英語読書日記

読んだ洋書の記録です。冊数は原書を読んだ冊数で、Graded Readers等は記録に入れてません。今の目標は500冊です。一緒に英語読書楽しみましょう!

カテゴリ: ヒストリカル フィクション

Author: Ken Follett
Category: Historical Fiction
Length:  928 pages  / 30hrs and 17 mins / 287680 about  words

Total recommends: 
Difficulty: 
Story:
Can't-sleep-degree:
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記No.70
(耳読書No.58)443冊目
起こしいただきありがとうございます。やっと読書ブログ再開です。これ聞いている途中で試験を受験したので、なかなか書けませんでした。

さて、何年かぶりの「ケン・フォレット先生と行く歴史講座」です。30時間もの旅でした。この間は近代史の3部作の最終巻で、それも何年か前に読みました。このあとこのKingsbridgeシリーズ、(1巻はThe Pillars of the Earth ( 邦題「大聖堂」)の最終巻、3巻に取り掛かったわけですね。

本当に起こった歴史的な事件を絡めながら、架空の人物が大活躍するという設定はどれも同じ。

どれもフォレット節炸裂。これも炸裂でした。今回はイギリス、フランスが中心で、スペイン、アフリカ、オランダも出てきました。

善良な主人公が悪い脇役にとことんやりこめられていって、ドラマが展開します。これも1巻からのキングスブリッジの主人公たちの末裔が主人公で、枝分かれした子孫がからんでいきます。

今回はヨーロッパ史も絡めて合って世界史好きな私はとっても面白かったです。若いころ、カトリーヌ・メディチについても、メアリ・ステュアートについても日本語で詳しい本を楽しむ歴女だったので(笑)思い出しながら聴いていました。

時代はヘンリー8世が英国国教会を作って、カトリックと対立したイギリスですが、ヘンリー8世亡き後、長男エドワードがすぐに病死し、長女のカソリックのメアリーが王位を継ぐところから始まります。

今回のテーマは宗教の対立。フランスではユグノー派のプロテスタントが虐殺され、対立が激化する事件が詳細に描かれます。

イギリスではエリザベス女王が王位を継ぎ、宗教に対して寛容な態度の政治をおこないます。このエリザベス女王の描き方は歴史の教科書にでてくるような描き方でした。私はフィリッパグレゴリーのエリザベス像を最近聞いたばかりなので、ちょっとその落差を感じながらでした。

その他に出てくる有名な歴史上の人物は、花火で知られるガイ・フォークス。この人についてはあまりしらなかったので、どういう経緯でそうなったのかわかって面白かったです。

たくさんの史実と実在した人物の中に架空の主人公たちを絡めて書くのですが、歴史でおこった大事件にこの主人公たちが必ずからんでいる胡散臭さはまあご愛嬌。それがこの人の作品の面白さでもあります。

軽さはないのですが、重すぎでもないエンタテイメント。歴史的な事件を一緒に追えるおまけつきです。

この3部作は2作品までリドリー・スコット監督がドラマ化しています。私はまだ2巻のドラマは見れてません。最終巻もドラマ化するのかな。

さて、次は現代のスペインにトリップです。エンタメな作品が続きます。

読んでいただきありがとうございました。

10月合計     405,480語
累計   52,447,923語

個別にお返事できない非公開としてコメント欄をつけさせていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。
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Author:Philippa Gregory
Category: Historical Fiction
Length: 465 pages
 / 18 hrs and 33 mins / About  153760 words 

Total recommends: 
★★
Difficulty: 
Story:
Can't-sleep-degree:★★
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記No.58(耳読書No.49)431冊目
お越しいただきありがとうございます。つい最近この著者の最新作を聴いたんですが、「やっぱり夏はフィリッパ・グレゴリー」と思ったのと、人物に興味を持ったのと、本の評価もかなり高いので迷わずこの作品を購入しました。

いろんな人の立場からのテューダー朝を書くことで有名な著者ですが、このお話はヘンリー8世の最後の王妃、ヘンリー8世の寿命を延ばし、当時では珍しく、知性派としてのクイーンとして扱われているキャサリン・パーという女性の目を通してのヘンリー8世晩年のお話です。

やっぱり表向きの歴史だけでは知り得ないエピソードが満載で満足でした。これの前のカズンズワーシリーズ、ばら戦争をもたらしたプランタジネット朝は夢中になって連続で聴きました。でも、もともとテューダー朝は暗いのであまり手をつけていなかったのですが、

やっぱすごいわ、の一言でした。

イギリス史の中でも燦然と輝いているような有名なテューダー朝ですが、前回の娘のエリザべス女王の時と同じく、

暴君のなれの果てを見ることができます。徹底的に悪人のヘンリー8世。どこまでも冷酷な、ひとを人とも思わなくなってしまう独裁者が描かれています。

キャサリン・パーは王とは再再婚で王妃になり、彼の子供たちの庇護者として教育にも骨を砕きます。一方で、王妃になる前に結婚しようとしていた相手にずっと愛情を持ち続けて、ヘンリー8世の王妃として耐えに耐え忍ぶ姿、賢いがゆえにもたらされる危機はまるでサスペンスドラマのようでした。こんなに不安定な立場だったとは知らなかった。

以前に読んだヘンリー8世が狂気の境地に陥っていく様子は、見るも憐れで、思わず同情心も芽生えたんですが、ここではその後のさらに悪化したあとの王の状態なので、ただの悪人としか映りませんでした。ただのゴッドコンプレックスのおっさんになっていてびっくりした。そこまで描ける作者にもびっくりしました。負傷した足の傷口から常に腐臭がただよう中で、だれも信用できなくなっていく姿は壮絶です。それに耐えるキャサリン・パー。おとぎ話の王に見初められる女性とは全く違う、絵本とは違う、本当は監獄のような世界。

このお話では相思相愛の相手、トーマス・シーモアは非常にいい人物として描かれています。史実ではちょっとずるい彼ですが、イケメンヒーローは必要なので、良しとして聞いていました。まあ、実際には中世の人たちの価値観はかなり違っていたはずですしね。

いやあ、すごい重厚なドラマでした。舞台はイングランドのお城を転々とするので、ますますもともとの夢であるお城巡りに拍車がかかりました。王が住んだお城だけでなく、貴族が住んでいたお城も途中いろいろ調べて、行きたいところが増えちゃいました。調べたものの一つにこの間見た映画の舞台になっていたところもありました。

昔、イギリスのコッツウォルズ周辺を友人とドライブしながら泊まり歩いたことがあるんですが、その時に、キャサリン・パーが過ごした最後のお城に行ったことがあります。こじんまりとしていてお庭も素敵で、また行きたいなあと思っています。

個人的に大好きな分野なので、思い入れも強くて、面白いと感じるのも人の倍ぐらい感じてるんだと思います。

英語はこのシリーズの多くを手掛けているナレーションの方で、イギリス英語が心地よくなること請け合い。真似したくなります。

さて、8月は前半読書を我慢していたのもあって、ストレス解消に読書を後半2週間で増やしました。仕事も始まったので、なかなか大変でしたが、なんとか目標を超えることができました。うれしい。たまった読書日記を一気に書いていきたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。

個別にお返事できない非公開としてコメント欄をつけさせていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。
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Author:Philippa Gregory
Category: Historical Fiction

Length: 529 pages
 / 19 hrs and 10 mins / About  163680 words 

Total recommends: 
★★
Difficulty: 
Story:
Can't-sleep-degree:★★
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記No.55(耳読書No.46)428冊目
お越しいただきありがとうございます。常連の方はもうご存知だと思いますが、

私はイギリス史が大好きです。萌えます(笑)イギリス史、特に中世を物語の面から語る時、フィリッパ・グレゴリーは欠かせない存在です。まるでその時代にタイムスリップして王族や貴族が自ら語る人生を直接その場で聴いてるような力強い物語を描きます。かなり濃いのですが、萌えてるわたしは全然大丈夫(笑)人によってはこれはベストじゃないみたいなのを見ましたが、いつもこんな感じじゃないかなあ、と思いながら聴きました。

フィクションですが、一応史実を調べ上げた上でのフィクション。人物像の性格は著者が色づけしてあるだろうけど、細かい部分まで歴史っぽいので、ものすごく厚みがあります。語られない歴史を垣間見ることができます。

偉大であると思っていたエリザベス女王。実はこれほどきらわれていた君主もめったにいないかもと思わせるほどのパワーを持つ本でした。

大英帝国を築くきっかけとなったエリザベス1世。イギリスで最も有名な王家の一人。しかし、彼女の代で一番有名なテューダー朝が途絶えます。

テューダー朝の崩壊を招いたもの、

それは「嫉妬」。

教科書や知っている知識では、エリザベス女王は国と結婚して、国のために生涯独身を通し後継者をスコットランド王のジェームズ・ステュアートに指名して世を去る。

後継者は本当に彼でよかったのか?ほかにいなかったのか?

