63(耳読書No.52)436冊目
お越しいただきありがとうございます。でました。六つ★でも、私がこんな物語好きで好きでたまらないので、他の方には六つとは言い難いかもしれなけど、とにかくこれは聞き始めたときから胸がキューンとし続けて、最後までキューンとし続けました。ラブリーなお話です。

見つけたのはイギリスアマゾンです。イギリスではランキングに入っていました。

薔薇のお庭があるエリザベス朝の大きな静かなお屋敷にひっそりと住んでいる紳士。妻が亡くなってから40年間、あることをずっとやり続けてきた。それは亡き妻へのレクイエムでもあった。

この何とも言い難い雰囲気を出すのはかなり難しいと思っている私です。聴き終わってまたチャプターワンを聞き返して、「ああ!なるほど」と思いました。す、素晴らしい!もう一回このまま聴き直そうかなあ。

目だと、わかりにくくなってもすぐにページに戻れるのでもう少しわかりやすいと思いますが、これはaudibleで聴くのは難しい部類ではないかと思いました。デュアルタイムではないのですが、二つのお話が交互に進んでいき、最初の接点がわかりにくくて、最後の最後まで全く接点がないまま進みます。

そして、それとはまた違うたくさんのエピソードが入ってくるので、とてもとらえにくいです。なので難易度をちょっと上にしました。それでも、聴いている間は私の心の水際に小さな波を常時起こすような感動でした。

アマゾンのカテゴリーはオカルトとか、ユーモアとかでもカテゴライズされているのですが、これはそんな枠にとらわれないフィクションであることは間違いないです。

この世界に共通点があります。
この作家さんの世界をイギリスの小さな町にもってきて、もっとフワフワさせた感じ。この作品も思い出しました。
上の物語を全部ひっくるめたような愛おしさがあります。こういう世界にどっぷりつかりたい私なので、聴き終わりたくなかったです。

オブおじさんとはちょっと違うけど。おじさんがカギです。あ、怖くないアントニーおじさんという人です。

アントニーおじさん以外にもお手伝いさんのローラ、庭師のフレディ、近所の女の子サンシャインと個性豊かな登場人物が出てきて読ませます。

この物語では、アントニーが見ず知らずの人の落とし物を拾っては、拾った時と場所を記録して、自宅の書斎に保管しつづけます。いつの日か落とし主が見つかることを祈って。

世の中は捨てたもんじゃないんだと思い出させてくれる本は貴重です。

聴きながら、自分のこの読書ブログと重なりました。

7年間来る日も来る日も読んだり、聴いた本について綴り続けてきました。読者が一桁でも、拍手がなくても、ひっそりと綴り続けるのは時に難しい時もありましたが、いつの日か誰かが一人でもいいから読んでもらえて本を手に取ってもらえたらいいなと思いながら。手に取ってもらったかどうかもわからなくてもです。上質の物語は心を震わせてくれる感動を伝えたくて綴り続けてきました。

数年前に綴った思いが、今もしかして誰かの思いと重なってるかもしれないと思うと、またこのブログを書く気持ちが湧いてきます。

静かな静かなローズガーデンに、大きな大きな愛情が詰まっているような物語。また出会えました。地味ですが、こういうのがあるから、こんな世知辛い世の中で息ができる気分にさせてくれるお話でした。

この本を聴いていて、audibleがいかに素晴らしいかをまた味わってしまいました。ナレーションの3人のうち、速めのブリティッシュアクセントもそのうち慣れたし、主軸の女性の英語がもう愛おしくって。頭の中はずっとイギリスをさまよっていました。

ああ、物語っていいですねえ。

こうやって読みたい本に出会える喜び。読んでくださるあなたにもこんな気持ちになれる時がありますように。なんだか雑音も遠くに小さく聴こえるようなって、どうでもよくなる。本が私を救ってくれます。

読んでいただきありがとうございました。


個別にお返事できない非公開としてコメント欄をつけさせていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。
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9月合計   208,920語
 累計   51,555,909語

Author:  J.K. Rowling 
Category: Fantasy
Length: 608 pages
 /23hrs and 59mins / About  198227 words 

Total recommends: 
★★
Difficulty: ★★
Story:★★
Can't-sleep-degree:★★
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:★★

2017年英語読書日記No.48(耳読書No.40)421冊目
お越しいただきありがとうございます。ああ、ついに最後になってしまいました。聞き終わるのがものすごく寂しかったです。感動のフィナーレ。

ネタバレありなので、読んだことのない方はスルーしてくださいネ。映画で扱ってないない部分のネタバレもあります。

この巻は目で2回読んで映画も数度見て、そして今回は耳で聴ききました。2回目に読んだのは、今から7年か8年前でした。旅行にもっていって、夢中で数日で読み切ってしまったのを思い出しました。今回も23時間を1週間で聴いてしまいました。最後はもう止まりません。

ほとんどの謎が解ける最終巻なので、一字一句しっかりと受け止めながら聴きました。難易度が高くなっているので、聞き返しも一番多かったです。

今回、読んでいて思い出したのは、The Lord of the Rings、指輪物語です。ホークラックス(分霊箱の一つ)のペンダントを身に着けると、ハリーはヴォルデモートとリンクしやすくなって、皆も怒りっぽくなる。どんどんペンダントの虜になるような描写は、指輪の虜になるホビット達を彷彿とさせます。もちろんわかって書いているはず。ファンタジーで指輪物語を抜かすことは不可能なぐらい浸透しています。

シルバードウが出てくるシーンは(女鹿の形をした光。ここではそれぞれの魔法使いの守護霊みたいな感じであつかわれています)「もののけ姫」の世界のようだったし、

あと、スピンオフで作品も出たDeathly Hollowsのお話も、グリムやイソップの寓話が根底にあるのではないかなと思いながら聞きました。昔読んだ「3匹ヤギのがらがらどん」も思い出しました。

その他にも、錬金術がエジプトで行われるというくだりは"The Alchemist"で出てきます。ちなみに、「賢者の石」も出てきます。そう、ハリポタでも出てくる賢者の石や錬金術はもともとの歴史的なもとがあります。ニコラスフラメルは実在の人物だというのは有名ですね。作者の博識さもたくさん感じました。

どの巻でもそうですが、映画と若干細かい設定が違うのを見つけるのも面白い部分です。例えば、グリンゴッツに忍び込んでドランゴンで脱出しようという知恵は映画ではハーマイオニーですが、原作ではハリーが思いついたり、ヴォルデモートがスネイプを呼び出すのは映画ではホグワーツの湖の船の保管場所のようなところですが、原作ではルーピン先生の元屋敷。ホグズミードとホグワーツの間の場所です。他にもたくさんあります。

この本のタイトル、Deathly Hallowsがこの巻の目玉なのですが、最初の設定ではなかったお話だと思うのですが、これもうまくつながっていて面白いです。3兄弟が死神から逃れる話ですが、死神からもらった3つの伝説の宝、エルダーワンドと、リサレクションストーン(復活の石)とインビジブルクローク(透明マント)ですが、それぞれの兄弟の子孫が持ち合わせている、すなわち、長男の末裔がダンブルドアで、次男がボルデモード、そして生き残る3男がハリーとなっていると私は理解しました。英語だけなので、間違っていたらすみません。で、おとぎ話と同じような運命をたどるというのもうまいなあと思いました。最終巻はほんとに複雑で読み解くのがなかなか大変ですよね。日本語でもわかりにくいと聞いたことがあります。

そして私が映画でも原作でも一番大泣きするのが、前半を飾る最も悲しいシーン。

エルフのドビーが死ぬあたりです。この辺は涙で顔がぐしゃぐしゃになります。何度見ても、読んでも聴いても悲しいです。ここでもハリーの心にぽっかり穴があくのですが、そこにやっぱり作者の強い弱者への視点が感じられます。

そして、私の一番好きな愛のスネイプここにありのくだりはこの作品の中でもっとも好きなシーンです。彼の生涯を通じて愛しぬいた女性のための彼の大きな大きな犠牲がこの作品の一番大事な部分だと、勝手に自分で思っております。これは愛の物語であると。この読者にとっては大きな裏切りとも取れる展開がこの作品の一番の功労者じゃないかと。意外性があるのがやっぱりストーリー展開には必要で、こののちのミステリーへの成功をすでにここで手にしていると思いました。この作品自体もファンタジーの形をとったミステリーといってもいいかも。謎解きがかなり面白いですものね。

ラストにスネイプの愛は違う形となって、ハリーの心に宿るくだりもなんともいえない愛おしい気持ちを持ちました。

特に最終巻では主人公ハリーに本当に大きな大きな試練があたえられます。17歳の少年が愛するものたちだけでなく、自らの「死」を乗り越えることを突き付けられる。「死」を受け入れたもののが本物のDeathly Hallowsの持ち主になれる、すなわち「死を制する」ことができる、「生」を与えられる。それには、奢らず、よく生きること、「友情」「愛」をかみしめることが必要。

著者の生きることは苦しいけれど、それだけで愛おしいものだということを、多くの読者がハリーを通して知ってほしいという思い、私はしっかり受けとりました。

1巻からたどると、ほんとうに大人になったなあ、苦労して苦労して、悲しみを乗り越えたからこそ、エルダーワンドをいとも簡単に捨て去ることができたと納得もいきます。人間のエゴとそれの乗り越え方を描いているともとれました。ここでは、やっぱり指輪物語のテーマと重なるなと思いました。