その答えの一つに当たるものがこの本にありました。

ちょっとだけ、angelの一口イギリス中世いっときますね(笑)

この本はヘンリー8世の妹の孫である3姉妹が主人公です。英国国教会をおこし、カソリックから離脱したヘンリー8世。プロテスタントとカソリックが対立する中、エドワードの次の王位継承者としてプロテスタントの妹が王位継承者に名を連ねていました。エドワードには二人の娘、異母姉妹である、メアリーとエリザベスがいますが、長女メアリーはスペイン王家の母の影響もあるので、カソリックで、母が離婚を言い渡されました。次女エリザベスは母親のアンブーリンが離婚の末断頭台の露と消えたので有名ですが、その時点で二人はバスタード、すなわち庶子の身分となり、正当な子供として認められていませんでした。のちに最後の王妃キャサリン・パーの尽力によって王女となったのですが、王位継承者として誰がふさわしいのかは議論の分かれるところとなったのです。

ヘンリー8世には姉と妹がいて、姉はスコットランと王家に嫁ぎ、その孫が有名なスコットランド女王メアリとなります。しかしスコットランドは強烈なカソリック。妹はもともとフランス王の王妃でしたが死別後はイギリスの貴族と再婚します。ほんとに複雑なんですが、大変な時代だったわけです。そこにヘンリーのたった一人の王子であるエドワード6世は王位をついであっという間に死んでしまいます。ヘンリー8世もですが、遺伝により病だったと言われています。昔は梅毒というのが定説でしたが、違う遺伝病という説もでてきているそうです。

ということで、ヘンリー8世の妹メアリの孫であるプロテスタントの3人姉妹が脚光を浴びることになったのです。

その長女が、ヘンリー8世の妹の孫にあたる3姉妹で一番有名なのは9日間女王と言われるジェーン・グレイです。ずっとLady Greyとして扱われていましたが、今では女王として認められたというのも聞いたことがあります。ちなみにGreyはプランタジネット朝の祖となったエドワード王の王妃の連れ子が先祖です。家系図が入り乱れてほんとに面白い。

この本のすごいところは、有名なジェーン・グレイの部分はほんの一部分で、そのあとの残された王位継承者である妹たちについて詳細にえがかれているところです。実はジェーン・グレイ自身についても、あまり資料が残っていなかったのもあって、歴史的に埋もれている部分がすごく多いと聞きました。これも以前にジェーン・グレイを扱った小説を読んだときに書いたのですが、私が学生だった頃、彼女にすごく興味をもったものの、資料が少なすぎてあまりたくさんのことはわかりませんでした。日本語でもないし、英語でも今みたいになかったのと、自分の英語力も問題もありました。

以前に読んだフィクションはこちら。
読書日記はこちら
Lady in Waiting
これはあればいいなというロマンチックなお話で、後で考えるとかなりなフィクション。一方、今回のThe Last Tudorは特にジェーングレイの部分はもっと史実に忠実なのではないかと思いながら聴きました。長女ジェーンについてのお話は最初の一部で、次女と三女のキャサリンとメアリー、特にキャサリンに焦点があてられています。

ジェーングレイ亡き後、プロテスタントの唯一の後継者になったキャサリンですが、エリザベス女王の侍女として仕えることになります。その後のエリザベス時代を彼女たちの目を通しながら知る。有名なメアリ女王も出てきます。

フィリッパ・グレゴリーのすごいところは、読んでると、いや、聴いてるのでよけいなんですが、まるで500年ほど前のロンドンにタイムスリップしたような感覚に襲われるところです。もうすごい臨場感です。

キャサリンは当時めずらしく恋愛結婚をします。相手はこれまた王室に近い貴族であるエドワード・シーモア。そして妊娠。しかし女王の許可なしに秘密裏に結婚したかどで、ロンドン塔に幽閉されてしまいます。生まれた子供は誰よりも王位に近い王子となるはずなのに、庶子扱いされます。その王子を後継者にすれば、強烈な国民の支持を得るはずなのに、あえて無視する。

そこには、嫉妬以外のなにものも存在しない。

最愛の夫と子供から引き離され、監禁状態の中泣き暮らした日々。それが彼女を蝕んでいきます。

猿と猫と犬を飼っていた彼女ですが、病に伏せってベットに横たわる横で、主人に従うように何も食べずずっとベッドの横に離れずずっと寝ていたパグ。キャサリンの死に際、目を閉じた瞬間、犬が「キューン」と泣いて、こうべを垂れた。彼女が生きている時と同様に、そしてキャサリンが死んだ後も決して離れようとしなかった。そしてチャペルに埋葬された後は、お墓の横から離れず、誰かが餌をあげても食べず、家に連れて帰ってもまた墓の前に戻り、ただひたすら墓の横でまるで喪に服すかのように寝そべる数日をおこったあと、そこで眠るように死んだいうエピソードで一気に涙が溢れました。(愛犬家なのですみません)

これがほんとかどうかは別として、それぐらいひどいしいうちを受けたのは事実だと思います。

王権ではなく愛をとったはずなのに、愛するものをすべて剥奪され王権のために黙殺された姉妹。時代が時代だけに仕方がないのですが、怒りがこみ上げてきそうになりました。

フィリッパ・グレゴリーはテューダー朝の主な貴族の女性たちをほぼ網羅して物語していますが、王権が周りの人間と本人を蝕んでいく様を描いたのは、この本と、もう一冊のこちらが飛びぬけています。
読書日記はこちら。The King's Curse

こちらは主人公はヘンリー8世のおばですが、彼女を通して狂気ともいえる人間に変身していくヘンリー8世の人生を描いています。

これらの本で私たちは独裁者が国に何をもたらすかを学べると思いました。そして、人間のエゴが人間を殺すに至る過程。普通ならありえないことも、王座にいるというだけで安易に人を傷つけることができるという危うさ。権威がどれほど怖いものかを思い知らせてくれます。

エリザベル女王のとった行動は、父王のヘンリー8世がとったのとまったく同じ末路。

このタイトルであるThe Last Tudorとは、エリザベス1世を指すともとれますが、実はこの3姉妹、特に残された二人の姉妹も同時に指していると思います。

いやあ、素晴らしい。夢中になりました。著者ご本人も書いていますが、無名のころに書いたOther B Girlを書き始めて、このThe Last Tudorでテューダー朝のお話も終わりだそうです。私はテューダー朝よりプランタジネット朝のほうが暗くなくて好きですが、テューダーちょうは全部制覇していないので、またすこしずつ読んでみようかなと思いました。

イギリス史がもともと好きだった私をイギリス中世の物語にいざなってくれた張本人。感謝の気持ちでいっぱいです。これはかなわない夢かもしれないけど、イギリスで講演会があったら是非聞いてみたいほどです。

これは中世のヒストリカルフィクションですが、お次は現代と過去の二つの主人公がいるこれも史実をもとに書かれたデュアルタイムというジャンルの本です。

読んでいただきありがとうございました。

個別にお返事できない非公開としてコメント欄をつけさせていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。
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Author: Mark Sullivan
Category: Mystery and Thriller
Length: 526 pages / 17hrs and 43mins / About 162440 words

Total recommends: 
★★★
Difficulty: 
★★
Story:
★★
Can't-sleep-degree:★★★

Romance-packed-degree:★★★★
Mystery-packed-degree:
★★

2017年英語読書日記No.36(耳読書No.31)409冊目
お越しいただきありがとうございます。事実は小説より奇なりとは言いますが、これはほんとにあったことなのか?と思うほど埋もれた歴史を元にフィクション化されている話です。すごい。

読む本を探すときに、もちろんベストセラーのランキングも利用します。アメリカアマゾンのランキングがつい先日リニューアルされて、この本がやたらに取り上げられていました。発売して間もないのに、「最も読まれている作品」として紹介されていて、コメントもけっこう絶賛。私は歴史ものには目がないのですが、第二次世界大戦物は特に好きというわけでもないです。でも洋書をたくさん読むようになって、この時代を避けることは無理なので、けっこう読んでいます。つい最近もイタリアが舞台の同じ時代のものを聞いているのでどうしようかと思いましたが、かえってわかりやすいかなと思って聞いてみることに。

大正解でした。ほんとに埋もれた歴史を教えてもらいました。

著者が知り合いから「誰にも知られていない伝説的な第二次世界大戦の隠れたヒーロー」の話を聞きつけ、その実在の自分にコンタクトをとって長時間にわたってインタビューして出来上がった作品だそうです。なので、出てくる登場人物はすべて実在の人物。ナチスドイツイタリア侵攻、イタリアパルチザン、ナチスドイツ崩壊、ムッソリーニ政権崩壊の詳細がわかりました。ほんとすごいわ。

主人公ピノが17歳の時、ドイツ軍がミラノを牛耳り始めます。心配した両親は彼と弟をスイス国境近くの山のふもとの教会が運営する寄宿学校に預けます。

そこで彼は、志高い神父に出会い、ユダヤ人救出の手伝いを秘密裏に始めます。ユダヤ人がスイスに逃亡できるように険しいアルプスの山越えのガイドとして何人もの人の命を救います。その活躍ぶりはハリー・クリフトンも真っ青?(笑)

たった17歳の少年が命を狙われながらも、自然と戦いながら人の命を救う姿だけでも感動ものなのですが、そのエピソードはほんの前半だけ。波乱万丈な彼の数年は続きます。一人の少年がこれだけ歴史の証人なってしまう偶然にびっくりしました。でも歴史的な事実は変わらないですから、ほんとにびっくりします。

ハラハラドキドキするシーンもけっこうありますが、戦争なので、残酷で、心が悲鳴をあげたくなるようなことも起こります。

ナチスドイツに抵抗するパルチザンがいつも正義を貫いているかというと、彼らのせいで犠牲になる人もいる。

独裁者ムッソリーニの最後やナチスに協力したとされるコラボレイターと呼ばれる人たちの最後は悲惨です。人々のヒステリー状態の中、まるで魔女裁判のように血祭りにあげられます。ほかにも、どんな落ち度も持ち合わせない人たちが簡単に「ファシスト」と言ってその場で殺され、金品をとられて、道にすておかれるというようなことは、二度と起きてはいけないなとゾッとしながら聴きました。

主人公ピノの体験を通して語られる世界は、「戦争は世界を、人間の心を狂わす」ということだと思いながら聴きました。「歯には歯を」の論理で人を殺すことがいかに人間のこころを蝕んでいるかということを描くことで、今私たちの世界でも起きている短絡的な事態に警鐘を鳴らしているかのようだと思いました。人は歴史から学べるはずなのに。

これは映画化されるんじゃないかと思いながら聴きました。アルプスの自然との闘いも、ロマンスも、カーチェイスもあるので、映像でもかなり派手さも出ると思います。

あくまでフィクションで、実際には正当化できないこともあっただろうけど、それを超える魅力があるのではないかと思いました。私が今まで出会った第二次世界大戦物では、これが好きです。
これは舞台がフランスです。思い出すだけで、夜空と張りつめた空気がよみがえるような気分です。透明感のあるお話が大好き。

Beneath the Scarlet Skyはもっと正面から構えた感じのお話だと思いました。

英語は歴史ものが苦手でなければ普通な感じです。男性のナレーションですが、かなり聴きやすいと思いました。ナチス将校のドイツ訛りがやけに気に入っていました。この曲者の将校は物語のキーになっていて、悪人だとしても描き方がかなりかっこよかったです。映画になったらこの役がほんとに大事だと思います(脇役好きな私)

歴史モノのの魅力は、起こったことが、まるで自分の前で起こっているかのような追体験ができることです。歴史の教科書を読んでロマンにはせていた少女の血がじぶんのなかで疼きます(笑)

17時間、500ページを超える作品でしたが、おもしろくて、これも止まらず、1週間で聴けました。

今は打って変わって、ファンタジーを聞き始めたんですが、これがまた大当たり。夢中で聴いています。この間聴いた3部作ローズシリーズより好きかも。

ああ、物語っていいですねえ。

読んでいただきありがとうございました。

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Author:Amy Harmon
Category: Historical Fiction (Romance)
Length:  372 pages / about 119090 words / 12 hours and 51 mins
 
Total recommends:
Difficulty: 
Story:
Can't-sleep-degree:
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記No.27(耳読書No.24)401冊目

お越しいただきありがとうございます。ゴールデンウィークはいかがお過ごしですか?私は読書三昧と行きたいところですが、一番最後になってしまう今日この頃です。平行してやるのは苦しいですが、楽しいので続くところが英語読書のいいところ。

このブログも随分と日の目を見てくれるようになってくれてました。読者の数は安定してきてくれたので、ちょっと嬉しい。ご要望があって、コメント欄に返事を書くようにしばらくしていたのですが、反応がほとんどないので、前回からまたコメントに直接返事を書くのを控えさせていただきました。ご質問等があれば機会を設けてブログ上でお答えさせていただきますね。

さて、今回のお話です。ヒストリカルが続きます。

ヒストリカルはかなり読んでて、ナチスドイツ侵攻についてもかなり読んできました。これもナチスドイツ侵攻のお話ですが、舞台はイタリア。いままでフランスが舞台のものはいくつか読んだり映画も見たりしたんですが、イタリア物は小説では初めてでした。映画はこれを見たことがります。

ユダヤ人の夫とイタリア人の妻そして子供が強制収容所に入れられてしまうお話。主人公の父と息子のやりとりがものすごくハートウォーミングなんですが、ほんとにほんとに悲しいお話でもあります。

小説に戻ると、これは逆パターンで、ヒロインがユダヤ系イタリア人です。イタリアにアメリカから幼少のころ連れてこられた少年アンジェロと祖父の勤め先の娘エバ。小さなころから家族のように育った二人の半生を、戦争の波に飲み込まれていきながら追っていくお話で、ロマンスの色もすごく強くて、私はこれは好きです。愛を貫くのがいいですねえ。うっとり。

舞台がフローレンスとローマが中心というのがまたいいです。古く美しい街並みを背景に、戦車でその石畳を壊しながらやってくるドイツ軍といったところでしょうか。

あと、audibleだからこその醍醐味なのですが、英語母語者でない登場人物はナレーターがその国や地方の訛りをつけて演じてくれます。これが楽しい。今回はイタリア語とドイツ語訛りの英語が飛び交いました。本物にどれだけ近いのかは別として、私にとっては訛りがあってこその英語だなと思わせてくれる体験なので、とても好きです。日本での「ネイティブになる」という風潮に対しての意識が薄まるというか、どうでもいいかと思わせてくれるというか。ある程度の正しさはあってもいいけど、行き過ぎの風潮はどうもなあとずっと思っています。

それよりも作品を楽しむことの方が自分にとっては大事かな。

これもうっとりさせてくれる愛あるロマンスでした。ドラマチックです。

読んでいただきありがとうございました。
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お返事できない非公開としてコメント欄をつけさせていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

Length:  687 pages / about 152520 words / 14 hours and 52 mins
 
Total recommends:
Difficulty: 
Story:
Can't-sleep-degree:
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記No.26(耳読書No.23)400冊目
お越しいただきありがとうございます。トリロジーの最後です。3代にわたってのお話で、トータルではなかなか面白くて楽しみました。舞台がニュージーランドというのがとてもよかったです。

今回は1巻で出てきた主人公のええっとひ孫が主人公です。主人公に近い準主人公は孫なので、ちょっとややこしいですね。でも血のつながりで話が進むのは大好き。なんだかロマンを感じます。

主人公たちの住んでいたニュージーランドのクライストチャーチ近くにあるマナーハウスから舞台はロンドン、アメリカ、ニュージーランドの北島と移っていきます。主人公は両親の意向でイギリスにある寄宿舎に連れていかれます。マオリ族の祖母を持つ主人公は疎外感を感じながら過ごし、孤独な生活に耐えます。そのあとも、若くして波乱万丈な状態にさらされるのですが、その部分は読んでいて気分が悪くなりました。10代の少女が一人で生き抜くことはかなり大変なのはわかるのですが、やっぱりひどいなあと思いながらなので、そこで面白さが半減してしまった私です。