徹底した作者のメッセージ。それは著者が苦しんで昇華してきた過程を見るようでした。

ただの子供のファンタジーが世界を席巻したのにはやはり理由がある。

人間に一番大切なものが何かを全巻を通して伝えようとするメッセージ性も強いからこそここまでヒットしたとも私は思っています。

私達にとっては英語を学ぶ上でこの本を通らない人は少ないほど、ハリーポッターを読むことが一つの目標になっている。私の生徒達もいまだ憧れを持っている本の一つです。ハリポタが変えたものは、英語圏の子供たちの読書への向上だけでなく、非英語圏の人にも強い影響を与えました。

私は子供を妊娠中にこの本に出会いました。子供もハリポタを読んで(日本語ですが)観て育ちました。

実は私は著者のJ.K. Rollingと同い年です。同じ年齢の女性としても、尊敬の念を抱かずにはいられません。そんなこともあって、いつもすごく敬意をもってこの本を読んできました。

私を英語読書に導いてくれたコアの本の一つであるこのシリーズ。感謝の気持ちをもって終わりたいと思います。読み終わってしまった。本当に寂しいです。ちょっとぽっかり穴が開いたよう。

読んでいただきありがとうございました。

個別にお返事できない非公開としてコメント欄をつけさせていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

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Author:  J.K. Rowling 
Category: Fantasy
Length: 560 pages
 /20hrs and 56mins / About  168923 words 

Total recommends: 
★★
Difficulty: ★★
Story:★★
Can't-sleep-degree:★★
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:★★

2017年英語読書日記No.47(耳読書No.39)420冊目
お越しいただきありがとうございます。私は全巻の中でこれが一番怖いなあと思った巻です。いろんな要素を取り込んであるこのファンタジーですが、やっぱりゾンビみたいなのは怖いっす。(怖がり)実際には呼び名がInferiで、どちらかというと、ロード・オブ・ザ・リングの沼で出てくるのと同じ感じです。

なので、これが一番オカルト色が強いのではないかと勝手に思っています。トム・リドルの登場もまるで映画オーメンのダミアンのようだし。著者がそれらを示唆しているかどうかは別として、読んでるでいて何かを彷彿とさせる瞬間はほんとに面白く感じます。

この巻では、ボルデモードの過去が明らかにされて、彼がスリザリンの末裔であることがはっきりとします。そのあたりのつなぎ方もさすが。今回はボルデモードが直接出てこないので、それも不気味な感じもしました。矛盾がいろいろあると言われているこのシリーズですが、いや、これだけのエピソードをよくまあうまくつなぎ合わせているものだと私は感服です。

今回は悪役である、ドラゴ・マルフォイもダークなイメージでたくさん登場します。でも、悪役も心を持っている、卑怯であっても、ほんの少しでも善の心が垣間見えたら、その小さな小さな善を少しでも救い出すことが大事だということも描かれています。他にも随所で垣間見れる弱者を決して見捨てない作者の視点が好きです。

それと私の好きなのは、このあたりから、スネイプが話の中でかなり大事なキーだということが徐々にあきらかになるところです。彼の過去がオクラメンシィ(だったかな。音だけが頼りなのですみません)の個人授業で垣間見れます。そしてプリンスという人物の謎もいい。私は本を目で読んで、映画を数回見て、これを聴き直しているので、わかってはいるものの、伏線がはってあるのが今度はわかってなお面白かったです。スネイプとハリーの父親ジェイムスが若かりしことに憎しみあっていて、今度はスネイプとハリーの間で憎しみの火花を散らすのですが、それはまるで、父親と息子が対立するのをハリーが疑似体験しているのだと感じたのは私だけかもしれないけど、ここにも、スネイプの強い役割がかくれていると思って聞いていました。あ、すみません。私スネイプびいきで(笑)

前巻でシリウスが死んでしまったので、もしかしてと思ったのですが、一番最初はショックでした。それと同時に作者の話運びに感嘆しました。すごい。そしてハリーの喪失感をまたまたうまく描いているので、著者が深い悲しみをわかっているからこそこの描写が出てくるんだなと、ハリーの心の叫びと共に涙している自分がいました。あはは。

最終巻一つ手前になってくると、各キャラクターもそれぞれの持前を存分に発揮しています。細かく細かく描写を重ねて、それがこの作品の一つの魅力となっていると思いました。この巻はアンブリッジやリタ・スキーターが出てこないのもプラスポイントです。そのあたりの描写はあまり読みたいくないのが正直なところです。あのやらしさと意地悪さは私には余分(笑)

映画は原作より短いので、もちろんいろんなところが編集、変更されているのが当たり前なのですが、映画の後半になるにつれて、特に後半3作品は、かなり原作に近くて忠実です。原作を読んでちょっとした違いを知るのもかえって面白いのがこの作品の醍醐味でもあります。

英語は前作よりは作品自体が短いのはいいのですが、やっぱり難易度は難しくなると思います。回想シーンも多いので、ややこしさが増します。

これも聴き終わってすぐに書きたかったのですが、なかなかここまで行き着かないです(涙)やっとかけて嬉しい。読み終わってすぐに映画も見たいんですが、それも全然できてません。

さて、次は最終巻。ウィザリングワールドから離れるのがちょっとさみしいなあと思いながら聴いています。また1巻から聴き直そうかな(笑)
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読んでいただきありがとうございました。

個別にお返事できない非公開としてコメント欄をつけさせていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

Author: Angela Marsons 
Category: Mystery and Thriller
Length: 412 pages /  About 127720 words

Total recommends: 
★★★
Difficulty: 
★★★★
Story:
★★
Can't-sleep-degree:★★★★★
Romance-packed-degree:

Mystery-packed-degree:
★★
★★

2017年英語読書日記No.35(耳読書No.30)408冊目
お越しいただきありがとうございます。世の中が殺伐としてるし、自分もこころ温まりたい気持ちも強いので、サスペンスから遠ざかってました。

これはめずらしく続きを聞き続けているので、新刊が出て、そのあとすぐにaudibleも出たのでいったん購入したのですが、デバイスの関係で音声が聞けずにいったん返品した経緯があります。あ、audilbeは返品可能です。私は数時間聞いて、気がそがれるものはすぐに返品するので、わからないのですが、期限もなかったような気がします。ノン・フィクションは気がそがれやすいのでノンフィクションで失敗することが今のところ多いです。その数時間を合わせるとけっこうな時間なんだけどなあ(笑)

でも、けっこう数を聴いているほうだと思うので。(年間で24冊購入できる会員になっていて、1年たたずにたいてい使い切ってしまいます。新刊は高いのでお得感がかなりあります。audibleは多分200冊は聴いていると思います。)よく「次何聴こう?」となった時に、デバイスもなんとかなっていた状態だったので、これを再購入しました。直す方法を教えてくださったaudibleの担当の方ありがとうございます。

で、肝心の作品の話ですね。

これは6巻目なので、最初から聞かないとわからない作りになりつつあります。事件自体、謎解き自体は大丈夫ですが、キャラクターがそれぞれの個性を発揮して活躍するので、そこが魅力であるこのシリーズは1巻から読むとより面白いと思います。

今回は、主人公の颯爽としたキム刑事の部下に危機が訪れます。よくまあここまで考えるわと舌を巻く息つく暇もない展開。今回は特に主人公キムの視点だけでなく、部下たちの視点も多めだったので、それぞれの事件を各々が追うのですが、その絡み具合を追っていくのがなかなか難しいところかもしれません。

今回のテーマはずばり「ヘイトクライム」。今の世情をキャッチした内容で、フィクションと言えども考えさせられることが多かったです。アメリカの作品で人種差別を真っ向から扱った作品で最近聞いたのはこれ、
これは弁護士が主人公の法廷ものですが、舞台がアメリカなので、また全然違います。

刑事キムシリーズは舞台がイギリス、イングランド北部なので、ヘイトクライムももっと違う印象です。これはかなりタイムリーな時期で聴いたので、なんだかなあと複雑な気持ちもありました。

現実ではキム姐さんはいないので、いてくれたらいいのになあと思いつつも、作品中では、桜吹雪が舞うごときの活躍ぶりで、人種差別に対して、極悪人に対して、容赦なくたたききってくれます。そうでなくっちゃ。

この主人公の性格にほれている読者の多いのではないかと思います。私もその一人。ほんとに気持ちがいい。

英語は読むより聴くほうが難しいと思いました。場面展開が多く、登場人物も多く、時代も交互して、違う事件が交互に描写されるので、難易度レベルを4つにしときました。私のこのナレーションの話し方と声がすごく好きなので、これは必ずaudibleでと決めています。キャラクターを演じ分けてくれるのも素晴らしいです。イギリスなので、もちろん方言もです。それを聞くのが大好きになっている私です。

続き物はきりがないので、今回もほかに興味のある作品が見つかったら、そちらを優先していたかも。でもこれも最後は爽やかでした。

次はヒストリカルものを聴いています。フィクションにみたてていますが、じっさいの主人公にインタビューをしたものをもとに、史実をもとにした物語です。これまた手に汗握るシーンも多いです。長めの作品ですが、おもしろいのでつい進みます。