でも、その苦労が報われる話の持って生き方なので、読了感はとてもいいです。3部作なので、やっぱり読み終わりたいですしね。

英語のナレーションは3部作すべて同じ人が読んでいるので、心地よく聴かせてもらえました。

3部作全部だったら、全体で★4つというところです。楽しめました。こういう世代を超えて物語が続く大河ものはいいですねえ。またこういうのに出会いたい私です。

これで、やっと400冊まで到達しました。うれしいです。目標まであと100冊。来年にはちょっと無理だろうけど、あと少しです。

何百冊読んでも聞いてもあまり自分の中に変化は感じませんが、というかマヒしてますが、やっぱり物語が心の中に息づいていくのはとてもいいです。心が豊かになります。

あと100冊。またコツコツと楽しみながら読み聴く日々です。

読んでいただきありがとうございました。


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Sarah Lark  (著), D.W. Lovett (翻訳)
Category: Historical Fiction
Length:  687 pages / about 212970 words / 20 hours and 28 mins
 
Total recommends:
Difficulty: 
Story:
Can't-sleep-degree:
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記No.25(耳読書No.22)399冊目
お越しいただきありがとうございます。この作品は前作の続編です。全部出ているので、今回はトリロジーを一気に聞いています。トリロジーや続き物を1年ごとに読んだりすると、忘れてることもけっこうあって、思い出すまでに時間がかかります。なので、長編に一気にとりかかることにしました。

1巻でおなじみのキャラクターが出てくるのと、その子供や孫たちが今度は主人公になるので、最後まで見届けたくなる作りです。なので、最終巻も今聴いています。

今回は1巻で主人公だった二人の孫二人が主人公です。正反対の二人を描いていますが、今回のお話は前回よりさらに男尊女卑度がひどくって、ちょっとげんなりするシーンもありました。メロドラマ路線が強いのでしかたないのかな。まあ時代を考えれば、この描写が正しいとも言えますが、それでもストーリーを最後まで見届けたくなるのは、作者の力量かなと思います。 ドラマチックなので、どんどこ引き込まれるのは間違いないです。

キャラクターは1巻ほど魅力的な人物が出てこなかったのが残念でした。ヒロイン二人もあまり素直でないし、相手役の男性も、一人卑怯だなあと思いながら聞きました。でもうまくハッピーエンドにもっていってくれたのはうれしい。

今回はニュージーランドの炭坑の様子が詳しくしれて興味深かったです。物語で当時の様子を知れるのはとても好きな部分。

英語は1巻と同じなので、難易度は★3つとしました。

とにかく長いのは同じです(笑)

4月にはいって徐々に聴くペースまでも落ちてきましたが、それでも聴く時間が一番取れているほうです。audilbeがストレス解消のこの頃。また素敵な話に出会いたいです。

読んでいただきありがとうございました。



 

Category: Historical Fiction
Length:  666 pages / about 206770 words / 22 hours and 4 mins
 
Total recommends:
Difficulty: 
Story:★☆
Can't-sleep-degree:
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記No.24(耳読書No.21)398冊目
お越しいただきありがとうございます。なんだか前回の表紙とちょっとかぶるような表紙ですねえ。舞台は違いますが、田舎の話であることは間違いないです。田舎大好き。

これはほぼじぶんの趣味の範疇に入りました。一寸メロドラマチックなのは置いといて(笑)ヒストリカルで、女性が主人公の大河ドラマのような、ロマンス。そして、自分が行ったことのある国。最初だけはイギリスですが、舞台の中心はほぼニュージーランド。私はニュージーランドは2回ほど滞在したことがあるので、親近感がわかないわけがない。

イギリスの裕福な家庭で末娘として育った少女が、父親がトランプの賭で負け、ニュージーランドからやってきた大農場の持ち主の息子の結婚相手として、はるばる船で数か月かけてニュージーランドに向かいます。同じく結婚するために移民として船に乗り込んでいた教師のヘレンと出会い意気投合します。この二人が、どちらかというと少女が主人公というお話ですが、二人がかなり絡んで物語が進みます。この二人を中心にニュージーランドの開拓時代を追っていく形です。

見知らぬ大地に根を張って生きようとする女性たちの波乱万丈記という感じで、とても面白ろかったです。こういうのは好きだなあ。この手のお話で私のベストはやっぱりこれですが、
これには勝らなくても、かなりなスピードで聴き終わりました。ヒストリカルはほんと好きです。まだまだ未開な土地、未開なことを知恵と勇気でいろんな困難を克服していく過程が魅力的だと思います。The Tea Roseよりその程度は少ないものの、ロマンスの部分も強くて、それはそれでいいと思いました。

それと、ニュージーランドの地名が出てきてなかなか楽しかったです。行ったことのある地名が出てくるのは親近感を感じますね。クライストチャーチ付近が中心で、私が滞在した中心地は北島なのですが、クライストチャーチから電車旅行をしたので、景色を楽しんだことを懐かしく思いました。(続編では北島も登場します。今は続編に突入しています)

英語は、実はこれは翻訳もので、原作はドイツ語。ドイツ語で英語圏のお話がかかれるというところもなかなか異色ですが、全然違和感がないです。ドイツ語と英語の相性がいいのもあるのかもしれません。

やっぱりこれも大人の大河ドラマでロマンス♡みたいなのがお好きな方におすすめです。ただちょっと長いかな(笑)

見てみたら一度聞いたことのあるナレーターの人でした。Pride and Prejudiceでお世話になった。イギリス英語です。中にスコットランド訛り、マオリ語も時折あります。ニュージーランドの英語は時代的にはまだって感じでしょうか。イギリス連邦の移民が多いという設定で、時折スカンジナビアの人たちも出てきます。その英語の違いを味わえるのもなかなか楽しみの一つな私です。あ、登場人物の中には、Outlanderのジェイミー・ラニスターをほんのちょっとだけですが彷彿とされるキャラクターが出てきます。あれからイメージしたのかもー。

さっきも書いたんですが、これを聞き終わったのは先週で、すでに続編を聞いていて、それももうすぐ終わります。今度は子供、孫の世代のお話。大河度はおちるものの、メロドラマ度は高いです。

これいったん書こうと思った時に、いつも頼りにしている語数を数えてくれるサイトになぜか入れなくて、そこから書く時を逸してしまいました。あまり正確とも言い難いですが、1ページの語数を数えてページ数を数えることも億劫なのでずっと利用させてもらっています。一度「angelさん、計算がおかしいで」と言われたことがあるのですが、短いのも長いのもあるようなので、トータルで考えてまあいいかという感じです。自分でだいたいで決めるよりはいいかなという程度です。あと、audibleは目で読むのじゃないから読書じゃないみたいな雰囲気を時々感じるのですが、書かれたものを聞いてでも堪能しているのは変わりはないので、自分では良しとしています。以前の様に読む時間さえ確保できればいうことはないのですが、目もかなりつらい年齢ですしね。

なによりも、自分が物語そのものを楽しむことが大事だと思っています。聴いてでも、物語を堪能したい、楽しみたいだけです。

やっと読書日記まで行き着けてうれしい♪

読んでいただきありがとうございました。


Category: Historical fiction
Length:  400 pages / about 124000 words / 
8 hrs and 50 mins

Total recommends:

Difficulty: 
☆☆
Story:
Can't-sleep-degree:
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2017年英語読書日記 No.18(耳読書No.16)392冊目 

お越しいただきありがとうございます。カテゴリーはヒストリカルフィクションにしたのですが、これはヤングアダルト、中学生ぐらいから読めるお話でもあります。でも、決して子供向けというわけではないので、英語を母国語としない大人の人が読みやすいお話と言えます。

これはなかなかよかったです。第二次世界大戦で起こったタイタニックよりも大きな悲劇。しかもあまり語られることのなかった船の沈没事故のお話です。忘れてはいけないと作者が丁寧にフィクションとして作り上げたものですが、登場人物以外はすべて史実に基づいています。 歴史を知ることができて、感動もある。以前にこの作者の作品を読んだことがあります。リトアニア系アメリカ人の作者がリトアニアの人たちのソビエトでの悲劇を描いたこれ、
これもかなり評価されていましたが、このお話も主人公の一人がリトアニア人です。どちらも作者の「歴史に埋もれさせてしまってはいけない」という思いがひしひしと伝わってくる秀作だと思いました。

港に行くまでに逃げてきたドイツ人、リトアニア人、ポーランド人、それぞれがそれぞれに事情をもっていて、戦争がなければ、こんなことにはならなかっただろうにと思わせます。

audibleのナレーションは3人なので、これまたとても贅沢な作りです。英語も聞きやすくてわかりやすいです。それと1章が短いので、気がそがれにくいというおまけつき。これは目で読んでもかなりわかりやすいと思います。難しさレベルを★一つにしようか二つにしようか悩みました。

おすすめできる理由はほかにもあります。ヤングアダルトの歴史ものなので、英語がカジュアルすぎず、俗語も少ない。なので、歴史ものがまあ大丈夫なら学習者にはもってこいだと思います。

現実にはもっと悲惨であっただろうけど、この埋もれた歴史を知れただけでも本当によかったなあと思います。

読む作品の語数がいつも悩みの種です。頼りにしているサイトの語数は少し多めのようだとも思うのですが、それしか方法がない。私の読む作品は自分が初めてのことも結構あるので、よけいに参考になるものがありません。なのでそれで統一させていただいています。語数を数えるというのは100万語多読以外でなにか必要があるのかなあと思いながらも、励みになるので多読王国で記録させてもらっています。そこに記録する前にブログをUPするという段取りなので、ブログも早くかけて相乗効果です。

読んでいただきありがとうございました。

Author:Luz Gabás  (著), Noel Hughes (翻訳)
Category: Historical fiction ( Dual time romance )
Length: 620 pages / 20hrs and 13 mins / about 192200 words

Total recommends:

Difficulty: 
Story:
Can't-sleep-degree:
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記 No.8(耳読書No.7)382冊目  

お越しいただきありがとうございます。これまた長かったです。600ページものの20時間。通常だと2週間はかかります。ちょっとこのところの生活が不規則なのもあって、早めに聞き終われました。

これはもともとスペイン語で書かれた原書を英語に翻訳したもの。すでにスペイン語で映画化もされているようです。ただのステレオタイピングですが、情熱の国スペインって感じの力強いラブストーリーでした。しかし長いのだ。

舞台はスペインとアフリカギニアのかつてスペインの植民地だった土地。主人公クラランスがある日家で父と叔父のアフリカとの手紙を見つけてしまうことから話が始まる。アフリカの大事に埋もれたままの秘密をクラランスは開こうとしていたのだった。

怒涛のストーリーでした。アフリカでの植民地の様子がすごく詳細に描かれています。これもなるほどの世界でした。勉強になります。しかし、前半がかなり長く感じられて、「最初からみえてるじゃん」という感覚で話が進むので前半の印象は★3つぐらい。でも後半から「実は」という秘密が明らかになるにつれてぐいぐい引き込まれました。なので★一つ上げました。深い深い愛の物語だったのですね。

それに、史実に基づいて書かれていると思うので、スペインとアフリカ植民地のことについて知れてよかったです。スペインから独立することになって、植民地政策によって出会い、政治が人の人生を変える。でも人の心は変えられない。心の中のヤシの実は雪国に戻ってもずっと残り、それがやがて時を経てまた運命の出会いをもたらすという、別れと出会いを描いたお話でした。

英語への翻訳ものもいままでけっこう読んでいました。この間も日本語→英語を読みました。その他にも、スウェーデン語→英語、ドイツ語→英語なども読んだことがあります。スペイン語→英語はたしかこれが2作目だと思います。印象では翻訳ものはかえって読みやすい気がします。

映画化もされています。しかし、スペイン語(汗)

どうもNetflixで見れそうです。英語字幕か日本語字幕があれば見れますねえ。見たくなってきました。

最近、読者の方がまた増えてくださっていて嬉しい限りなんですが、このブログは基本、本を読み終わらないと更新できない(笑)毎日audible以外にpodcastのニュースも聴いているので、20時間ものになるとちょっと空いてしまいます。週末以外はpodcastを義務にして、決まったニュースを聞き終わったらご褒美にaudibleというのが毎日の日課です。以前はaudibleだけに集中していた年もありました。でもそれだけでは仕事に見合う英語力の維持にはつながらないとわかったので、リスニングの力を維持するためにも、世の中でなにがおこっているのかをちょっとは把握しておくためにも、ニュースを聞くようにしています。

ですので、20時間を1週間強で聴くのはなかなか大へんでしたが、用事が多いと聴く時間が増えるというなんだか矛盾に乗じて聞きました。

ああ、物語っていいですねえ。ドラマしてました。次はちょっと短めなので、早く終わるかもです。

読んでいただきありがとうございました。


Author:Paullina Simons 
Category: Historical Romance ( WWⅡ)
Length: 810ages / 30hrs and 49 mins/ about 251100 words

Total recommends:

Difficulty: 
Story:
Can't-sleep-degree:
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記 No.1(耳読書No.1)375冊目 

とにかくね。

長いですわ。それに濃いですわ。それにこのヒロイン、自分か読んだ中で史上最高に煮え切らなくて、とってもやきもきしました。どうするんだ?ここまでじらしてという感じ。まあヒロインが一方的に悪いわけでもないんですが、とにかく30時間じらされます。後で気が付いたのですが、これトリロジーの1巻。

ロマンスの濃い―くて、波乱万丈なのが大好きならこれはうってつけです。

これはaudibleのエディターお勧めの作品を1作品分のクレジットで2作品変えるというキャンペーンで買ったものです。なので返品するのももったいない。なので耐えて聴きました。

波乱万丈のロマンスで自分的ベストは何度もあげたこれです。
これはイギリスアメリカが舞台です。

このThe Bronze Horsemanはソビエトが舞台。なので、また違う濃さがあります。もっと原始的な感じ。 最初はてっきり、ヒストリカルな舞台で馬に乗った銅像の騎士が人間に変身してヒロインを助けるロマンスかと思い込んで読みだした私です。有名な本の題名(実際ロシアにある銅像)だったわけですね。すみません。

で、いつまでたってもファンタジーにならない。王道を行くヒストリカルロマンスだと気が付いたときにはすでに数時間たっていました。耐える愛を聴きながらまた数時間。半分ぐらいまで超イライラしますが、後半は熱烈なラブシーンと逃亡劇が待っています。そのラブシーンもやっぱり濃いです(笑)

とにかくこのカップルの献身さにはびっくりなロマンスです。 そこはかなり読みごたえがあります。

原始的と書いたのは、悪い人がみんなちゃんと悪い人だから。ずるい人もちゃんとずるい。昔ソビエトの共産主義の悪いとされている描写はケン・フォレットの第二次世界大戦トリロジーや、Child44や、ジェフリー・アーチャーンのクリフトンシリーズでも出てくるんですが、そこにもっとロマンス度を増した感じのお話です。ユートピア自体が幻想ということなんだなあと思わせる書きっぷりです。でもところどころ、なんだか強引だと感じる箇所も。つじつまがあってなくても、その強引さでぐいぐいと物語が進んでいく。 

最初は★3つの感想だったんですが、ラスト数時間はかなりよかったので、ちょっとあげました。最後の終わり方は秀逸だと思ったので4つにしました。

画像を求めて検索していたら、なんと映像化の話がありました。でも、どこにも公開されたという情報がないのと、著者ご本人のHPも削除のあとがあったので、どうも企画倒れになってしまったのかも。

続きを読むかはなんとも。 

年始年末波乱万丈、ドラマチック路線でした。ロマンスはちょっとおなか一杯になったので、次はフィクションにしようかと思っています。

読んでいただきありがとうございました。 

Author:Anita Diamant
Category: Fiction
Length: 333 pages / 
 7hrs and  39mins  / about 104160 words 

Total recommends:
★★
Difficulty: 
Story:☆☆
Can't-sleep-degree:☆☆
Romance-packed-degree:
☆☆
Mystery-packed-degree:☆☆

2016年英語読書日記 No46耳読書No.38)370冊目 

ヒストリカルフィクションをよく読むので、この作品の表紙はよく目にしていたんですが、アメリカアマゾンでどなたかのコメントを読んでみたら、この作品の著者だと知りました。
これは好きです。旧約聖書の世界が舞台。原作読んですぐにテレビ映画も見ましたよ。有名俳優がごろごろいました。

このThe Boston Girlは第二次世界大戦前にイスラエルから移民した一家の娘が主人公です。最初何を思った
か、ロシアからの移民だと思って読み始めたら、イスラエルでした。そうか、作者の人はおそらくユダヤ人なんですね。ちょっと似た話ならこれです。
このお話の舞台はニューヨークですが、近代から現代のアメリカのユダヤ人一家がアメリカ社会の一員としてい暮らしていく姿を丁寧に描いているという意味では同じです。

The Boston Girlは主人公の女性が孫娘から自分の人生をインタビューされて答えていくという形をとっていて、主人公の一人称で語られるのでわかりやすいです。上の話はもっと物語らしい感じで、The Boston Girlはもっと直球ですが、私は結構楽しめました。女性の地位がまだまだ低い時代にも自分の生を懸命に生きて夢を追う姿は聴いていてよかったです。自伝をよんでいるような感じでもありました。