読んでいただきありがとうございました。

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Author:Lucy Dillon 
Category: Fiction
Length: 545pages /  About 143840 words

Total recommends: 
★★★
Difficulty: 
★★★★
Story:
★★
Can't-sleep-degree:★★★

Romance-packed-degree:★★★★
Mystery-packed-degree:
★★

2017年英語読書日記No.34(目読書No.5)408冊目
お越しいただきありがとうございます。

以前に1冊読んでとても気に入った作家さんです。audibleが日本からでは入手できないので、kindleで読んでいますが、それがかえっていい感じです。

気に入っているのはその作風と、舞台がイギリスなので、イギリスにいるような感覚を楽しんでいます。

主人公のジーナはある事件で、最愛の恋人と別れてしまう。そのあと出会った親友の恋人の友人に見初められて婚約するが、結婚の直前に乳がんを発症していることがわかった。結婚して献身的に尽くしてくれた夫。しかし無事にガンを乗り越えたときに、待っていたのは夫の浮気と離婚だった。

主人公が離婚して一人暮らしをするところからお話が始まって、過去に起こった出来事を交えながら、徐々に現在の彼女とその事実が交差する形で話がからんできます。初恋の人と別れることになった理由をはじめ、いろいろな小さな謎が徐々に明らかになっていって、最後の最後まで引っ張る形でした。

日常の中からふと浮き出てくる人間の喜怒哀楽や、一見幸せそうに見える人たちもそれぞれに悩みを抱えながらも、小さな幸せを探している様子を味わせてくれる、地味だけどこころをじわりと満たしてくれるお話。読むのはたいていランチの時ぐらいなので、読めても一日15分から30分。多くて1時間。でも時間をかけてこの空気の中に入り込んでいくのが心地よいと思わせてくれる作品でした。ちょっとリチャード・カーティスを彷彿とさせます。(実際に描写で彼の名前も出てきます)

結末も、「え?そうくるのか」というちょっとしたひねりがあって、かえって現実的な終わり方だなと感心しました。そうでなかったら、ただの甘めのロマンスなるところを、ちょっと格上げした感じ。

人生にはつらいこともあって、でもその辛い中にすこしずつ小さな小さな幸せが転がっている。100個の自分の断片を拾い集めながら、その瞬間を生きようというメッセージがちりばめられています。

犬を愛する著者なので、犬の役割がすごくいいんです。自分も愛犬家なので、これを読んで犬のシーンを読んだ後に自分の犬がじっとこちらを見て目が合うとしっぽを振るのを見て、心がきゅっうっとなりました。小さな幸せ。

 語彙は案外難しいと思います。辞書を結構使いました。でもいろんな素敵な表現がたくさん。kindleでけっこうハイライトをつけました。

例えばこんなの。

I think you're waiting for someone to forgive you, and it's pointless, because the only person who can do that is yourself.

The world didn't end because you made a mistake. 

誰かに許してもらおうというのは誰かの気持ちを自分でコントロールしようとすること。でも、コントロールできるのは人の心ではなくて実は自分の心。

そして、間違いのない人生なんてない。

主人公の人生の一部をこころを除きながら、自分の心を合わせて読む。そして自分も心洗われる思いをさせてもらえる。

だから物語が好きです。なんだか豊かになります。

大団円のハッピーエンドは待っていなくて、ほろ苦いけど、なんだか爽やかなエンディングを紡ぎ出すこの作家さん。なかなかお気に入りです。

1か月に1冊の目標、なんとかぎりぎり頑張っています。これは500ページを超える作品なので、ちょっと時間がかかりました。読む速度は1時間50ページを超えていたようなので、時間を確保できたらもうちょっと早く読み終わったかも。読む時間をもっと確保したいなあ。でも無理は禁物ですね。

読んでいただきありがとうございました。

個別にお返事できない非公開としてコメント欄をつけさせていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。
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Length:  384 pages / 10hrs and  47mins / about 114080 words

Total recommends:

Difficulty: 
★☆
Story:
Can't-sleep-degree:
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記 No.13(耳読書No.12)387冊目  

お越しいただきありがとうございます。こちらも映画化されたものです。アメリカの最先端の技術の陰に隠された黒人女性の活躍を、埋もれた歴史から掘り起こしたもので、第二次世界大戦前から現代までNASAの前身の機関に才能のある数学者を集められました。その中には才能のあるもの、女性も、黒人女性もいました。その中でも3人の女性に焦点を合わしています。

ノンフィクションなので、心躍るという感じではないですが、3人の女性の生い立ちを淡々と追っていく語りです。物語のように山がないので、気がそがれやすく、ノンフィクションは私の中では難しいほうですが、難しめのものも聞き返しをしながらがんばって聞くこの頃です。ナレーションはそれほど速くないので英語自体は聴きやすい方だと思います。

このところ、アメリカの黒人を扱うお話をよく聞いています。これの次もそうなんですが、こんなことが、ここ数十年でいまだ起こっていたことなのかと改めて知ることが多いです。うーん。登場する黒人女性はNASAの前身である機関から数学の能力を買われて雇われた人たち。黒人女性の中ではエリート中のエリート。彼女たちはいわゆる数学の天才たち。それでもこの仕事を得るまで大変な苦労をしています。

まだまだ隔離政策があるなか、彼女たちは隔離された敷地で、トイレも別々。それでもその才能を武器にアメリカの最先端技術の縁の下の力持ちになっていく。宇宙飛行士の命も彼女たちの計算に命がかかっている。それがなければ今の発展はなかっただろうというところが胸のすく思いで、スカッとしました。なんでこんな話が今まで埋もれていたのかと私も思いました。

面白かったのは、computerという言葉。よく考えればなるほどなんですが、この作品でやたらに最初から出てきて、すぐに気が付いたのですが、今ではPC,今打っている機械を表すのが当たり前なんですが、語尾のerは例えばrunnerは「走る人」と人を示しています。

computerも同じ。計算をする人たちもcomputerと呼ぶ。主人公の女性たちはつねにcomputerと呼ばれていました。思わず聞きながら横で仕事していた夫に「computerって人を表す言葉みたいなんだけど、確認してみて」と辞書で確認してもらって、ふたりで「へえ」ボタンでした。あと、タイトルのfiguresというのも、人物と数字のダブルミーニングかなあと思いながら聞きました。

映画はこちら、

映画はHelpでも出てきた女優さんが出てきていい感じです。原作より抑揚がもちろんあるのでなかなかよさげです。

ちょっと仕事が立て込んでいるのでこれも数日前にきき終わったのですが、更新できませんでした。その間に次の作品も聞き終わってしまったので、ガンバリマス。お次はお気に入りの作家の作品で、これも心の洗濯になりました。

読んでいただきありがとうございました。


Category: Mystery and Suspense

Length:  384 pages / 12hrs and  4mins / about 119040 words

Total recommends:

Difficulty: 
Story:
Can't-sleep-degree:
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記 No.11(耳読書No.10)385冊目  

お越しいただきありがとうございます。しばらく読んでなかった?ミステリーの順番です。ミステリーはけっこう多いので、wish listの中でどれにしようか悩んで、アメリカアマゾンで、「鉄道ミステリー」とあったのにちょっと引かれてこちらを聴いてみることに。これはシリーズもの1巻のようです。

イラク戦争に従事し、機密事項にかかわった後、イラクから帰ってきた帰還兵シドニー・ローズ。帰国後はイラク時代に死んだ恋人の形見となった警察犬クライドと鉄道警官として 働く日々だった。早くに両親を失ったシドニーが家族の様に慕う一家の娘、自分にとっては姉妹のような存在のエリスが惨殺されてしまう。容疑者はシドニーと同じイラク帰還兵でPTSDにさいなまされる恋人だった。彼は記憶が定かでない。しかし無罪を主張。果たして犯人はだれなのか。

 なかなか込み入った話の作りです。登場人物が多いし、犯人探しを最後までかく乱されます。しかも、実際の殺人とまた別にイラク時代の回想が入るのでややこしさレベルが高い。その上にネオナチな青年たちが出てきて、主軸がどこにあるのかわかりにくかったです。イラクに関しても、それが現在の殺人にどうかかわるのかというところをもっと絡んでくるのかと思いきや、全然ちがうところに事件の糸口が出てきて、しかも「わかった、犯人は猿蔵だ!」レベルのことが起きます。あ、またマニアックなことを言ってしまいました。とにかく二転三転します。イラクの影は今度も引っ張るためにとってあるって感じ。2巻以降に謎が解けるのか?

犯人が以外な人物だという意味ではやられた感がありますが、それはないやろ感も感じたので、私の中では★一つ減らしました。 

登場人物の多さと、場面展開がはやくて一瞬わかりにくくて、何度か聞き返した箇所があったので、難易度は上げました。単語のチョイスも好みがあるようで、 osmosisなんて耳にしたの久しぶりでした。2回は使ってたなあ。

アメリカらしさがたくさん感じられたのはよかったです。イラク派兵後の兵士たちのその後や、鉄道付近に群れるhoboたちの様子。言葉自体知らなかったので、なかなか勉強になりました。鉄道の描写もアメリカ映画やドラマをみているような雰囲気がありました。

自分の中でシリーズ化していくかどうかはまだ未定ですが、面白かったです。

audibleは女性の渋いナレーションで聴きやすい英語です。男性の声もうまい。ネオナチの青年たちの英語はけっこう聞き取りにくかったですが、感じがでてると思いました。

今年に入ってから、がんばって読書記録をすぐにつけるようになっています。読んだら翌日ぐらいにはがんばってますが、それもこれも読書王国に語数を記録することが功を奏しているようです。記録するには読書日記を書いて、リンクを貼るということをしているので、なかなかいいリズムです。

毎年そうですが、4月になると新体制になれるまでどうなるか未知数なところも多いので、3月までできるだけたくさん読みたくなるというのもあります。

しばらく甘めのものがなかったので、今度は一転甘ーいバンパイアロマンスをチョイスしてみました。バンパイアもの久々です。短めでこれもすぐに終わりそうです。

読んでいただきありがとうございました。


Author:Charles Dickens 
Category: Fiction (Classics)
Length: 71 pages / about 3hrs and 7 minutes  / about 28944 words 

Total recommends:

Difficulty: 
Story:☆☆
Can't-sleep-degree:☆☆
Romance-packed-degree:
☆☆
Mystery-packed-degree:☆☆

2016年英語読書日記 No47(目読書No.9)371冊目 

無料のaudibleについて本家英語ブログで特集したんですが、そのサイトを教えていただいたお友達に「angelさん、クリスマスなのでディケンズのクリスマスキャロルなんてどうでしょう?」と言われました。人にお勧めする前に自分で試さないとねと思い、まず無料のサイトからダウンロードしたものを聞きました。

記事はコチラです👇
無料で聴けるaudible

うーん、さすが、古典。なかなか難しいなというのが正直な感想でした。audible初心者の方にはちょっと勧められないなあとおもったので、Graded Readersや違うものをお勧めしました。

私もこのままでは、「読んだ」と言うには薄い理解だと思ったので、これは目でも読むことにしました。kindleだと古典なので無料でダウンロードできます。今までディケンズはGraded Readersで難易度を落として読んだことがあるのと、映画を観たことがあります。イギリスではディケンズ抜きには語れない?というぐらい英語読書を続けると出会う作家の一人です。

目で読んでもやっぱり古典であるゆえに、偉そうに簡単だとは言えないことを確認。ストーリーは複雑でもないので、わかりますが、難易度は久しぶりに★4つをつけました。

頑固おやじが改心してクリスマスを感謝して過ごそうとするお話ですが、今だ私たちがこういう古典から学ぶものは多いなと思いました。この映画をお勧めしてくださった方もいるのでまた見てみようかと思います。

これですね。

なんとか今年中に今年の読書日記が書けるめどがたってきました。なんとか早めに済まして、英語の勉強にも時間を割かないとと思っています。その割に裏読書にいそしむ私(汗)

読んでいただきありがとうございました。

Category: Fiction
Length: 432pages /
16 hrs and 45 mins
Total recommends:★★☆☆
Difficulty: 
★★
Story:★★☆☆
Can't-sleep-degree:
★★☆☆
Romance-packed-degree:
★★☆☆
Mystery-packed-degree:★★☆☆

2016年英語読書日記 No.28耳読書No.21)352冊目 

この作家のお話は何冊か読んでいます。現代ものよりもヒストリカルに重点が当てられていて、作品によってはデュアルタイムもあるけど、お話全体がかなり前の話というヒストリカルも多いです。どの作品も全体的にかなり暗い。でもその暗さがなんともいえない魅力でもあります。甘さがあまりなくて、著者の性格が出ているような気がしちゃう。

いつもはイギリスがもっと登場するのですが、これは主人公がイギリス人というだけで、舞台はほぼイタリアです。NYも出てくるけどほんのちょっと。中心は混沌としているイタリア、貧困がはびこる中、大地主に対して農民の不満がピークに達していてる状態。いままでそういうイタリアは知らなかったので、また学びました。

主人公は19才で、有名な建築家に嫁いだ女性。夫は妻に先立たれ、4才の男の子が残された。それから12年後、イタリア人の知り合いに乞われ、邸宅の設計を依頼された夫とともに家族でイタリアに訪れたところから話が始まります。

ヨーロッパの香りがプンプン、まるであちらの映画を観ているような雰囲気でした。白黒で見始めてイタリアの景色が急にカラーになったり、セピアになったりするような錯覚に陥るお話でした。この作家さんならではの色合いです。

いろんな謎があるのですが、やっぱり愛憎がもともとの原因となっていて、その吸引力でドラマにグイッと引き込まれました。

5冊読んだ中で、この作家さんの私のお気に入りはこちら、
左はヒストリカルで、右は現代も含むデュアルタイム。左はイギリスの香りがプンプンするし、右はアフリカも絡んでくるので、モザイクな感覚を味わえます。きっと訪れた場所でイメージが膨らんでお話ができてるのかなあと想像しています。描く景色がとても美しい。

どのお話もかなりノスタルジックです。

ちょっと時間ができたので、がんばって書いています。面白いことに書き出すと随分前に読み終わった野にも関わらず、物語が自分の中にざわっと沸き起こってきて面白いです。

仕事が週に6日あって、英検受け続けてるとやっぱりなかなかここまでたどり着きません(涙)でも今日も書けてうれしい。

ああ、物語っていいですねえ。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさせていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。


Author: Josephine Tey
Category: Mytery (based on history)

Length:  224pages

Total recommends:
★★☆☆ 
Difficulty: 
★★★☆ 
Story:
★★★☆
Can't-sleep-degree:
★★☆☆☆
Romance-packed-degree:☆☆☆ 
Mystery-packed-degree:
★★★☆☆

2015年英語読書日記 No.50(目読書No.13)314冊目   

これは完全に自分の趣味で読みました。もともとプランタジネット朝の話はこのところのマイブームなので、リチャード三世を扱っていると聞いて、即ダウンロードしました。教えてくださったお友達に感謝です。

しかし、プランタジネットを扱っているとはいえ、舞台は現代で(というかもう60年以上前)、主人公は刑事さん。骨折して入院する羽目になった刑事さんが、あまりにも暇な毎日の入院生活で、たまたま目にしたリチャード3世の肖像画を見てあることに気が付きます。

「この王は稀代の極悪王として有名だけど、この人相は決して悪人ではない」

リチャード3世は兄王が急逝した後、甥である跡継ぎの息子たちをロンドン塔に監禁し、人知れず彼らを殺したということで有名でした。ボズワースの戦いで、赤薔薇率いるランカスター家の末裔ヘンリー7世と戦って、殺された人物です。

「歴史は勝者によって作られる」ということを実際に、ミステリーを解明するように解いていくお話です。

これは、もともとばら戦争や、それにまつわる人物の相関がわかっていないとわかりにくいかもしれません。でも、私はすでによく知っているので、逆に新鮮さがありませんでした。残念。

何も知らずに読んだらかなり興奮したかも。当時はこの「リチャード3世は悪王ではなく、実は善王だった」という仮説はかなりセンセーショナルだったようです。ヘンリー8世のワルを押しのけてなぜ悪なのか、ほんと、歴史は作られているんだなあと思いました。

お話も 1951年のものなので、かなり堅い印象です。

英語もやっぱりかなり堅い感じでした。言い回しも今の小説とは違う印象です。だからちょっと難しめレベルかなあと思いながら読みました。語彙が難しいというか、聞きなれないものも多かったです。ストーリーが追えないほどではないです。

リチャード3世の骨が数年前発見されて、また注目を浴びたこの王様。この間ちゃんとお葬式もしてもらっていましたね。ニュースで聞きました。ヨークに行くと、なぜかMonk barの中にリチャード3世の小さな博物館があります。前回訪れたときに中に入りたかったんですが、子供が興味を示してくれず、いけませんでした。行けばよかった。

左がYorkのMonk barで、中に蝋人形が入り口にあります。
ダウンロード (5)images (1)
これを見てまた子供が行きたがっています。今度はいつ行けるかなあ。

確かこれを読みかけで、試験前に突入したような。ですので、1日で読めるだろうとたかをくくっていた割に時間がかかりました。読む時間が確保できませんでした。短い、イコール簡単とは言えないものの例かも。イアン・マキューアンのようですね。

さて次はいつも新作が出るたびに飛びつく作家さんです。今回は初めてaudibleで聴きました。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

Author: Ian MacEwan
Category: Fiction
Length: 224 pages

Total recommends: 
★★★
Difficulty: 
★★★
Story:
★★★
Can't-sleep-degree:★★
☆☆
Romance-packed-degree:
☆☆
Mystery-packed-degree:
★★☆☆

2015年英語読書日記 No.34(目読書No.9298冊目

この著者の作品を読むのは2作目です。前に読んだ作品がどうも実験的なアプローチで書いたとされるもので、なかなか難しかったので手に取るのを躊躇してました。でもお友達が読んでらっしゃって、内容に興味を持ったので挑戦。

エホバの会の熱心な信者である一家の一人息子が白血病にかかり、輸血をしなければ生命の維持が難しいのにもかかわらず、両親も本人も宗教的な理由で輸血を拒否したために病院側が司法に判断を委ね、裁判官である主人公フィオナがそのケースにかかわることになるストーリー。