英語は一人称でおばあちゃんが語るのでわかりやすかったです。ゆっくりめなのはいいですよね。

この本で370冊目!がんばりましたー。あと30冊で400冊です。今掲げている目標は500冊なので、見えてきた感じです。夢中で物語の中を巡っているうちにこんなにも読んでいたんだなあとちょっと感慨深いものもあります。

実は今は目標の年間50冊を超えたので、ペースダウンです。目ではちょっと裏読書をしています。お休みですしね。うふふ。

お次の作品はクリスマスらしい作品です。お友達のお勧めで聴く、目で読む、両方で読みました。

読んでいただきありがとうございました。

Category: Historical Fiction
Length: pages: 624 pages /
23 hrs and 27 mins / 193440words

Total recommends:
★★
Difficulty: 
★★☆☆
Story:★★
Can't-sleep-degree:★★☆☆
Romance-packed-degree:
★★☆☆
Mystery-packed-degree:☆☆

2016年英語読書日記 No.37耳読書No.29)361冊目 

膨大な資料(手紙)をもとにジェファーソン大統領の娘の視点を通してジェファーソン大統領とその時代のおおきなうねりを描きながら、当時のアメリカの女性の生涯を描いた大作です。とても情緒的でした。

これを聞く前にちょっとアメリカ史をかじれた作品があったので、同年代だったので、聴いてみることにしました。
これですね。
主人公は架空の人物ですが、主人公の親友がアダムス大統領の奥さんという設定。

この作品はダイレクトにジェファーソン大統領の娘が主人公なので、もっと史実とにらめっこして書かれている。

まず、「で、ジェファーソン大統領って何代目?リパブリカン?」[「なんでファーストレディじゃなくて、アメリカのファーストドーターなのだ?」とWikipediaとにらめっこしながら聴き始めました。 ジェファーソン大統領は妻を早くに亡くしたため、大統領になった時に、ファーストレディの役を娘である主人公がつとめたことから、このタイトルとなっているわけです。 この当時からリパブリカンとデモクラティックと別れていたわけですね。

アメリカ建国の時代が学べると同時に、女性がその当時どれほど自由がなくて、その中でいかに自分の一生を生き抜こうとするかということが事細かに描かれているんですが、その中でも黒人の奴隷については、今までもいろいろ読んできたけど、ここでもそうだったんだということがたくさんありました。ジェファーソンと黒人奴隷の間で生まれたと言われている子供たちがどう生きたか知りたくなりました。

ほとんどが実在の人物を取り扱っていて、ジェファーソン大統領と娘の手紙などから話を再生させて膨らましている形をとっているので、結構説得力もあります。ロマンチックな部分。主人公の初恋はフィクションだそうですが、うまく絡めてあります。フランス革命も出てきたり、ジェファーソン大統領がかなり借金で困っていたとか、いろんなエピソードが興味深かったです。

これを聞いていて、やたらに耳にしたconcubineという言葉があります。英検1級を勉強していたら出くわす言葉ではあるんですが、文章ででてくることは試験でもめったにないので見たらわかるけど使わない語彙の一つ。、これで完全に定着しました(笑)この本の話を英語でしたときに使ったので、もう忘れることもない。まどろっこしい方法ですが、本来はこうやって言葉を覚えるもんなんだなあと実感した単語です。

英語は主人公の語りと、会話文も多いので生き生きしていて入りやすいです。とても女性的な話でもあるなあと思いました。当時の女性の視点なのでかなり封建的ですが、それが気にならないのなら面白いと思います。

さて、次は今年一押しの心ポイニャント系。私は心わしづかみにされて一気に聞いちゃいました。今年の読書日記がなかなか追いつきません(涙)がんばれー。

読んでいただきありがとうございました。 

Author:Jody Daynard 
Category: Historical fiction
Length: pages: 427 pages
  /12hrs and 37 mins /128960 words 

Total recommends:
★★
Difficulty: 
★★☆☆
Story:★★☆☆
Can't-sleep-degree:★★☆☆
Romance-packed-degree:
★★
Mystery-packed-degree:★★☆☆


2016年英語読書日記 No.34耳読書No.26)358冊目 

アメリカアマゾンではけっこう人気があるみたいなのと、ヒストリカルだったので、聴いてみることにしました。アメリカ独立前後の歴史フィクションです。

主人公はMidwife、助産婦さんです。イギリスからの独立戦争で夫を亡くした女性が奮闘しながら、独立後の建国に知らないうちにかかわっているというお話です。 親友はアダムス大統領の奥さん。彼女との交流を中心に物語が語られていきます。実在の人物を絡めながら、まだまだ女性の地位の低かった時代を生き抜く女性のお話とも言えます。

私がヒストリカルが好きなのは、物語や登場人物を通して歴史のおおきなうねりを感じたりできるとこです。主人公の目を通して歴史が作られるのを目撃しているような錯覚が好きです。私はイギリス史が特に好きなのですが、古いものならアメリカのものもオーケー。こうやって物を知れるのはいいですねえ。知らないこともけっこう多い。教科書などでは流すだけの世界史ですが、個人的体験を通すとかなり細かいことまで描かれていて、歴史を自分なりに肉付けして感じられます。このあとまたこの時代の話を聞いたのもあって、覚えてて、アメリカ人と話をするときに役に立ちました。

農場で女性が二人暮らしているんですが、当時の食べ物や、服装などの描写も細かくて、それも面白かったです。

これ書いてて初めて気が付いたんですが、続きがあるようです。日本アマゾンではUnlimitedの対象(会費を払うと読み放題になる本)です。

英語は一般的なネイティブスピーカーの女性が読むような感じです。でもそんなに難語がある印象はありませんでした。描写が結構細かいのでそこは想像力がいるかもしれません。

なんだかんだと言って、今年も残すところ1か月ちょっと

となりました。読んだ本を追っかけながら読書日記を書いています。今は45,46冊目を読んでいるところです。目標は50冊と思っていたのでいい感じです。

最近は座って本を読む時間が極端に減ったのと、目の調子がかなり悪くなってしまって目読書は今後も控えないといけないかもと思うほどです。でも、随分前からaudibleで鍛えているので、今後も耳でもいいので読書は続けていきたいなと思っています。それができる状態になんとかなっててよかった。

まだまだ力は足りないかもしれませんが、500冊目指して頑張りたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。


Category: Historical fiction
Length: pages 798 pages
  /198400 words 

Total recommends:

Difficulty: 
★★☆☆
Story:★★
Can't-sleep-degree:★★
Romance-packed-degree:
★★
Mystery-packed-degree:★★

2016年英語読書日記 No.33(目読書No.8)357冊目 

ああ、読み終わるのが悲しかったローズシリーズ最終巻です。トリロジーの最後なんですが、各巻主人公が違って完結しているのでどれも面白いです。この感想を待ってくださっていた方も何人かいらっしゃるかな?

1巻はこれ、            2巻はこれ、
1巻も2巻もこれでもかというほどの波乱万丈。どれも長いですが、超おすすめのお話です。読んでくださった方々も絶賛してくれました。

3巻はこれ以上誰が出てくるのだ?と思ったら、こうくるかとう展開でした。3巻は1,2巻の登場人物も脇役でけっこう出てきます。2巻で中心だったシドがけっこう多い。さては作者のお気に入りか?(笑)

1巻は目で、2巻はaudibleがあったので、耳で。3巻はCDを見つけたので、audibleが出るのをまっていたんですが、なかなかでない。中古でもCDを買うと送料でものすごい金額になるので、アマゾンに「audible出して!」直談判したけど「一応聞いとくわ」と言われたまま(涙)

夏休みは比較的時間も取れて、長編を読めるチャンスなので、待ちきれずにこれを読むことにしました。 

3巻は時代が第一次世界大戦に途中する時期です。舞台はネパール、イギリス、エジプト、トルコと多岐にわたっています。スケールが大きい。主軸は3兄弟の末っ子の探検家シーマスと恋人だったウィラ、愛し合いながらも離れ離れの二人。はたして二人は結ばれることができるのか?