ストーリーはどうなるか読めてしまうんですが、そうなることがわかっている中でどう進むのかという気持ちで読み進める感じの本だと思いました。

命の定義。宗教がからんでいるので、深く問題定義を突き付けられます。

命だけでなく、心の救済についても。

ガソリンで走る車とは違って、人間は血液を入れて体が動けばいいだけでなく、心の拠り所が必要。

「血が通った」人間であるには、心に核が必要なのだと。そのことが少年によって、60才の女性にもたらされます。

200ページちょっとですが、この人の作品はいろんな賞にノミネートされたり、受賞されたりするだけあって、使う語彙もほかの小説とは違うなあという印象です。

前に読んだ作品はこの間も触れたこちら、
これに比べたら読みやすいです。もっと素直な英文だと思いました。こちらは時代設定も現代でないのと、主要なキャラクターが複数いるので、難易度が上じゃないかなというのが私の印象です。映画化されているので日本でもよく読まれていると思うのですが、(私もその一人)なかなか手ごわいと思います。

The Children Actは言葉通り、イギリスで制定された児童法です。でもこのタイトルに子供としての権利、そして子供としての振る舞い。大人としての年齢を一日過ぎたら、今度は前日の子供としての法的な扱いが大人として扱われる。じゃあ、その心は?彼ら自身がとる行動は子供としての扱いなのか、大人としての扱いなのか。といった含みがあるのかなと勝手に思いながら読みました。そして法の限界さえも感じます。

主人公はベテラン裁判官ですが、判決を下してきた数あるケースの中の一つの彼女が一生忘れることがないだろう少年。最後の下りはわかっていても秀逸だと思いました。

語彙は辞書機能でけっこう調べました。数えたことはあまりないんですが、今回はkindleを除いてみたら、200ページちょっとなのに、90個も調べていました。実際はもっとあるはずです。理由はあとで。

たとえば、単語を少しだけ挙げてみると、
paraphernalia 
wigwam
fibrosis( sisterという小説に出ていたのにそれ以来見てなくて忘れてました。意味で思い出しました)
amorphous
doggerel
ignominy
eschatology
squalor
上げるときりがないのでこの辺で。文脈だけで類推するのは不可能なことがけっこうあったので、難易度は4にしました。

それと、印象的だったのは、読んでいてすごくイメージを要求される度合いが強かったように思います。見落としそうな些細なところにまで気を使って描かれている。そんな印象を受けました。

たまにはこういう考えさせられるものを読むのもいいですね。時間があれば一気読みしたかった作品なのは間違いないです。これはちょっとトラブル?があったので、それもあって読むのに時間がかかりました。

読んでるうちに、みるみるkindleが壊れていきました。で、半分から新しいkindleに乗り換えないといけませんでした。

さて、次は何にしようかまだ考えていません。実はkindleを買い間違えて、また交換してもらったので、一から出直しです。

新しいkindleを立ち上げてまた考えたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

Author: Susanna Kearsley
Category: Dual Time 
Length: 
 518pages (
15 hrs and 42 mins)
  • Total recommends:

    Difficulty:

    Story:

    Can't-sleep-degree:

    Romance-packed-degree:

    Adventure-packed -degree:

        • Mystery-packed-degree:


2015年英語読書日記 No.20(耳読書No.15) 
284冊目

この著者の作品は、全部じゃないけど、結構読んでいます。デュアルタイムとたまにミステリーっぽい作品を書くカナダの作家さんです。17世紀のイギリスの歴史に詳しくて、そのあたりのことを中心に書く作家でもあります。これ以外にも2,3作品はお気に入りです。スコットランドが大好きなようです。

ストーリーは、17世紀に書かれたメアリー・ダンストンという女性の日記が見つかり、それが暗号で書かれていたので、その暗号を解くために、現代の主人公であるサラが日記の持ち主のフランス人の家に滞在し、暗号を解きながら、サラとメアリーの二人の主人公の恋の行方を追うというデュアルタイムです。

主人公サラはアスペルガー症候群で、数字に天才的な才能をもっているために、暗号を見事に解き明かすというエピソードは面白いです。その謎解きがもう少し前面に出てくれても面白かったかも。アスペルガーであるがゆえの苦しみと救済が描かれていたのはよかったです。

一番有名で評判が高いのがこの作品です。これは目読書も、耳読書も両方チャレンジしました。超お気に入り。
私はこれを皮切りにいろいろ読みました。これ以外にこの著者では2,3作品お気に入りがあります。全部気に入っているわけではないです。作品によります。

この「Sophia's Secret (米では「Winter Season」)に迫る面白さだったと書いてあるコメントもあったんですが、私にとってはそこまではいきませんでした。でもこのところ、この人の作品を読んでいて気がそがれがちだったんですが、これはそこまではいかなかったです。

これは著者の作品の「Sophia's Secret」や「Marianah」などに近いロマンチックな感じがあったのがよかったです。一途な愛情の実がぱっと開くようなういういしいロマンチックさが最後にやってくるんです。それが好き。しかも過去と現代がつながってる感じはなんともいえない感覚を呼び覚ましてくれます。今回のこの「The Desperate Fortune」は主人公の間のきずながあまりないので、そこは残念ですが、何度もその手も使えませんしね。

この作家のすごいところは、過去の登場人物の多くが実在の人物であるということです。架空の人物ももちろんいます。そう、史実をもとにギャップを埋めたり、そこから掻き立てられた物語を編み出しす手法です。だから緻密な調査をして、古い文書を調べた土台の上に創作していくので厚みもあります。話の後に、調べた内容について少し語られているので、それもなかなか面白かったです。

英語に関しては、読みやすいとも言えないと思います。難しい語彙が連続して出てくるわけでもないんですが、デュアルタイムは得てして場面展開が多くて、おのずからダブルキャストなので、登場人物を把握するのが大変ですね。だから難しさレベルは★3つ半なかんじで4つにしときました。この人の作品は新しめのものになるたびにちょっと難しめなように私は感じます。

audibleだったので、ナレーションは女性一人が、スコットランド訛り、フランス語訛りを駆使して語ってくれました。でも、私にはちょっと仰々しい感じに響きました。もうすこし落ち着いていてもよかったかも。ある女性の話し方を聞いたときに、なぜかドラマ化された「アウトランダー」で魔女狩りで火刑に処されるスコットランド人女性の話し方にそっくりだったので、すぐに「あ、スコットランド訛りだ」とわかりました。そういう意味ではaudibleは価値がありますね。

これでとりあえず読み終わったものは書き終わりました。ためないでおくのはなかなか難しいです。仕事が忙しいときに聞き終わったら書けませんしね。今週の仕事が終わってほっと一息なので、うれしくてこれ書いています。

小説以外に何か違う取組み始めると、今度は目読書をする時間がかなり限られてくるので、困ったものです。ゴールデンウィークで小説を何か一気読みしたいなあとも思っています。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

  • Author: Jojo Moyes
    Category: Fiction (Romance)
    Length: 
     560 pages
    • Total recommends:

      Difficulty:

      Story:

      Can't-sleep-degree:

      Romance-packed-degree:

      Adventure-packed -degree:
                                • ☆☆
                                                • ☆☆

          • Mystery-packed-degree:

       
2015年英語読書日記 No.15(目読書No.4) 279冊目

この人の話は3冊目です。2冊読んではずれなしどころが、当たりだったので、この際制覇しちゃおうかなと思って3冊目を読みました。audibleがあるものとないものがあって、作品の中でも人気のありそうなこれはaudibleがなかったので、目で読むことにしました。500ページを超えると、隙間で読む私にとってはなかなか時間が必要です。

仕事の合間の春休みだったので、けっこう短い期間で読むことができました。集中して毎日ある一定の量を読む機会に恵まれたのもよかったです。

というより止まらなかったというほうが正しいかも。

決まった形にこだわらない著者ですが、この作品のスタイルは私の好きな「デュアルタイム」形式です。ヒロインが二人。第二次世界大戦でナチスドイツに占領されたフランスの戦争に駆り出されてしまった画家の妻と、現代のロンドンで、建築家の夫が急死した妻。

二人を結ぶのは、フランスの画家が描いた妻の肖像画。現代のヒロインが新婚旅行で訪れたスペインで偶然出くわしたその肖像画を譲り受けたことがきっかけです。

うまいのは、世界大戦中のヒロインが一体どうなってしまったのか、最後の最後までわかりません。そしてなぜ彼女の肖像画がスペインにあったのかも謎。それらを一つずつ紐解くように解かれていくのを見事に乗せられて先に進みたくなるという作りです。

これは面白い。私は止まりませんでした。

現代のロンドンでも、主人公が、肖像画をめぐって裁判を起こされて窮地に立たされます。なぜなら、その肖像画はナチスドイツによって略奪されたとされていたもので、元の画家の家族が行方を探していたものだからです。すごく価値のあるものが戦時中にナチスによって没収されて、いまだに行方不明のものあります。ときどきニュースでドイツのアパートで名画が発見されたとかいうニュースを聞きます。それぐらい名画や価値のある美術品が当時ごっそりドイツに運ばれたという事実に基づいて書かれたものだと思います。

過去も現代も、主人公たちのロマンスがしっかり描かれていて、謎を解くミステリーでもあり、裁判の心沸き立つようなシーン、どんでん返しのシーンも用意されていて、もう言うことないです。

さすがのJojo Moyes。読むたびに引き込まれます。

英語はロンドンのシーンは読みやすいですが、フランスのほうがフランス語が並ぶので簡単とは言えないかもしれません。この人の語彙はけっこう豊富なんじゃないかなと個人的には思います。会話は生き生きとしていて、描写も細やかです。難しさレベルは総合的に見て★4つにしときました。ちょっと4つが続いているような。

前に読んだ作品もそうだったんですが、私がこの人の作品でいいなと思うのが、

キャラクターの描き方です。この作品で特に気に入ったのは、現代のヒロインのお父さんや、同居人、あげるとキリがないくらい脇役がかなりいい味出しています。これは映画にしてもかなり面白いだろうなとワクワクしながら読みました。ほんとに生き生きしています。

代表作品は何度も出していますね。ご存知これ、
これの次にはこちらを読みました、
全く毛色がちがいますよ。

ほんとどれを読んでもハズレがないです。現代のイギリスを味わいたかったらこの人の作品はおすすめ。

さて、今の作品に戻ってみると、The Girl You Left Behindを読んでかなり似ている作品がありました。
舞台がよく似ているというだけですが、これ、
同じく、第二次世界大戦のフランスが舞台です。今年のベストセラーですが、Jojo Moyesの作品を読んだんじゃないか?とふと思ってしまった私です。まあ歴史ですから、似たような設定はあって当たり前と言えば当たり前ですね。でも、作家によって全然違う視点なのも面白いなとも思いました。

どちらも人気の作品ですが、私はJojo Moyesのアプローチが断然好きです。Kristin Hannahは情緒的でしっとりしていて、Jojo Moyesはドライな部分とウエットな部分がうまく混ざり合うような絶妙なコンビネーションといった感じ。まあイギリスの話というものありますね。

4冊目は何を読もうかなあ、聴こうかなあ。他の作家のもの、違うジャンルのものも読みたいですからね。

ああ、読書っていいですねえ。いろんなことが物語を通して学べるのが好き。

またまた読書日記がたまってます。仕事がまだ一巡してなくて、落ち着いていないです。これも隙間で書けました。読者がジリジリと増えているのがちょっと嬉しくて、がんばって書きました。

いつもありがとうございます。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

  • Author: Tom Rob Smith
    Category: Suspence thriller
    Length: 
     
      • Total recommends:
             
    • Difficulty:

      Story:

      Can't-sleep-degree:

      Romance-packed-degree:

      Adventure-packed -degree:

          • Mystery-packed-degree:


            2015年英語読書日記 No.18(耳読書No.14) 282冊目

        • あまりにもおもしろくて、聴き終わってすぐに書いたものです。順番が前後しますが、先にUPしときます。読者がすこしずつ増えていて、せっかく来てくださったのにあまり更新がないとね。ガンバリマス。
     
これは、生活がちょっと変わって、都会の本屋さんで洋書コーナーを覗けるようになって出会った本です。表紙が映画化バージョンでたくさん並んでいるのを見て興味をもちました。家に帰ってアメリカamazonでチェックしたら、ゲイリー・オールドマンが出てるって書いてあって、何の先入観もなしにaudibleがあったのでポチッとしました。リドリー・スコットが手がけてるそうです。

大正解。

この本を検索するとすぐに日本語のほうが出てきました。まあ数年前のベストセラーなので当たり前か。映画化でまた売れるかな?
やっぱり英語で1冊ものは日本語になると上下2冊ですね。日本語は倍という感じ。英語の方が端的に表現できて、日本語は表現豊かなゆえに長くなるのかなあ。漢字があるのに。言語の違いって不思議です。

さて、本題に移って、 英語の原作なので、舞台はどこかの部分が英語圏だろうと思っていたら、なんと舞台はすべてソビエトでした。一瞬ロシア語からの翻訳ものかと思うほど、全編通してソビエト連邦にとどまってました。

鉄のベールに包まれた時代のソビエト内での社会主義の理念のもとで、その事件を追うことすら許されない状況で、多発する猟奇殺人を国の組織から離脱してまで犯人を追おうとする主人公が、組織からも追われるという、国の矛盾を描きながらのサスペンス。

こ、これはかなり面白い。

当時の様子をあまり知ることのない私たちにとっては、当時の国の内部の様子をありありと描きながら話が進んでいくので、これはうなる展開でした。しかも007ばりの主人公の機転にもなかなかやられます。

この話と並んで、いや、もう少しおもろかったです。Child44のほうがね。ちょっとわかりやすいし。
この本と同じく、ちょっと最初は話が飛んで複雑に感じるので、把握するのに時間が必要ですが、だからこそ最後が生きてきて面白さが増します。話の構造が多層に感じるはやっぱり計算があるからなのだと最後に思える話は面白いですね。英語で読んだり、聞いたりするとそこが難しいところですが、そこを素直に受け止めて待つという聞き方で聞いてくると、あとて雲からすっと抜けて快晴になるような感覚でした。

英語はソビエトが舞台なのもあって、それほど意味を取り違えそうな語彙のオンパレードな感じではありませんでした。ロシア語訛りで英語を話すのはご愛嬌。話を追うのに、何度か30秒戻しで聞き返したりしたし、ちょっと気がそがれると、どの舞台かわかりにくくなるところがあったので、難しさレベルは★4にしときました。ピルグリムと同じ感じ。

あとで、ウィキって知ったんですが、賞を総なめした作品だったんですねえ。先入観なしに読んで、「これは面白い!」と思えた自分が嬉しかったりしました。ほんとに面白かったです。作者はイギリス人だというのも聴き終わって知りました。

物語ってほんと、いいですねえ。これは最後の終わり方も二重丸です。

しかし、だんだん忙しくなってきて、仕事を詰めてやっていたら、午後から急に体調が悪くなってきて貧血で寝てました。これは午前中に書いたものにチョット加筆しています。くすん。なんとかしないと明日は授業だ。ガンバリマス。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。


2015年英語読書日記 No4.(耳読書No.4) 268冊目


Author: Terry Hayes 

Category: Thriller

Print Length: 22hrs and 42mins or 
 896pages 
  • Total recommends:★★
    Difficulty: 
    Story:★★  
    Can't-sleep-degree:★★
    Romance-packed-degree:☆☆  
    Adventure-packed -degree:☆☆☆☆
    Mystery-packed-degree:
    ★★

久々に唸るスリラー読んだって感じです。

これは、ネタバレすると面白くないから、冒頭あらすじなしにしますね。

スパイものです。謎解きもあります。

アマゾンUSをうろうろしていておすすめに出てきたものなんですが、「ジャッカル日の再来」なんて文字を見つけて飛びついてしまいました。あれは面白い。 ミステリー好きの上司に「おすすめのものを」を聞いたら、「ジャッカルの日」を貸してくださったのがきっかけです。翻訳でも唸りました。で、映画も見ました。たしかブルース・ウィルスのリメイクあるけど、やっぱり古いほうが好きですね。悪役のエドワード・フォックスがまたかっこよかったなあ。

ということで、聴き始めたものの、普通なら1割か2割ぐらいで話にのめり込めるのが多いのですが、これは時間がかかりました。3割ぐらいいかないと把握できないかったです。 全部で22時間なので、長い。

でもバラバラに見えた違う話がひとつになってきてやっと面白くなってきました。冒頭の事件は惨殺事件でいきなりちょっと気分が悪かったです。でもこれもただの一エピソードでなく、ちゃんと絡みがありました。

あるひとりの伝説のアメリカ人スパイ通称ピルグリム。なかなかふるってます。このピルグリムのナレーションで話は進みます。あるテロリストがアメリカを狙ってとてつもなく恐ろしい手を使おうとしていることを察知して、ピルグリムがテロリストを探すという筋です。あんまりネタばれすると全然面白くないので、これもこの辺で。

舞台は主にトルコですが、アメリカvsイスラム過激派という主軸です。

本人がナレーションというのも、かえっていいかも。淡々としているようなしていないような雰囲気を持たすことに成功してるんじゃないかと思いました。これは賛否両論あるようです。

この主人公の生い立ちや、CIAの他の特殊任務についてのエピソードが途中に挿入され、テロリストの生い立ちや活動、ある殺人事件の推理も絡んできて、もう最初はどこいっちゃうのかまったくわからず迷走しそうになったんですが、あるときそれが一線上にならんですっきりしたときに、俄然面白みが増すというつくりです。

脇役がよかったです。黒人の刑事。設定もアメリカって感じでした。私からするとピルグリム(いろいろ名前持ってるんですが、これで統一しときます)が彼をすごく信用するエピソードがあるんですが、あそこは最初は感動したけど、くり返し出てくると、ちょっとしつこいかなあとも思いました。

これはなかなか読み応えのあるスリラーだ、翻訳もすぐにされるだろうと思っていたら、もうすでに翻訳されてました。へえー。
英語は5月に発売されて、もう8月には翻訳がでてるなんて。最近は特に日本語の本より英語を読むのでよくわかっていないんですが、文芸翻訳ではかなり早いんでないの?出版される段階ですでにヒットするのわかってた感じなのかなあと思いました。