ヒロインが強いこのシリーズ、ヒロインウィルマも他の二人に負けず劣らず強いです。片足を失いながらも戦地で活躍し、アラビアのロレンスとともに活躍するのはなかなか痛快です。ロレンス出されたら、頭の中では、ローレンス・オリビエが動いちゃうじゃないですか。やるな。オリエンタルな雰囲気も強く押し出すあたりにメロメロになってしまった私です。→歴史好き

悪役はまたこれハンサムな悪役で、これまたやられたと思わせてくれる結末でした。

ラストのシーンも穏やかで、トリロジーにふさわしいアフリカの大地の夕日でした。なんだか3巻読み終わってこのシリーズがもうないと思うセンチな気持ちも重なって、ヒロインと地平線に沈む夕日を見るような錯覚に陥って、さぶいぼが立ったわたしです。

ドラマチック大好き。ダイナミックで熱くって、このシリーズはいまだに一押しのヒストリカルロマンスです。このスケールは映画一本では済まない感じ。映画何本もみた気分になれます。

ああ、読書っていいですねえ。この本でもいろんなところを旅できました。またこんな本に出会えたらいいなあ。

読んでいただきありがとうございました。

Category: Historical Fiction ( Biblical )
Length: pages 336 pages/
  /109120words 
Total recommends:
Difficulty: 
★★☆☆
Story:★★
Can't-sleep-degree:★★☆☆
Romance-packed-degree:
★★☆☆
Mystery-packed-degree:★★☆☆

2016年英語読書日記 No.31耳読書No.24)355冊目 

この作品はちょっと前のもので2007年に出されたもの。私は歴史がからなんだフィクションが好きなので、いろいろうろうろしているうちに出くわしました。どなたかの感想でテレビシリーズで見て興味をもって原作を読んでみたというのを読んで聞いてみることにしました。終わったらそれ見たいなあと思って。

紀元前の旧約聖書の中のお話をもとにある女性の一生を丁寧に追う形をとっています。羊飼いのヤコブの最後の娘として生を受けたディナという女性が主人公。旧約聖書の世界ですが、宗教的というより、ヒューマンドラマと言ったほうがいいです。数奇な運命を生き抜く主人公ディナに共感を覚えました。

しかし聖書のたった1ページぐらいにしか出てこないある女性の一生をここまで膨らませて描ける著者にあっぱれです。素晴らしい。

聖書と言っても、旧約聖書のほうで、キリストが生まれる随分前のエピソード。その父の父の父の、ええっと何代前でしたっけ。覚えてませんが、イスラエルの地で移動生活をする一族。思わず聖書で確認した私です。旧約聖書は物語みたいと昔からおもっていたんですが、やっぱりそうでした。

一夫多妻制で、ヤコブの妻たちはレッドテントと呼ばれる中で生活をし、女性のお産をつかさどっていた。そこから末娘ディナも助産婦としての腕を上げていくことになる。

舞台は砂漠のイスラエル、エジプト、旧約聖書に出てくる場所が舞台です。当時の厳しい暮らしと厳しい戒律が垣間見られるし、人々の動きがとてもダイナミック。悲しい出来事をも淡々とディナが語る形ですが、その物語はダイナミックです。

歴史上の人物が物語の中で活躍するのを読んだり、見たりすることで歴史を堪能するが自分の趣味の中心です。学生の時は歴史便覧を眺めてロマンを感じる少女でした(笑)これもそんな一つになりました。英語を使っているときに、歴史がわかっているとけっこう理解が深まることも多い。これを人は教養と呼ぶのかも。でも私のは偏りすぎて(笑)役に立っているのかどうか(汗)世界史の先生も知らないことも時々知ってて面白がられます。

熱い砂漠の中で繰り広げられるドラマに没頭しました。

これは原作を聞き終わったら映画(テレビドラマ)を観ようと思っていました。

これ、

テレビとは思えない豪華キャスト。レベッカ・ファーガソンが主人公で、ミミ―ドライバーがお母さん役。父親のヤコブにはGame of Thronesに出てるイアン・グレン。この人この前テレビでバイオハザードでも出てた。ゾルゲ役で日本映画にも出てるんですねえ。他にもGOTに出ていた俳優さんがいました。私はこの映画も堪能しました。

大昔でもやっぱり人間は人間らしく振舞っていて、原始の世界では人間はもっとダイナミックですが、愛憎もなにもかも砂の中に埋まっていくんだなあと思った作品でした。

歴史好きにはこれはお勧め。

ああ、メイクドラマしてました。

今日もがんばって更新できた。うれしいなあ。


読んでいただきありがとうございました。

Category: Fiction
Length: 432pages /
16 hrs and 45 mins
Total recommends:★★☆☆
Difficulty: 
★★
Story:★★☆☆
Can't-sleep-degree:
★★☆☆
Romance-packed-degree:
★★☆☆
Mystery-packed-degree:★★☆☆

2016年英語読書日記 No.28耳読書No.21)352冊目 

この作家のお話は何冊か読んでいます。現代ものよりもヒストリカルに重点が当てられていて、作品によってはデュアルタイムもあるけど、お話全体がかなり前の話というヒストリカルも多いです。どの作品も全体的にかなり暗い。でもその暗さがなんともいえない魅力でもあります。甘さがあまりなくて、著者の性格が出ているような気がしちゃう。

いつもはイギリスがもっと登場するのですが、これは主人公がイギリス人というだけで、舞台はほぼイタリアです。NYも出てくるけどほんのちょっと。中心は混沌としているイタリア、貧困がはびこる中、大地主に対して農民の不満がピークに達していてる状態。いままでそういうイタリアは知らなかったので、また学びました。

主人公は19才で、有名な建築家に嫁いだ女性。夫は妻に先立たれ、4才の男の子が残された。それから12年後、イタリア人の知り合いに乞われ、邸宅の設計を依頼された夫とともに家族でイタリアに訪れたところから話が始まります。

ヨーロッパの香りがプンプン、まるであちらの映画を観ているような雰囲気でした。白黒で見始めてイタリアの景色が急にカラーになったり、セピアになったりするような錯覚に陥るお話でした。この作家さんならではの色合いです。

いろんな謎があるのですが、やっぱり愛憎がもともとの原因となっていて、その吸引力でドラマにグイッと引き込まれました。

5冊読んだ中で、この作家さんの私のお気に入りはこちら、
左はヒストリカルで、右は現代も含むデュアルタイム。左はイギリスの香りがプンプンするし、右はアフリカも絡んでくるので、モザイクな感覚を味わえます。きっと訪れた場所でイメージが膨らんでお話ができてるのかなあと想像しています。描く景色がとても美しい。

どのお話もかなりノスタルジックです。

ちょっと時間ができたので、がんばって書いています。面白いことに書き出すと随分前に読み終わった野にも関わらず、物語が自分の中にざわっと沸き起こってきて面白いです。

仕事が週に6日あって、英検受け続けてるとやっぱりなかなかここまでたどり着きません(涙)でも今日も書けてうれしい。

ああ、物語っていいですねえ。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさせていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。


Category: Historical Fiction
Length: 401pages 

Total recommends:★★★★★
Difficulty: 
★★☆☆
Story:
★★★★☆
Can't-sleep-degree:
★★★☆☆
Romance-packed-degree:
★★☆☆
Mystery-packed-degree:★★☆☆

2016年英語読書日記 No.16(目読書No.5)340冊目    

この作者の作品は2作目です。最初はこれを読みました。
デュアルタイム形式の話が大好き。これはミステリー仕立ての要素が強くてとても面白いし、読みやすいけど、歴史もよくわかって深い。史実に基づいたフィクションが大好きなので、また読んでみようと思わせてくれました。

次に手に取ったこのThe Plum Treeは歴史ものとしてはかなり層の厚いナチスドイツのお話。What She Left Behindより先に書かれたもので、デュアルタイムではありませんでした。ドイツ国内での戦時中が中心で、視点がユダヤ人青年と恋に落ちたドイツ人の女性のお話です。ドイツ人であるにもかかわらず、ユダヤ人をかばったかどで強制収容所に連れていかれるお話なので、これまた軽い感じではなかったです。

でもそこがこの作者の魅力かもと思いながら読みました。主人公がつらい経験を重ねながらも懸命に生き抜く姿にこころをつかまれたままラストまですすめます。

先ほども「層が厚い」と書きましたが、歴史ものでも一番多いのでは?忘れてはいけないことでもあるので、心が痛くなる物語がたくさんあります。私もかなり読みました。

他にも第2次世界大戦を扱った秀逸なお話は多いです。上にご紹介した二つは映画化もされています。両方よかったです。原作がいいものは映画化されるものも多い。

英語はわかりやすいと思います。当時のドイツ国内の様子がよくわかって興味深かったです。途中ヒトラーが出てくるけど、そこはなんか作った感じだなあと思いながら読みました。なぜかインディージョーンズ最後の聖戦のヒトラー登場のシーンを思い出しました(笑)