おそらくそれぐらい面白いってことですね。うんうん、面白かったです。日本のアマゾンに行ったら、英語版ですでに有名な渡辺さんも書評を書いてらっしゃいました。

英語は話が前後する中盤までは英語自体にではなく、話についていくのが大変です。ラストはすっきりするのでわかりやすいと思いました。

年末からミステリーやらスリラーやらがちょっと自分の中でブームです。これの次もミステリーを聞いているんですが、全く趣向の違うコミカルなものです。

やっぱり何がコワいって、

人間が怖い。

でもその怖い人間にも深い奥底に「愛」が横たわってるんです。

この本のラストシーンの情景を思い浮かびながら終わりたいと思います。

海のシーンです。映画のような小説でした。でもあまりにタイムリーなので危険かも。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。 

Author:George Diana Gabaldon
Category:Historical Fiction

Total recommends:★★
Difficulty:★★  
Story:
★★  
Can't-sleep-degree:
★★  
Romance-packed-degree:
★★★★  
Adventure-packed -degree:
★★ 
Mystery-packed-degree:
☆☆☆

暇があるとしょっちゅUSアマゾンをうろうろしているんですが、その中で自分が読んだことのある作品が写真の表紙に変わっている時があります。

そう、映画化やドラマ化されていることが多い。夏休みに気がつきました。

映画化は無理ですね。これはしょると全然面白くない。ゴージャスにしないと映像化は無理。すぐにDVDが出てないかとチェックしたんですが、まだで待っていました。すると、日本でも見れるHuluという動画サイトでオンエアしていて、見ている人がいることを知りました。
無料期間で見るつもりだったんですが、夫が気に入って、そのまま会員になってます。そこではたいてい日本語字幕か、なしで英語のみという選択。英語字幕はあまりない。

もうそんなことにひるまないよん。字幕なしでも見たいものは見るようにしているこの頃。じゃあ、Game of Thronesでやったようにaudibleで原作を聞いて予習しようと聞き始めました。

これ実は目読書で一度読んだんですが、こんどはaudibleで聞きました。目で読んだ時の読書日記は
コチラ  
2010年に読んだので、まだまだ難しかったようです。4年後だとやっぱり進化があったのかな。覚えているのもあるので、ストレスなく聞けました。語彙力も前回より上だとおもうので、聞いて内容を把握するのはラクだったと思います。びっくりしたのは、ストーリーをけっこう覚えてたことです。

内容はとにかく濃い!耳で聞いてもやっぱり濃い。

原作聞いてからドラマを見始めました。なんと、1巻の半分以前でシーズン1が終わってました。このあとまだまだ怒涛のシーンがあるんだけど、おあずけでした。原作に忠実と聞いていたんですが、けっこう忠実だと思いました。ヒロインがすごくシリアスな感じではありますね。スコットランドを馬で駆け巡るシーン、山肌をバックになんかされると、もうワクワクします。実際はニュージーランドらしいですが(笑)

これは英語で読むのは難しい部分もあると思います。たしか700ページぐらいなので長い。いきなりこれを読むのは力が必要です。歴史も絡んでくるので背景知識がないとさらに苦しいところもあるかもしれません。わからなくてもかなりエンタな部分が多いし、セリフも多いので、読めないわけでもないとは思います。ヒストリカルロマンスが好きの人でこれを知らない人はいなかもというぐらい有名なシリーズです。ベッドシーンも多め。

コスチューム物には弱いんです、私。イギリス史が大好き。これもドラマが続きそうなので、このところのやり方で原作→字幕なしで楽しんで行きたいなと思っています。

最近読書日記を再開させたら、訪問者が増えてうれしいです。ありがとうございます。やっぱり読んでもらえると嬉しいものですね。書いた甲斐がある。

読んでいただきありがとうございます。あと少しで2014年に読んだ本の記録が終わります。ガンバリマス。

Author:Deborah Harkness
Category: Fantasy

Total recommends:
★★★☆☆  
Difficulty:★★★★☆ 
Story:★★★☆☆  
Can't-sleep-degree:★★★☆☆ 
Romance-packed-degree:★★☆☆ 
Adventure-packed -degree:☆☆☆☆☆ 
Mystery-packed-degree:★★☆☆

トリロジー(三部作)のトリです。映画化も決定のはずの最終回。魔女もバンパイアも、デーモンも龍も、お約束のものはすべて出てくる大人の女性を意識したファンタジーロマンス。作者は大学の教授でもあったと思うので、でティールも隙がない。完璧な感じです。

でも、その完璧さが面白さを生むかどうかはまた別。最後までストーリーを知りたくて読みましたが、昔、「トワイライト」を読んだ頃の自分なら喜んだかもしれないなとは思いました。それを大人版にしたようなお話だと思います。登場人物はみな金持ち過ぎるのも玉に瑕ですね(笑)最近そういうの流行ってるからしかたないですね。物語は憧れを反映するものでもあるから。

面白い要素はすべて盛り込んであるのに、なぜ自分の中で盛り上がらなかったのかというと、主人公が完璧すぎる、守るヒーローが完璧すぎる。といっても、主人公たちは悪者にこてんぱんにやられるんですが、それでもまだその完璧さは拭えないのが残念でした。最終巻ではバンパイアがほんとに死ぬ瀬戸際までやられてしまうんですが、それまで無敵に近い完璧さだったので、かえって興ざめでした。今更って感じ。

困ったときにどこからともなく魔法や、幽霊がなんとなくしてくれるってのがやっぱり都合が良すぎます。ストーリー運びもちょっと安楽。主人公がいろんなスーパー能力を身につけすぎ。キャラクターの書き込みが浅くて、感情移入しにくいです。登場人物多すぎかも。

それなりにストーリーは楽しみましたが、書いてみるとちょっとひどいですね。すみません。私たいていのものは楽しんで読むので、滅多にこんなことはないんですが。ファンタジーも好きだしなあ。

でも映画は見てみよっと(笑)映像では面白くなるかも。


 

Author:George R.R. Martin
When: February 20th ~ March 7th 2014 
Category:Fantasy

Pages:
1040pages 

Total recommends:
★★
Difficulty:★★
☆ 
Story:
★★★★ 
Can't-sleep-degree:☆  
Romance-packed-degree:☆☆☆☆  
Adventure-packed -degree:
☆  
Mystery-packed-degree:
★★★★☆


1巻を初めて手にとたったのは昨年の夏でした。その前からテレビ化されてアマゾンではベストセラーになっていたので興味はあったんですが、すでに4巻まで出てて、どれも長い・・・。なので時間のあるお休みに持ってきて読みました。最近は800ページを超えるような超大作は特に耳読書で聞くようにしています。かえって集中して早く進むので「ここまでどんな話だったけ?」みたいなことがおきにくい。語彙をクリアすればなんとかなりました。

でも1巻のサンプルを聞いてやっぱり1巻は目読書にしました。登場人物が多すぎて、舞台が多岐にわたりすぎて把握するのにかなり時間が必要だし、語彙も慣れていないうちは難しく感じました。

2巻に関してはドラマでも話を復習したし、イメージが出来上がっていたので、がんばってaudibleで挑戦。聞いたところまでのドラマを間髪入れずに観るという方法をとりました。春休みの自分へのご褒美の英語漬け生活です。仕事が始まるとちょっとできない。

ドラマと同時並行で初めて聴いたお話ですが、これがまた私には相乗効果でした。このお話は原作者とシナリオライターが同一人物なので、イメージが全く同じです。原作はより詳しくて、ドラマを美味しいところをギュッと詰めたような感じ。ドラマだけでもハマる人が多いとおもうのですが、これは原作を読んでその下にある詳しいことまでを描きながら見るとよけいに深く感じるんじゃないかなと思います。ものすごく面白かったです。

audibleでは今まで聞いた中でもかなり難しく感じましたが、ドラマで映像を見て「ああ、あれはこういうことだったのか」と確認できるので、それもすごく面白かったです。

英語で聞いてイメージして、そのイメージがくっきりと輪郭を持って映像で確認する。英語学習者として日本語を介さず理解する練習にもなりました。お話を逐一はっきり把握しながらすすめたかったので、audible→ドラマを英語字幕で→字幕なしを貫いて堪能しました。

このお話はファンタジーですが、実はファンタジーであり、歴史絵巻であり、ホラーであり、アドベンチャーものでもあり、とエンタの美味しいところをギュッと詰めたようなお話であることが2巻をすぎてわかってきました。SFモノでもあるかもしれないような示唆もあるような・・・。その壮大さにはなかなか目を見張るし、よくもこれをドラマ化したなあとも思いました。私は歴史モノが大好きなので、ちょっとギリスの中世を彷彿とさせるこの舞台設定はいたく気に入っています。

原作はやっぱり重厚で、細かいところまで描写がなされています。英語は会話部分は非常にわかりやすいですが、描写の部分が聞くには難しいところもあって、映像で見てなるほどと思うシーンも正直ありました。登場人物もすごく多いので、途中までどの舞台なのか、名前を聞き落すとしばらく把握するのに時間が必要なところもありました。しかし、その細かさこそが人気の秘密じゃないのかなあとも。キャラクターを詳細まで書き込んであるので、漫画を読んでいる感じもあります。映像化することを前提として書かれているような感じも受けました。