歴史から私たちが他人とのかかわりをすごく学べて、一人一人の努力が実は大きな力になっていくんだと思わせてくれる。悪意は麻薬みたいで、あっという間に善意を凌駕してしまうけれど、それでも人間は愛おしいものだと作家が永遠に書き続ければ、小さな一歩になる。

読んだ私たちが今度は周りの人に優しさを届ける。

そんなループを、見えないループを作り出す世界が好きです。

読書をやめられないのは、人間はそれを学び続けなければいけないからかも。

読書っていいですねえ。

夏休みに入ってたまった読書日記をなんとか頑張って更新しています。読者も少しずつですが、来てくださるようになって嬉しい。読書日記は案外あるようで少ないので、このブログが役に立ってくれるとほんとにうれしいです。

読書日記を書くのはすごく難しいです。ネタバレはできないけど、どう面白かったのかを伝えるにはすごく言葉が必要なので。普段もう少し頻繁に更新している本家の英語ブログより難しかったりも。読んだ記録はたくさん見かけても、読みたいと思わせる文章を書くのは難しいのは書いてらっしゃる方はわかっていただけると思います。くどくなってもいけないし、あっさりだとわかりにくい。

去年から1年間「TIMEマラソン」と称して1年間隅から隅まで読むことを課していたので、目で読む読書の量がかなり減りました。さらに、試験も定期的に受け続てきたので、かなり苦しかったです。

この春からは仕事がさらに激増して、準備に時間も取られるので、やっぱり目で読む機会が減っています。その分耳でaudibleを聞く日々です。最近はaudibleが充実してきたので、目で読むものを選ぶのが難しかったりします。この人の作品はめずらしくaudible化されていません。

英語力を上げるという意味では、試験勉強にはまったくかなわない英語読書。でも私は英語読書がなかったら、とっくに英語をあきらめていたかも。

年間50もの物語の波に身をゆだねられる幸せは、試験勉強では味わえない幸せです。心が豊かになった気にさせてもらえるだけでも感謝。

そして、気が付くと自分の土台を強くしてくれている。

そのことが伝わればと思いいつも書く日々です。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさせていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。

Category: Historical Fiction
Length: 880pages / 43 hrs and 51 mins

Total recommends:★★★★☆
Difficulty: ★★★★☆

Story:
★★☆☆
Can't-sleep-degree:
★★★☆☆
Romance-packed-degree:★★★★★
Mystery-packed-degree:
★★☆☆

2016年英語読書日記 No.15(耳読書No.11)339冊目   

ブログ村にも入ったものの、記事自体が書けない状態が続いたので、読者が減っています。夏休みはノルマにして更新したいと思います。

さて、言わずと知れたベストセラー、Outlanderシリーズ第3弾。今やドラマ化もされているので、日本でもかなり知名度が高いのでは?私はドラマ化されることを知らずに読み始めたんですが、これははまる人ははまるお話で、ヒストリカルフィクションとして一大ブームを起こしたと言えるシリーズだと思います。

1巻はかなーり濃くて波乱万丈でした。2巻はちょっと停滞気味な部分もありましたが、最後は怒涛の展開。

3巻は、ええ!そう行きますか!みたいな展開でした。タイトル通り。

ただ、どの巻もですが、とにかく濃くて長いのだ。

でも、読み応えがあるのも事実です。波乱万丈とはこういうことをいうのねという展開が待っています。舞台も1巻はスコットランド、2巻はパリとスコットランド。3巻はさらに・・・あ、ネタバレはしないでおきます。

この3巻はドラマのシーズン2が原作では3の部分も入るとちらっと聞いたので、ドラマが始まるまでにと思ってガンバって聞きました。で、ドラマは3巻は関係なかったという(笑)まあいいか。

ドラマはこちら。原作よりシリアス度が強くて、ヒロインがあんまり羽目をはずさないんですが、それがかえってドラマを生かしているような気もします。ヒロインクレアをどこまでも守る、ジェイミー(下の人)の印象はすごく原作とドラマはあっているんじゃないかと思います。誠実さもいいし、なんといってもスコットランド訛りが効果的です。

原作では2巻なので、お間違いなく。この読書日記は3巻です。

ドラマ化するにあたって、「ちょっと年齢が高めだなあ」という印象だったんですが、2巻3巻になってくると、なぜそうなのかわかります。

巻が進むにつれて、いろんな歴史が絡んできて、「ほおお」と思います。ありそうもない破天荒さを持ちつつも、史実を調べながらフィクション化しているのはやっぱり重みがありますね。エンタメとしてドラマ化されるのもうなずけます。映画化は無理ですね。長すぎます。これは昨今のドラマブームで出るべきして出てきた原作だと思います。スケールも大きいけど、舞台も多岐にわたっていて映画化は無理。ドラマに映画並みの予算をかけるようになって初めて実現できたものだと思います。映像は景色も美しいのでスコットランドに行きたくなります。(でもロケ地はニュージーランドだと聞いていますが(笑))

英語は1,2巻同様簡単でもないけど、でも会話文も多いのでいったん世界に入れれば大丈夫だと思います。

さて、お次はポイニャント系のお話です。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさせていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。 


Author:Lindsay Ashford
Category: Historical Romance
Length:  413 pages / 12hrs and 12mins

Total recommends:★★★★☆
Difficulty: ★★☆☆☆

Story:
★★☆☆☆
Can't-sleep-degree:
★★★☆
Romance-packed-degree:★★
Mystery-packed-degree:
★★★★

2016年英語読書日記 No.12(耳読書No.8)336冊目   

ハラハラのサスペンスのあとは、心潤うロマンスでなくっちゃと、これを聞いてみました。

ロマンスとファミリーサーガを取り混ぜたドラマです。

時代は第二次世界大戦終了直前で、夫が戦地で行方不明になり、まだ幼い息子を抱えて働きに出るエヴァ。友人とたまたま行ったダンスでアメリカ人の黒人兵士ビルと出会う。当時はまだまだ人種差別のひどい時代だったが、エヴァは自分の息子ディビットが痣を持って生まれてきたことで夫に蔑まれた経験から、そんな気持ちを持たずにビルに惹かれ始める。戦争が終局を迎える中、エヴァはビルの子供を身ごもっていることに気付くが、夫は死んだかどうかもわからず、ビルは戦地に送られてしまう。

聴き始めは、「これはポイニャントだ」「うーん、メロドラマ」路線だと思いながらでした。主人公の一人であるエヴァの行動が軽はずみ過ぎて、ハラハラします。そうなることがわかってるのに、なんでやねんみたいな方向に話が進む。

話が後半に入ると、主人公はエヴァとビルの娘であるルイーザになります。ここでまたルイーザが酷い目に遭います。これがかわいそうでかわいそうで。彼女の幸せを願わずにはいられない作者の術中にはまります。

話はメロドラマと書いたように、ちょっと短絡的で都合のいい展開もありましたが、後半がそれを打ち消してくれる形です。最後は読了感がいいです。

重いテーマの人種差別を描いて、やるせない気持ちにもなるんですが、それを凌駕して生き抜いて、愛を勝ち取る登場人物たちに最後は共感も覚えました。最初のうち黒人に対する描き方が好感を持てませんでした。当時のことを書こうとおもったらああなるのかなとも思いましたが、白人から見た黒人という印象を受けました。

人種差別といえば、最近では「Everything I never told you」というもっともっと心苦しい作品を読んだんですが、これはどちらかというと、メロドラマなので、あそこまでは深くはないです。

ロマンスと思うと面白いです。ドラマチックなのはいいのだ。

英語はわかりやすいと思いました。イギリスが舞台なのでイギリス英語ですが、ウェールズ訛りと思われるアクセント、南部を意識したアメリカ英語も出てきます。悲劇的なシチュエーションもナレーションが淡々としていて、すごく冷静だなと何度も思いました。

話も過去にさかのぼることが多いので、同じエピソードがまた説明されるということがあって、私たちにはそれがかえってわかりやすいと思います。ああ、そうだったと確認できますからね。

これもアマゾンプライムでプライム会員は今無料で読めるようです。最近多いですねえ。

すごく珍しいことなんですが、旧ブログのランキングにものすごく近づいてるこのブログ。ライバルは自分。とうのは嘘で、もうこれ以上は望みません。英語読書好きの人が来てくださるだけで十分嬉しい私です。

今日も読んでいただきありがとうございました。

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