主人公は複数という設定なので、それが今後どうやって絡んでくるのか知らずにはいられない気持ちになります。若い主人公たちのその先も気になります。力でねじ伏せるもの、知恵でねじ伏せるもの、じっと我慢するもの。それぞれの試練を抱えながら、主人公たちがどう成長していくのか。悪が世を席巻してしまいそうになったり、正義が負けそうになったりもします。そして、ちょっと残酷なエピソードも多いですが、それらが話に厚みを持たせているんだろうなあとも思います。

これが2巻、シーズン2のトレイラー。舞台がどんどん広がってきました。

ドラマも癖のある役柄が上手くてたまりません。→脇役大好き。私はティリアン・ラニスターと残忍な父のタイロン・ラにスター(だったかな?)が今のお気に入りです。馬に乗って颯爽と現れるところなんて、もうなんてかっこいいじいちゃんなんだ。

本を読んでみるとますます面白いです。

3巻はまた夏に企画してタイアップして堪能する予定です。

A Game of Thrones (A Song of Ice and Fire, Book 1)
A Game of Thrones (A Song of Ice and Fire, Book 1) [Kindle版]
Author:George R.R. Martin
When:August ?  ~ Octorber 3rd 2013
Category: Fantasy
Pages: 831pages

Total recommends:★★★★★
Difficulty:★★★★☆
Story:★★★★☆
Can't-sleep-degree:★★☆☆☆
Romance-packed-degree:★★☆☆☆
Adventure-packed -degree:★★★★★
Mystery-packed-degree:★★☆☆☆


話題の話なので、ずいぶん前からずっと読もうと思っていました。去年のうちに読みたかったんですが、100冊を掲げていてこれに手を付けるとムリだったので実現できませんでした。テレビドラマ化もされて、漫画化もされているこの作品。ファンタジーなんですが、子供が読むにはちといろんな要素が入っているので青年向きファンタジーと言った感じです。10代前半、いや一応18歳までは読まさない方がいいかも(まあ、こういうのはけっこう高校生が読んでるんでしょうね(笑))近親相姦を始め少し残酷なシーンもあります。でもお話自体は壮大なスケールを持っています。今だにベストセラーにずっと入っている息の長いシリーズでもあります。

架空の世界ですが、描かれているのは中世にタイムスリップしたかのような世界。この著者は「アメリカのトールキン」とも言われていて、確かにThe Lord of the Ringsを読んだことがある人ならばわかると思います。でも、これはもっと原始的な欲望が渦巻いているようなお話です。だから万人向けの話でもないです。ファンタジーだけど子供には無理ですしね。それでもスケールの大きさから、このお話がヒットするのもわかるような気もします。

故意にページ数を調べずに読み始めました。知ると二の足踏んじゃいますしね。読み終わって見てみると831ページ。しかし私にはケン・フォレットの1000ページより長く感じたような気がします。最近は目で読む時間が限られているので、仕方ないですね。これは時間がかかりました。1日に読めるのは10分とかの時もありました。多くてもせいぜいつぎはぎで1時間ぐらい。2か月あまりかけて読み終えました。

それにこれは語彙がかなり難しいです。私はイギリス史が好きでちょうど並行してイギリス中世のお話を何冊も聴いていました。でも、それに比べてかなり難しかったです。中世にしか出てこないようなボキャブラリーがうようよしています。古い言い回しも多いです。鎧とか、武器類とかいろいろ。辞書で調べても出てこない語や造語と思われるものもあるのではないでしょうか。kindleの辞書機能だけでは対応できなくて、そのまま流した単語もたくさんありました。

あまりに時間がかかったのですぐに続刊を読む気にはならないです。忙しいときには不向き(笑)

時間がかかったのは置いといて、後半になるとぐっと緊迫度が上がっていきます。だから速度も上がっていったような気がします。語彙にだんだん慣れてくるというのもあったかもしれません。(中世の鎧を始め、いろんな装束類のたぐいとかね)最後の30%ぐらいはかなりの急展開。ドキドキハラハラの連続です。登場人物がかなり多いのでそこまでひっぱって行くのはちょっと苦しいですが、それぞれの主人公の道のりの勾配がぐっとあがる感じであとジェットコースターと言った感じで1巻が終わりました。今後出てきたそれぞれの主人公たちがどう絡んでいくのかが楽しみなところです。

最初は長いので、audibleで耳読書をしようと思っていたんですが、サンプルで早く感じたし、語彙が特殊なものもあるなと思ったので、目読書に切り替えました。これはネイティブスピーカーじゃない人には結構苦しいのではないかなあと私は思いました。登場人物が多くて、話が最初は散漫に感じるので、話についていけなくなる可能性大です。目読書をおススメします。この1年半ほどで、耳読書を80作品近く聴いたあとの感想ですが、ご本人の英語力にもよるので、耳読書はサンプルをきいてみてくださいね。

読書日記がなかなか追いつかない今日この頃です。今年の目標は50冊ですが、無理せず、一番大事なこと、

作品を楽しむこと

それを忘れたくないです。

The Lady of the Rivers
The Lady of the Rivers [ペーパーバック]

Author:Philippa Gregory
When:September 11th ~ September 14th 2013
Category: Fiction based on the history
Pages:  513pages (
5時間半ぐらい?
)

Total recommends:★★★★☆
Difficulty:
★★★★☆
Story:★★★☆☆
Can't-sleep-degree:★★★☆☆
Romance-packed-degree:★★★★☆
Adventure-packed -degree:★★★☆☆
Mystery-packed-degree:★★☆☆☆


英語読書累計 14516 pages  

昨年イギリスに行った時に買い込んだ本の中にあったんですが、わざわざ耳読書がしたくなりました。プランタジネット時代にタイムスリップできる感覚にはまっています。でも、これはaudible版が出てなくてわざわざaudioCDを購入しました。

CD5枚セットでした。400ページちょっとなので、10時間ぐらいかなあと思っていたんですが、1枚1時間ちょっと。ということは5時間から6時間です。もしかしてabridged版(要約版)か?と思ったんですが、調べてみるとちゃんと”unabridged”と書いてある。

英語が単に速かったということです(笑)イギリス英語で速いってけっこう珍しいです。

本も持っているので聴き終って確認するとちゃんとそのままでした。聞いたものは読むと速いことに気が付きました。ささっと読んで音が浮かぶ。本で読むより耳で聴くのと臨場感が違うような気がします。聴いてる方がイメージがわきやすいです。いくつかの個所を一応チェックしたんですが、意味を取り違えてはいなかったように思います。まあいちいち突っ込んでたらPBは最後まで読め(聴け)ませんからね。最良の方法は本を楽しむことだと私は思っています。日本語の本と同じ。解釈も多少違ってる、受け取り方も微妙な違いがあるし、好みもありますからね。

でもところどころに音楽が入っていて雰囲気よかったです。同じようなBGMのアルバム欲しくなった程。一日一善ならぬ一日1枚をめどにウォークマンに録音して聴きました。(最初ipodに入れたんですが、順番がへんてこになってあきらめました。ウォークマンの方が操作は楽)休日は仕事をしながら2枚、約2時間聴けたので、4日で聴いちゃいました。

ストーリーは
The White Queen
The White Queen [ペーパーバック]
この人、エドワード4世のお妃、エリザベス・ウッドヴィルのお母さんが主人公です。冒頭でいきなりジャンヌ・ダルクが出てきてびっくりしました。ジャンヌ・ダルクも魔女とされて火あぶりの刑に処せられていますが、このお話の主人公ジャケッタもいわゆる能力を持つ女性として描かれています。あくまでも自然な描き方なので取ってつけた感じはありません。かなり感の鋭い女性であったことは間違いなさそうです。

主人公が王様の妃じゃないので、イギリス史好きの私もけっこう最初は把握するのに苦労しました。でもなんでこの主人公がヘンリー4世王の息子であるDukeと結婚して、そのあとDukeの侍従である一回の騎士と結婚したのかよくわかりました。当時ではけっこうな身分の差の結婚みたいです。ジャケッタはフランス王族ともゆかりのある身分で、当時の王ヘンリー6世の伯父の寡婦であり、王妃の親友ですからね。相当な権力があったみたいです。二人の間には14人(もしくはもっと)も子供がいました。愛ある結婚だったようです。

こうやって歴史上の人物が生き生きとドラマを演じてくれるとものすごくわかりやすいです。まあ、こんなこと知って面白がってる人も多くないかもしれませんが(笑)職場で英語ネイティブスピーカーに「フィリッパ・グレゴリー読んでるんだ。ほらアザー・ブーリンガールの」と言っても「誰それ?」と言われる始末です。

この人の語り口はフィクションであるのがわかっていても、なんだか本人たちが動いているような錯覚に陥ります。史実をもとにして書かれていても、限界がありますからね。作者の想像力がモノを言う。

淡々としている中にも情熱を感じられるし、フィクションフィクションしていないところに魅力があるのかもしれません。ファンタジーよりどっぷりのめりこんじゃう私です(笑)

私はこの人の作品にどっぷりつかるのがPBを読む上でのちょっとした目標だったので、素直にうれしいです。しかも耳読書で堪能できるなんて。こういうことを楽しめるようになっただけで、コツコツ英語続けてきてよかったです。それが英語を勉強する目的。楽しいなあ。楽しいと苦しさも生きてきますね。

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